こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
以前から足を運びたいと思っていた尾張地方の國霊神である尾張大國霊神社(国府宮)へこの度参拝いたしました。本来ならば【立春】までに徐厄招福を済ませたかったところだったんですが…。訪れることが出来たのは2月7日のこと。
境内は3年ぶり、2月3日に行われた「国府宮はだか祭(儺追神事)」の雰囲気がそこここに残っていましたよ。
「はだか祭(儺追神事)」とは
毎年旧暦正月13日、42歳と25歳の厄年の男(裸男)を中心に「なおい布」を結びつけた「なおい笹」を担ぎ境内へと奉納する。クライマックスでは精進潔斎につとめた「はだか祭」の主役である神男に触れて厄を落とそうと、一斉に裸男達が神男に殺到し凄まじい揉み合いになることで広く知られる神事。
奈良時代の神護景雲元年(767年)称徳天皇の勅命によって全国の国分寺で悪疫退散の祈祷が行われた際、尾張国司が総社である尾張大國霊神社においても祈祷をしたことが始まり。江戸時代末期に今の裸男が揉み合う「はだか祭」の形態になったと云われている。
「大鏡餅」切餅の授与
はだか祭(儺追神事)で奉納された「大鏡餅(50俵の鏡餅)」の切り餅授与が受けられましたので、小1個買い求めました。
縁起物の「大鏡餅」の切餅は、夏病みをしないという信仰があるため大勢の方が買い求められます。授与期間は儺追神事の翌日から3日間ほど。
初めてのことなので思わず「食べてもよいものですか?」と切餅授与をされている方に伺ってしまいました。「食べるためのものです」と力強い回答をいただきましたよ(笑)。
「はだか祭(儺追神事)」限定の御朱印
令和5年「はだか祭(儺追神事)」限定の御朱印は全部で4種類。残念ながら「はだか祭」切り絵御朱印はすでに売り切れでした。てっきり「はだか祭り」当日しか購入出来ないものだと思っていましたが、現在はコロナ禍の影響で混雑防止のため1月下旬から授与されているそうです。
今回は特別御朱印「前日・当日・翌日3枚セット」と
「天下泰平」御朱印を購入いたしました。
尾張大國霊神社(国府宮)を訪れたなら「なおいぎれ」をいただきましょう
境内に入ると目に飛び込んでくる紅白の布切れ。そう、「なおいぎれ」です。初めて訪れた方は、皆さんが結びつけているのは何だろうと怪訝に思うかもしれませんね。購入した「なおいぎれ」は厄除けに1年間身につけ、次の年になるとお礼を述べて古神札納所にて返納します。
「なおいぎれ」は「はだか祭り(儺追神事)」の時期だけでなく、一年中授与しています。初穂料1本100円と表記されていますが、バラでの販売はなく5本500円~ですのでご注意を。
「なおいぎれ」とは はだか祭りの主役である神男が、皆の厄を引き受けて祈祷してもらってから引き裂いた信仰的な布のこと。 |
お土産は「なおい最中」で✨
『なおい最中』《京菓子司 松屋長春》
▪︎販売価格1個220円(税込)
▪︎最中皮製 丹波大納言小豆つぶ餡
▪︎賞味期限:製造日より約10日間
▪︎原材料名:丹波大納言小豆、砂糖、寒天、水飴、餅種
▪︎特定原材料等:なし
国府宮神社の御神宝である大鳴鈴を意匠とした『なおい最中』。「儺追神事」と書かれた紅白の帯、包装はなおいぎれを表しています。通年商品ですが、やはり「はだか祭り(儺追神事)」の頃にいただくのが乙ってもんです。
《松屋長春》さんのInstagramにおすすめの食べ方として、餡にバニラアイスをのっけて華やかなデザート風を楽しむ方法がご紹介されていました。その場合、『なおい最中』をトースターで温めてパリッとした香ばしい最中種、あつあつの餡にした方がより美味しそうですね。
私は半分に割ってトースターで温めて食べました。最中種がより香ばしくなって美味でしたね✨
《京菓子司 松屋長春》
住 所 | 〒492-8212 愛知県稲沢市小沢3-13-21 名鉄国府宮駅ロータリー前から約850m ・車で西へ約3分 ・国府宮駅西口より徒歩で約13分 |
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電話番号 メール | 0587-32-0253 wagashi@matsuya-choushun.jp |
営業時間 | 8:00~18:00 |
尾張大國霊神社(国府宮)へのアクセス
住 所 | 〒492-8137 愛知県稲沢市国府宮1丁目1番1号 □ 名鉄本線「国府宮」駅北口より徒歩3分 |
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電話番号 | 0587-23-2121 |
駐車場 | あり※儺追神事前後三日間は神社周辺で交通規制が行われ、神社駐車場が全く使用出来ません。参拝時は公共交通機関をご利用下さい。 |
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