こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
二十四節気では6月5日より【芒種】に入りました。江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧」に依れば ※こよみ(暦)便覧は、江戸時代に出版された暦の解説書
「芒」とは、イネ科植物の穂先で針のように尖っている部分のこと。【芒種】とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃のことを表しています。蒸し暑さに身体が堪える時期ではないでしょうか。体調管理に十分に気をつけたいものです。
【芒種】の七十二候 | 名称 | 意味 |
初侯 6月5日〜6月9日頃 | 蟷螂生(かまきりしょうず) | 秋に生みつけられた卵から、かまきりが誕生する頃 |
次侯 6月10日〜6月15日頃 | 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる) | ホタルが暗闇に光を放ちながら飛び交う頃 |
末侯 6月16日〜6月20日頃 | 梅子黄(うめのみきばむ) | 梅雨入りと同じくして、梅の実が薄黄色に色づく頃 |
今回ご紹介するのは山口県萩市に旅行した際に買い求めた伝統的な和菓子『夏蜜柑丸漬』。いったいどんな味わいなのでしょう。
『夏蜜柑丸漬』夏みかん菓子

『夏蜜柑丸漬』《光國本店》
▪︎販売価格:1個 1,458円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より約1ヶ月(冷蔵保存の場合)
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:100あたり 285kcal
『夏蜜柑丸漬』は萩城·花江茶亭でも提供されている御菓子。大正5年に3代目・光國義太郎により作られた《光國本店》さんの代表銘菓です。箱に夏蜜柑丸ごと入っている姿は否が応でも目を引きます。夏蜜柑丸ごと使った御菓子といえば《老松》さんの『夏柑糖』が思い浮かびますが、あちらはさっぱりとしたゼリーが中に入っています。『夏蜜柑丸漬』の中には上品な甘さの羊羹がたっぷり。蜜漬けされた夏蜜柑の皮はほろ苦さもあり、見た目に反してあっさりといただけます。

原材料名 | 夏みかん(山口県萩市産)、砂糖(国内製造)、寒天、白あん(手芒豆、いんげん豆) |
皮を漬ける蜜は大正5年の創製から継ぎ足し使っているうちに、エキスが混ざって独特の旨味を生み出しているというから驚きです。薄くスライスして食べても肉厚で食べ応えがあります。


味わい深いのでお茶はもちろんのこと、洋酒との相性も抜群です。
今回ご紹介した和菓子店舗
《光國本店》
住 所 | 〒758-0034 山口県萩市大字熊谷町42 □ JR萩駅より萩循環まぁーるバス西回り利用 寺町バス停下車から徒歩2分 □ 山陽道防府東ICから国道262・9号経由 60km (1時間20分) |
---|---|
電 話 FAX | 0838-22-0239 0838-22-0241 |
営業時間 | 【月曜日~土曜日】9:00〜17:00 【日曜日】10:00~17:00 |
定休日 | 火曜日(ゴールデンウィーク・お盆を除く) |
コメント