こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
毎月恒例《和の菓さんのう》さんの上生菓子セットを購入いたしました。一ヶ月経つのが早いこと…今月はどんな上生菓子なのかなぁと期待しながら買いに行くのは、楽しいイベントごとのようです。予約しておくのが確実に買える方法ですが、フリーでも早い時間ならバラ売りのご用意があります。内容分からぬ6個セットは、ちょっと…と思われる方はまずはバラ売りで試してみるのも一興。まずはどんな雰囲気か覗いてみてくださいね。
三納さんは気さくな方なので、御菓子の質問に丁寧な対応なさってくださいます。今回も
黒糖きんとんを入れたくて…でもセットの色合いが地味になっちゃいました。よろしければ、他のものとお取り替えします。
と申し訳なさそうなご様子。いえいえ、そのままいただきます✨
というか、別のものも欲しくなったのでバラ売りの『花筏』を追加で購入したほどです。フフフ
『道の芝』黒糖きんとん製道明寺芯
『道の芝』《和の菓さんのう》
▪︎賞味期限:製造日より2日間
なぜ、道の芝を…?
花や風景などの雅なものに焦点があたりやすい和菓子の世界で「芝」が題材なのは珍しい。色合いが地味だと三納さんは仰ったが、私は「芝」のユニークさに興味津々だ。
もう一度、言う。「芝」だぞ!?
セットに入っている上生菓子は『富貴草』や『あやめ』等、季節の花に溢れているのに…そこに『道の芝』。実に面白い(分かる方は、ガリレオ口調でどうぞ(笑)
美しい季節の花そっちのけに、チラチラと見える繊細な若葉色のきんとんに心を持ってかれている。
桜の季節は上ばかり眺めていて、ふと足元に目を向けたら生き生きとした緑が目にとまった…そんな情景でしょうか。新緑の季節の始まりですね。
『菜の花』よもぎ練りきり製小豆つぶ餡
『菜の花』《和の菓さんのう》
▪︎賞味期限:製造日より2日間
『菜の花』をテーマとした和菓子は、比較的丸い形をしているものが多い印象です。↓今まで食べたことのある『菜の花』を意匠した和菓子はこんな感じ。
が、《和の菓さんのう》さんのものはひと味違う。捻りがアクセントになった蓬入りの練りきりに、目がくぎ付けになりました。
オブジェか…?
まるで、茶室の花器に生けられた一握の花のようです。そういえば先月は【利休忌】でした。もしかしたら、千利休を偲ぶ茶会に生けられる「菜の花」は、こんなふうに情趣ある姿をしているのではないかしらと想像が膨らむばかりです。
今月の季節の上生菓子セット内容
左上から時計回りに
▪︎『春の袖』ういろう製白餡
▪︎『富貴草』練りきり製小豆こし餡
▪︎『あやめ』薯蕷製小豆こし餡
▪︎『道の芝』黒糖きんとん製道明寺芯
▪︎『菜の花』よもぎ練りきり製つぶ餡
▪︎『山吹』羽二重餅製つぶ餡
1箱6個入り 2,800円
ちなみに11時30分ごろバラ売りで残っていたのはこちら。
セットに入ってない和菓子もあるので、残っていたら追加購入しちゃう場合もあります。
今回ご紹介したフリーランス和菓子職人
《和の菓さんのう》
製造者 | フリーランス和菓子職人 三納寛之 |
住 所 | 岐阜県瑞穂市野白新田337-1-102 |
電話番号 | 090-3834-3444 |
定期販売 日·場所 | ◇ 名古屋三越星ヶ丘テラス The Kitchen2階 毎月第2火曜日・第3日曜日 ◇ 岐阜県本巣市atelierフェリス 毎月第4水曜日 ※インスタグラムで予約可 |
コメント