こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
二十四節気【立春】の前日は、季節を分ける【節分】。季節の分かれ目は邪気が入りこみやすいと考えられ、様々な邪気払いの行事が行われて来ました。【節分】の“豆まき”もそのひとつ。鬼を追い払う豆は、五穀の中でも穀霊が宿るといわれる大豆です。豆が「魔を滅する(魔滅)」に通じ、無病息災を祈る意味があるそうですよ。
そこで今回は【節分】~【立春】の季節の変わり目に相応しい2つの和菓子をご用意いたしました。どうぞお楽しみください。
【節分】和菓子『福豆』
『福豆』《京菓子司 亀広良》
▪︎販売価格:1個330円(税込)
▪︎京こなし製 丹波大納言小豆こし餡
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:小麦粉
ふっくらとした節分豆を模した京こなし製の『福豆』。「福豆」とは炒った大豆を桝に入れ、神棚にお供えしたものを指します。
焼き目がついているのが炒った豆の雰囲気を醸し出していますね。京こなしに入っている一筋の線がまるでにっこりと笑みを浮かべた表情にも見えてくるから、愉快愉快。福豆で「鬼は外!福は内!」と豆まきすれば、お多福さんもにっこりと微笑んでくれることでしょう。
豆まきをしたあとは「年取り豆※」をいただきます。※自分の年齢だけ、もしくは年齢の数+1個だけ食べる
もうそんなに食べられないので和菓子の『福豆』で代用いたしましょう。
【立春】の和菓子『初音』
『初音』《京菓子司 亀広良》
▪︎販売価格:1個330円(税込)
▪︎薯蕷製 備中白小豆みどり餡
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:やまいも
「初音」とは鳥獣などがその年、その季節に初めて鳴く声をいい、特に鶯の初声を指します。「鶯」は【三春】の季語。別名を春告鳥というように、春の訪れとともに和菓子屋さんの店頭には鶯をテーマとした御菓子が並びます。
《亀広良》さんの『初音』は薯蕷饅頭に「梅に鶯」の情景を描いた焼き印が押されていますね。ほんのり色づいた一重梅(色)が待ちわびた春の喜びを表しています。
「初音」を待ちわびた方もいらっしゃいました。源氏物語の明石の君です。3才の頃にお別れになった明石の姫君に、五葉の松に結んで歌が六条院に届けられます。
長い間、まつ(松、待つ)ということだけで過ごしてきました。せめて今日は鶯の初音-初便りをお聞かせください、と。
季節の上生菓子セット内容
季節の上生菓子セット(左から順に)
◇『福豆』京こなし製 丹波大納言小豆こし餡
◇『初音』薯蕷製 備中白小豆みどり餡
◇『芝の雪』大島きんとん製 備中白小豆つぶ餡
1箱3個入り 1,101円(税込)
今回ご紹介した和菓子店舗
《京菓子司 亀広良》
住 所 | 〒451-0025 愛知県名古屋市西区上名古屋1-9-26 ・名古屋市営地下鉄名城線「名城公園」駅1番出口徒歩8分 |
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電話 Fax | 052-531-3494 052-531-3494 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
休業日 | 火曜日・水曜日 |
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