こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
JR 名古屋高島屋【大京都展】で必ず立ち寄る《俵屋吉富》さん。上生菓子の実演販売も然ることながら、【大京都展】限定商品や通常は京都の直営店にしか置いてないものが並べられているので、テンション高くあれこれ購入してしまいます。

今回も代表銘菓『雲龍』の京都直営店バージョンを見つけてしまい思わず手に取ってしまいました。白小豆の『白雲龍』も相当気になったのですが、さすがに棹菓子2本は多すぎると自粛。さて、復刻版の『雲龍』はどんな味わいなのでしょう。
京銘菓『復刻 雲龍』村雨製

京銘菓『復刻 雲龍』《京菓子司 俵屋吉富》
▪︎販売価格:1本(半棹) 1,296円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より【春季·秋季】20日間【夏季】15日間【冬季】25日間▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:100gあたり 258kcal
《俵屋吉富》さんの代表銘菓『雲龍』は村雨餡で小倉餡を巻き込んだ、独特な姿をした棹菓子です。通常の小倉餡バージョンはデパートの銘菓百選などでも取り扱いがありますが、丹波大納言小豆バージョンは京都直営店でしか購入できない代物。この独特な意匠も、昔から今も変わらず職人さんが一本一本巻き上げているそうです。



[雲龍図]といえば春に訪れた「天龍寺」が思い浮かぶのですが、こちらの『雲龍』は七代目菓匠・石原留治郎が京都・相国寺が所蔵する「雲龍図」(狩野洞春筆)に感銘を受けて作り上げたもの。雲にのる龍の荘厳で雄々しい姿を菓子で表現できないかと長年にわたり試行錯誤したうえ出来上がった逸品なのです。

原材料名 | 砂糖(国内製造)、小豆、丹波大納言小豆、還元水飴、米粉、餅粉、寒天/トレハロース |
一口食べて驚いたのは、そのしっとり感。村雨餡は、蒸すことで米粉の性質により独特のホロホロした口あたりが生み出される製法です。なので食べたときにホロホロした食感が口のなかで主張するものですが、《俵屋吉富》さんの『雲龍』はひと味違う✨中の丹波大納言小豆あんと絶妙にコントラストを感じさせながらも典雅な味わいへと昇華しているのです。七代目・留治郎が「雲龍」を見たときに感じた心境を御菓子を通じて味わっているかのようでした。
『村雨』の製法 1.固めに炊いたこし餡に米粉(もち米や寒梅粉)を混ぜ合わせて練り、そぼろ状にする。 2.蒸籠(せいろ)に敷きつめ、じっくりと蒸し上げる。 |
今回ご紹介した和菓子店舗
《京菓子司 俵屋吉富》本店
住 所 | 〒602-0029 京都市上京区室町通上立売上ル ◇ 駐車場:本店向い お客様駐車場(1台) □ 京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅下車 徒歩約5分 |
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電 話 FAX | 075-432-2211 075-432-9271 |
営業時間 | 8:00〜16:00 |
定休日 | 毎週 日曜日・水曜日 |
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