こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
9月23日より二十四節気【秋分】に入ります。江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧」に依れば ※こよみ(暦)便覧は、江戸時代に出版された暦の解説書
【春分】と同じく昼と夜の長さがほぼ同じになる日。【秋分】を境に日の出が遅く日の入りが早くなり、次第に秋が深まっていきます。また、この日は【秋の彼岸】の中日にあたります。
【秋分】の七十二候
- 初候:「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」
- 次候:「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」
- 末候:「水始涸(みずはじめてかるる)」
さて、今回ご紹介するのは和菓子伝統の技法「錦玉」をアレンジしたカラフルな御菓子です。どうぞお楽しみに✨
『ゆうたま』錦玉菓子
『ゆうたま』《菓遊 茜庵》
▪︎販売価格:1箱5個入り 648円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より25日間
▪︎特定原材料等:もも
▪︎栄養成分表示:1個15.5gあたり
【柚子】【すだち】52kcal
【梅】【ゆこう】53kcal
【山桃】55kcal
箱の中から出てきたのはテトラポット型の和紙に包まれた5つの錦玉菓子。和紙に書かれた菓銘やほのかに透ける錦玉の色合いが趣深い一品です。淡くはんなりとした五つの色は「五節句」をモチーフしたもの。日本の伝統文化×四国地産のこだわり素材を使った錦玉菓子は個包装になっていますので、お手土産にも最適。実際『ゆうたま』は観光庁主催「究極のお土産」にも選ばれているんですよ。
原材料名 | 砂糖(国内製造)、柚子果汁、有機すだち果汁、山桃果汁、梅シロップ、有機ゆこう果汁、寒天/トレハロース、増粘多糖類、乳化剤、クエン酸、ビタミンC、着色料 |
直径2.5cmほどの球体が並んださまは愛らしいったらないですね。琥珀糖より柔らかな歯触りの外側と、中のプリッとした食感。何といっても口の中に広がる果実の風味が素晴らしい。ちなみに子どもは「山桃」の華やかな甘さがお気に入りでした。
⏬それぞれの色と味わいの特徴はこちらをご覧ください。
北川柚子 (淡黄色) | 日本一の「柚子の里」といわれる高知県北川村の柚子。まろやかでやさしい風味。 |
すだち (浅緑色) | 日本初の有機栽培農園で収穫されたすだち すっきり上品な風味。 |
阿波山桃 (中紅花色) | 生命力に満ち、愛らしい緋色の果実 山桃。 華やかな香りと深みある味わい。 |
梅 (葵色) | 蛍舞う山里でのんびりと育った大粒の美郷梅。上質で芳醇な味わい。 |
ゆこう (月白色) | 有機栽培で収穫された希少な果実ゆこう。 ほのかな甘みとまろやかな酸味のハーモニー。香りも奥深い。 |
柑橘や梅、山桃と味のバリエーションが楽しめる中で、異彩を放っていたのが「ゆこう」。「ゆこう」は初めて聞きましたが、地元徳島県でも知る人ぞ知る希少な果物だそうです。『ゆうたま』の「ゆこう」は、標高400メートルほどの南向きの斜面に位置する《阪東農園(徳島県上勝町)》で有機栽培されています。
すだちよりもはんなりと、華やかな酸味。柚子よりも複雑で、控えめな香り。ほのかに感じる苦味と甘みが味わいの複雑さを生んでいます。大人の錦玉菓子って感じでしょうか。実際、子どもは一番苦手な味だったもよう。
今回ご紹介した和菓子店舗
《菓遊 茜庵》本店
住所 | 〒770-0852 徳島県 徳島市徳島町3丁目44 →Google Map JR徳島駅から徒歩8分 →詳しい道順はこちら ・専用駐車場有り |
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電話 Fax | 088(625)8866 088(625)6780 |
営業時間 | 9:00 〜 18:00 お呈茶席のご利用は10:00~16:30迄とさせていただきます。 |
休業日 | 1月1日、1月2日 |
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