こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
7月6日,7日に徳川園にて行われる「第65期王位戦 第1局」。タイトル戦では藤井聡太八冠が召し上がるおやつにも注目が集まることから「勝負おやつコンテスト」が開催されています。
地元ゆかりのおやつで名古屋の魅力を発信しようという試みですね。二次審査は一次審査で選出された候補20品目から「和菓子部門」「洋菓子部門」それぞれの一般投票が行われました。 私が選んだのは『塩あんバターケイク』&『へそくり餅』。『へそくり餅』は以前食べたことがありますが、めちゃくちゃおいしい💕ぜひ召し上がっていただきたいですね。「おやつ候補」の8品目の発表は6月17日。どんな御菓子が選ばれるか楽しみです。
さて今回ご紹介するのは名古屋から遠く離れた地、阿波徳島の名産品·和三盆糖を使った焼菓子『丸わさん』。《菓遊 茜庵》さんといえば四国地産の果実を使った干し錦玉『ゆうたま』が、観光庁主催「究極のお土産」にも選ばれたことでも知られている和菓子屋さんです。
『丸わさん』焼き竈菓子
『丸わさん』《菓遊 茜庵》
▪︎販売価格:1箱6袋(12個)入り 1,080円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より約50日間
▪︎特定原材料等:卵、乳成分
▪︎栄養成分表示:1個あたり 71kcal
まるで奉納品かのような箱に入った6袋の焼き竈菓子『丸わさん』。品があって贈り物にも良さそうな雰囲気ですね。中の焼き竈菓子は「和三盆」と「抹茶」の二種類。ほろほろした口どけに気持ちが華やぐ一品です。
このほろほろした口どけの焼菓子は「ボーロ」と呼ばれています。元々「ボーロ」は16世紀にポルトガルから日本に伝来した南蛮菓子でした。それを元に和菓子職人が日本独自の「ボーロ」へと発展させたそうです。素朴で優しい味わいは老若男女に愛される味わいなんですよね。
原材料名 | 米粉(国内製造)、和三盆糖、バター、植物油脂、加糖卵黄(卵黄、砂糖)、ナチュラルチーズ、バターオイル、抹茶 |
『丸わさん』は「純白」と「生成り」、二種類の和三盆糖が味わえるようになっています。和三盆糖の本場·阿波徳島の和菓子屋さんならではの着眼点ですね。また、テトラポッド型の袋のなかには和菓子糖が惜しげもなく入っていて嬉しいかぎり。飛び散らないよう気をつけてお出しくださいませ。
【抹茶】の和三盆糖は真っ白い練絹のような「純白」色。澄みきった繊細な味わいの「純白」和三盆糖とほろりとした苦味のある抹茶の取り合わせが絶妙な一品です。まろやかで上品な甘みは大人も大満足なボーロといえるでしょう。見え隠れする抹茶ボーロの老竹色(おいたけいろ)は、まるで雪の下でもたおやかな椿の葉を思わせます。雅趣ある意匠ですね。
「生成り」の和三盆糖はコクがあって身体に染み入る自然な甘さ。サクサク、ほろほろした食感を楽しんでいると何だか懐かしいような気持ちになってきます。子どもの頃に食べた卵ボーロを思い出すからでしょうか。
袋の中に残った上質な和三盆糖は紅茶や珈琲に合わせてみるのもおすすめですよ。
今回ご紹介した和菓子店舗
《菓遊 茜庵》本店
住所 | 〒770-0852 徳島県 徳島市徳島町3丁目44 →Google Map JR徳島駅から徒歩8分 →詳しい道順はこちら ・専用駐車場有り |
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電話 Fax | 088(625)8866 088(625)6780 |
営業時間 | 9:00 〜 18:00 お呈茶席のご利用は10:00~16:30迄とさせていただきます。 |
休業日 | 1月1日、1月2日 |
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