こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉の通り、空気も少しずつ秋めいて過ごしやすくなってきましたね。
【秋の彼岸】
- 9月20日(火) 彼岸入り
- 9月23日(金・祝) 中日【秋分の日】
- 9月26日(月) 彼岸明け
今回は、秋の植物にスポットをあてた和菓子をご紹介したいと思います。
『秋桜』練り切り製小豆こし餡
『秋桜』《和の菓さんのう》
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:なし
コスモスの語源は、「秩序」「調和」「整列」を意味するギリシャ語のκόσμοςという言葉に由来しています。そこから、花弁が整然と並ぶこの花を「秋桜(コスモス)」と呼ぶようになったそうです。
繊細な茎に風を受けながら揺れる、たおやかな『秋桜』の姿を上生菓子にうつしとった一品。練り切りにきめ細やかな筋が引かれ、御所染(ごしょぞめ)色の花びらにより繊細な風情が生まれていますね。
⏬別のアングルで撮ってみました。
真っ正面からだと平面的だった『秋桜』が、立体的な仕上がりだったことがよく分かります。何故、こんなに高さを出したのでしょう。不思議です。次回、《和の菓さんのう》さんにお会いしたときに、ぜひ聞いてみたいものです。
『野路の秋』薯蕷きんとん製 道明寺芯
『野路の秋』《和の菓さんのう》
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:やまいも
まるで卵黄かのような瑞々しさを放つ「栗」が主役の『野路の秋』。思わず(懐紙の)お多福さんような笑みを浮かべてしまう、目でも美味しさを味わえる一品ですね。
きんとんは薯蕷製なので、あっさりとした味わい。ふんわりと栗を包んでいるので、懐紙に移す際に崩れそうでドキドキしました。
薯蕷きんとんのさらりとした甘さに道明寺のもっちり感が絡み、栗の風味と食感がアクセントになっています。
今月の季節の上生菓子セット内容
左上から時計回りに
『有りの実』ういろう製梨コンポート入り白餡
『秋桜』練り切り製小豆こし餡
『栗づくし』栗羊羹製
『野路の秋』きんとん製道明寺芯
『栗雫』栗きんとん羊羹 栗甘露煮
『こぼれ萩』練り切り製つぶ餡
1箱6個入り 2,950円
『有りの実』や『栗雫』は、昨年も食べてお気に入りだった上生菓子。今年も食べられて、喜びもひとしおです。
『栗雫』はアングルを変えると、栗の姿そのものになって面白いですね。ひと手間かかった《和の菓さんのう》さんご自慢の一品なんですよ⏬
本物の梨と見紛うばかりの『有りの実』。「なし」なのに何故「有り」なのかは、下記の記事をご覧くださいませ⏬
今回ご紹介した和菓子職人
フリーランス和菓子職人《和の菓さんのう》
製造者 | フリーランス和菓子職人 三納寛之 |
住 所 | 岐阜県瑞穂市野白新田337-1-102 |
電話番号 | 090-3834-3444 |
定期販売 日·場所 | ◇ 名古屋三越星ヶ丘テラス The Kitchen2階 毎月第2火曜日・第3日曜日 ◇ 岐阜県本巣市atelierフェリス 毎月第4水曜日 ※インスタグラムで予約可 |
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