こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
8月22日より二十四節気【処暑】に入りました。江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧(※)」に依れば ※こよみ(暦)便覧は、江戸時代に出版された暦の解説書
厳しい暑さは和らぎ、朝晩には涼しい風も感じられるようになってきました。
【処暑】の七十二候 | 名称 | 意味 |
初候 8月22日~8月26日頃 | 綿柎開(わたのはなしべひらく) | 綿を包む柎(※)が開き始める頃。※柎とは花の萼(がく)のこと |
次候 8月27日~8月31日頃 | 天地始粛(てんちはじめてさむし) | ようやく暑さが静まる頃 |
末候 9月1日~9月5日頃 | 禾乃登(こくものすなわちみのる) | 日に日に稲穂の先が重くなってくる頃 |
今回はちょっと変わり種の和菓子をご用意いたしました。どうぞお楽しみください。
『西瓜』すいか果汁入り錦玉羹&羊羹製
『西瓜』《和の菓さんのう》
▪︎販売価格:1個500円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:ごま
スイカ果汁入りの錦玉羹と鮮緑(せんりょく)色に染められた羊羹で『西瓜』の意匠としました。西瓜の種は黒ごまで表しています。赤と鮮緑の間に「白」の部分があることでより西瓜たらしめていますね。西瓜の果肉部分は特殊な作り方をしているそうで、色合いだけではなく思った以上に西瓜の味わいが楽しめました。
原材料名 | 砂糖、白餡、小豆、水飴、スイカ果汁、寒天、黒ゴマ / トレハロース、食用色素(赤102号、黄色4号、黄色5号、青1号) |
最近、塩入りの和菓子を食べる機会が増えましたね。こちらの『西瓜』はまるで本物のようにほんの少し塩を少しかけても美味しくいただけるとのこと。そのままいただくと品のある甘さ、塩をかけるとキリッと際立つ甘さへと様変わりしました。三切れあるので色んな食べ方が楽しめるのもいいところ。三切れ目は冷やしてすっきりした味わいを楽しみましたよ。
季節の上生菓子セット内容
左上から時計回りに
▪︎『西瓜』西瓜錦玉製&羊羹製
▪︎『金魚鉢』練りきり製 小豆こし餡
▪︎『向日葵』きんとん製 道明寺芯
▪︎『木槿』本葛製 白餡&小豆こし餡
▪︎『うたかた』ほうじ茶みぞれ羹&大納言鹿の子製
▪︎『桔梗』カルピス羹製 レモンピール
1箱6個入り 2,900円(税込)
秋の七草のひとつ『桔梗』を爽やかなカルピス羹で表現しました。レモンピールであしらった花芯がカルピス羹から透けるさまは風情があっていいですね。
原材料名 | 砂糖、白餡、小豆、水飴、スイカ果汁、寒天、黒ゴマ / トレハロース、食用色素(赤102号、黄色4号、黄色5号、青1号) |
今年の『金魚鉢』は練りきり製で作られたもの。中の細かく砕かれた錦玉が涼しげな印象を与えています。
今回ご紹介した和菓子職人
フリーランス和菓子職人《和の菓さんのう》
製造者 | フリーランス和菓子職人 三納寛之 |
住 所 | 岐阜県瑞穂市野白新田337-1-102 |
電話番号 | 090-3834-3444 |
定期販売 日·場所 | ◇ 名古屋三越星ヶ丘テラス The Kitchen2階 毎月第2火曜日・第3日曜日 ◇ 岐阜県本巣市atelierフェリス 毎月第4水曜日 ※インスタグラムで予約可 |
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