こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
Merry Christmas✨今年は雪のクリスマスを迎えることになりました。10㎝の積雪はなかなか珍しい。土日というこもあり、子どもは大喜びでした。
クリスマスの日でも和菓子を食べているわが家。今年はどんなクリスマス和菓子なのかご紹介いたしましょう。
ちなみに昨年のクリスマス和菓子はこちら⏬
『サンタクロース』
『サンタクロース』《月乃舎》
- 1個324円(税込)
- 練りきり製 こし餡
- 賞味期限:2日間
真朱(まそほ)色の練りきり製をパカッとふたつに割って、間にきめ細やかなきんとんをほんわかと入れ込みました。ボリュームたっぷりな『サンタクロース』のヒゲに見立てているんですね。練りきりがつるんとした仕上がりになっているのは表面に寒天をかけているから。それによって曲線が強調され、愛らしいサンタさんが出来上がりましたねー。シャンシャンと鈴を鳴らし夜空を駆け巡るサンタクロースの姿を光を入れて撮ることで表現してみましたが、いかがでしょうか。可愛らしいサンタさんに子どもも大喜びでした。
…自称サンタクロースのプレゼントにもこれくらい喜んでくれるといいのですけれど。「サンタクロース」の存在を無邪気に信じていた頃は
サンタさん、またまちがえている…うちに来るサンタさん、小さいのかなぁ。字が読めないのかな…(涙)
と、しょんぼりする子どもをクリスマスの朝宥めて胸が痛かったものです。だからといって何でもかんでもプレゼントしない主義のわが家のサンタです。
『ブッシュドノエル』
『ブッシュドノエル』《月乃舎》
- 1個324円(税込)
- おはらぎ製 備中白小豆こし餡
- 賞味期限:2日間
- 特定原材料等:小麦粉、大豆
クリスマスに食べられる丸太を模したケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」を型どった一品です。生クリームの如く、練りきり餡でデコレーションし、上にきな粉を振りかけました。一見してケーキ、食べてみると和菓子!?となるのが面白いですね。
そもそも「ブッシュ・ド・ノエル」をクリスマスに食べるのは何故なのでしょうか。語源を繙くとブッシュ(bûche) が「丸太」、ノエル(Noël)が「クリスマス」を意味する言葉(フランス語)になります。
諸説ありますが、北欧ではキリスト教普及以前の冬至祭【ユール】で、大きな丸太を焼くという儀式が行われていました。燃やした丸太の灰は無病息災や翌年の豊作や健康を祝う縁起物とされていたとの言い伝えが残っています。儀式は廃れましたが、クリスマスの時期に「ブッシュ・ド・ノエル」を食べるのは厄除けをしてよい年を迎えるための慣わしなのかもしれませんね。
さて《月乃舎》さんの『ブッシュドノエル』ですが、「おはらぎ製」とあります。初めて聞いた製法です。「おはらぎ製」とは何ぞや?
調べてみると、三重県鈴鹿市にある《大徳屋長久》代表銘菓「小原木(おはらぎ)」に倣って作られた和菓子を「おはらぎ(製)」と呼ぶそうです。日本各地、こうした地域に根づいた和菓子があるから興趣が尽きないんですよね。
『小原木』とは
小麦と砂糖で作った薄皮に、大納言小豆と水飴で作った艶やかなあんを挟んだ素朴な和菓子
くるんと裏返すと焼き皮製なのが分かりやすい。デコレーションされた表面に比べ、素朴さが際立っています。中の餡は、備中白小豆なので上品な甘さが堪能できました。
おまけ『雪だるま』&『もみの木』
ツリーの星に神々しい光が射しこみました⏬
今回ご紹介した和菓子店舗
《月乃舎》
- 住所:三重県員弁郡東員町笹尾東3丁目2-3
- 電話番号:0594-76-5925
- 営業時間:9:00〜18:00
- 定休日:月曜日
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