こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
今週は愛知県公立高校入試の最終局面を迎えられているご家庭もおありでしょう。うちはまだまだ先のことですが、周りの話を聞くと1年間さまざまな苦労、工夫を凝らされてお過ごしになったようで…どうかみなさんが「晴れやかな春」を迎えられますように。そんな思いを込めて、今回は縁起のよい御菓子をご紹介したいと思います。どうぞお楽しみください。
『田子の月もなか』最中皮 求肥入り小豆つぶ餡
『田子の月もなか』《御菓子庵 田子の月》 ▪︎販売価格:1個221円(税込) ▪︎賞味期限:製造日より約5日間 ▪︎特定原材料等:なし ※本品製造工場では卵、乳成分、小麦を含む製品を生産しています。 ▪︎栄養成分表示:1個あたり 175kcal
最中皮に「月」の見立てを施し、パッケージに描かれた雄大な富士山を照らす意匠とした『田子の月もなか』。裾野から頂までを一望できる富士山の麓で日々を過ごしたからこそ出来上がった代表銘菓です。
「秋の月はさやけきを賞で、春の月は朧なるを賞づ」と云われるように、秋の月の見事さは言うまでもなく、春の月も朧で幽玄な風情を味わうことができます。昭和を代表する女流俳人·中村汀女は
と艶なる春の月を詠みました。大きく潤んだ月に思わず手を伸ばしたくなる心情が生き生きと描写された句ですね。普段見慣れていたはずの月でも「早く、外に出て」と感動を分かち合いたくなる…一見何の変哲もない最中の姿をしている『田子の月もなか』も「おっ✨これ、おいしいよ」と人におすすめしたくなる一品なのです。
原材料名 | 砂糖(国内製造)、小豆、最中皮(もち米)、還元水飴、もち米、麦芽糖、水飴、寒天、でんぷん/トレハロース、加工でんぷん |
パッケージを開くとふわんと香ばしい最中皮の香が鼻腔を擽りました。パリッとした最中皮から生まれる食感がよく、ボリュームある求肥の弾力を受け止めています。あんこは北海道十勝産小豆と氷砂糖を使い、あっさりとしたつぶ餡に仕立ててあります。
子どもと半分こして食べましたが、それでも満足感が高い!子どもは「お餅がおいしかったー❤️」と笑みをこぼしていましたよ。
季節限定『田子の月もなか 桜』
『田子の月もなか 桜』《御菓子庵 田子の月》 ▪︎販売価格:1個221円(税込) ▪︎賞味期限:製造日より約5日間 ▪︎特定原材料等:なし ※本品製造工場では卵、乳成分、小麦を含む製品を生産しています。 ▪︎栄養成分表示:1個あたり 173kcal
春季限定、桜の花びらが舞う美しいパッケージに包まれた『田子の月もなか 桜』。御所染(ごしょぞめ)色に染めた求肥餅と塩漬桜葉入りの白小豆あんを香ばしい最中皮で挟んだ一品です。
春先になると和菓子屋さんでは桜をモチーフにしたさまざまな御菓子が店頭を賑わせます。和歌でも「花」とあれば「桜」を表すくらい日本人に愛され、古来より多くの歌に詠まれてきました。三十六歌仙のひとり、山部赤人は
咲き乱れる桜を自身の心に見立てた艶やかな句を詠みました。
(あしひきの)山の桜の花が、これから何日も今のように咲いているのなら、こんなにひどく心惹かれることはないだろうに。 |
原材料名 | 砂糖(国内製造)、いんげん豆、かのこ豆(砂糖、白小豆)、最中皮(もち米)、還元水飴、もち米、麦芽糖、水飴、桜葉塩漬、寒天/トレハロース、着色料(紅花黄、クチナシ、カルミン酸) |
求肥の御所染(色)と桜葉でうっすら海松色(みるいろ)に染まった餡は、麗らかな春の情景を思わす配色です。芳しい桜葉の香とほのかな塩味が上品な白小豆の風味を引き立てています。
今回ご紹介した和菓子店舗
《御菓子庵 田子の月》
住 所 | 〒416-0952 静岡県富士市青葉町40 ◇地図をみる(Googleマップ) □ 東名高速富士ICから県道353号経由3km 10分 □ JR富士駅より車5分 |
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電話番号 | 0545-63-6001 |
営業時間 | 9:00~19:00 |
休業日 | 不定休 |
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