【雨水】と《亀広良》の雛祭り和菓子

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

二十四節気では2月19日から【雨水(うすい)】に入りました。江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧」に依れば

空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる頃を意味します。草木が芽吹き、農耕を始める時期の目安とされてきました。まだまだ寒い日が続きますが、三寒四温を繰り返しながら徐々に春へと向かっていきます。

【雨水】の日、雛人形を飾ると良縁に恵まれるという言い伝えがあります。そこで今回ご紹介するのは「雛祭り」にまつわる和菓子。和菓子屋さんでは色んな雛祭り和菓子が店頭に並ぶころなので、ウキウキと春めきますね。

『立雛』薯蕷製こし餡

『立雛(たちびな)』《京菓子司 亀広良》

▪︎販売価格:1個330円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間

雛人形は豪華な段飾りが一般的ですが、元々は男雛・女雛2体の「立ち雛」だったと云われています。最近、住宅事情もありシンプルな「立ち雛」が見直されているようですよ。

《亀広良》さんの『立雛』は、ふんわりとした薯蕷饅頭に丸みを帯びた2体の雛人形の焼き印が押された一品です。春の予感をさせる黄色と桃色が雛人形を彩っているのも素敵ですね。

『引千切』京こなしきんとん製 備中白小豆つぶ餡

『引千切(ひちぎり)』《京菓子司 亀広良》

▪︎販売価格:1個330円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間

京都の雛祭りに欠かせない和菓子といえば『引千切』。片方の先っぽが、ぴよ~んと伸びた形になっているのが特徴の和菓子です。あこや貝に見立てたこなし製にこんもりとしたきんとんが乗っていて、雛祭りの華やかさを演出していますね。中は備中白小豆餡なので、上品な甘さに仕上がっています。

土台の部分が伸びた形になっているのがユニークですよねー。由来が気になる方は、引きちぎってでもおもてなし、ひな祭り和菓子『引千切』をご覧くださいませ。

二十四節気【雨水】の七十二候

初候 土脉潤起

  • 読み方:つちのしょううるおいおこる
  • 時期:2月19日〜2月23日頃
  • 意味:雪が暖かい春の雨に代わり、凍てついた大地がゆっくりと潤う頃

次侯 霞始靆

  • 読み方:かすみはじめてたなびく
  • 時期:2月24日〜2月28日頃
  • 意味:春霞がたなびき、遠くの山や景色がほのかに現れては消え、山野の情景に趣が加わる頃

末侯 草木萌動

  • 読み方:そうもくめばえいずる
  • 時期:2月29日〜3月4日頃
  • 意味:草木がほんのりと薄緑に芽吹く頃

今回ご紹介した和菓子店舗

菓子 亀広良》

住 所 〒451-0025
愛知県名古屋市西区上名古屋1-9-26

・名古屋市営地下鉄名城線「名城公園」駅1番出口徒歩8分
電話
Fax
052-531-3494
052-531-3494
営業時間9:00~18:00 
休業日火曜日・水曜日

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