おすすめ和菓子『月の雫』《川口屋》

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

今週末は、各地で運動会が催されるところも多いのではないでしょうか。東海地方は台風も去って、晴天に恵まれそうでホッと一息といったところ。ただコロナの影響もあり、全面開催というよりも自分の子どもの出し物の時間(学年ごと)だけ参観して、速やかに退去する方針の学校も多いみたいですね。

…1日中、外で観戦するより、そのシステムの方が楽でいいなぁなんて思っていたりします。

さて、今回は秋の夜長にふさわしい美しい和菓子を見つけたので、ご紹介したいと思います。

『月の雫』葛製

『月の雫』1個330円 

賞味期限2日《川口屋》

熊本で採れた栗と砂糖だけを使用した栗餡を、生葛で包んだ一品です。

生葛とは

透明感あふれる葛製の御菓子は、葛粉を加熱しながら練り上げ、最後の工程で蒸すことで出来上がる。

蒸さないものを「生葛」と呼ぶ。最後の工程で蒸さないことで、磨りガラス状の葛菓子が出来上がる。

参考:和菓子の製法~『葛製』

水面に映った月の風情を見立てた意匠ですが、『月の雫』という菓銘が何とも趣深くて素敵です。思わず《川口屋》さんにそうお伝えしたところ、

「池や湖などに映った月の姿、水面にぼんやりと映える感じを御菓子にしたものなんですよ。盃に月を映して呑んだりしてたなんて話もあります。」と教えてくださいました。

なんて風流な楽しみかたなんでしょう✨これは、ぜひやってみたいものですね。ちょうど10月は「十三夜」があります(10月18日)。盃に月を映しながら静謐さを味わうのも良いかもしれませんね。「十五夜」はあいにくの天気で月は雲隠れしていましたが、これって「片月見」になるのかしら?

十五夜、十三夜どちらか一方の月しか見ないことを片月見(かたつきみ)といい、縁起の良くないものとの言い伝えがある。

本日はひとまず美酒ではなく、抹茶でいただきましょう。

ひとくちメモ

  • ふんわり、ぷにぷにした口当たりの葛製。
  • 栗きんとんがつるりと喉を通っていく感じ。
  • 中は栗きんとん。栗のつぶつぶが残っている状態。
  • 甘さ控えめ。密かにファンが多いというのも納得の美味しさ。

今回ご紹介した和菓子店舗

《川口屋》

住所:名古屋市中区錦3-13-12地下鉄「栄」駅から徒歩約4分

営業時間 9:30~17:30

定休日 日曜日・祝日・第3月曜日

電話番号 052-971-3389(予約可)

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