【徳島観光】大迫力の鳴門海峡の渦潮、徳島城~《菓遊 茜庵》で一服しよう

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

令和5年度から始まった「県民の日 学校ホリデー」を利用して三県にわたる日本100名城の旅へ行って来ました。

愛知県は県政150周年を記念し、11月27日を「あいち県民の日」に制定しました。
子どもたちが家族などと一緒に、地域の自然、歴史、風土、文化、産業等についての理解と関心を深める体験的な学習活動等に参加することで、愛知への愛着や県民としての誇りを持つ契機とすることを目的としています。
あいち県民の日·あいちウィーク特設サイト

県外に飛び出し日本の歴史や風土、自然にふれて愛知の魅力に立ち返ろう!と、今回もなかなかハードな旅程となりました。

1日目10:45 うずしお観潮船到着[所要時間:30分 ]
13:40 徳島城址公園到着[所要時間:1時間 ]
14:50 《菓遊 茜庵》[銘菓購入&季節の呈茶コース]
15:25 春日神社 ~高知へ
19:20 ひろめ市場散策
2日目9:00 高知城追手筋の日曜市散策[1690年から300年以上続く街路市]
10:00 高知城到着[高知城·高知城歴史博物館 所要時間:1時間50分]
13:20 桂浜到着~海津見神社[所要時間:1時30分]
15:20 若宮八幡宮到着 ~岡山へ
3日目9:20 岡山城到着[所要時間:1時間] ~帰路

大迫力!鳴門海峡の渦潮をみてみよう

イタリアの「メッシーナ海峡」とカナダの「セイモア海峡」と並ぶ、世界三大潮流といわれる「鳴門海峡」。鳴門海峡は幅が約1.3kmと急に狭くなっていることと中央部がぐんと深く約100メートルほどあることで潮流が抵抗なく速く流れる仕組みとなっています。

潮流は抵抗が少ない深部では速く流れ、抵抗が多い浅瀬では緩やかに流れます。速い潮流と遅い潮流がぶつかることにより「渦」が発生します。

うずしおが巻く時間を調べてから予定を立てるのがポイント! 海上遊歩道「大鳴門橋遊歩道 渦の道」を歩き、約45mの高さから渦潮を覗き込むこともできます。

今回は渦潮観光船を利用。渦潮ポイントでは寒さにも負けず、乗客全員が甲板に出て歓声を上げながら渦潮の魅力を堪能しました。

お昼ごはんは道の駅「くるくるなると」へ。大きな鳴門金時がお出迎えしてくれました。

阿波国最初の織豊系城郭「徳島城」

徳島城は豊臣秀吉の天下統一後に築かれた近世城郭のひとつ。現在は「徳島城博物館」を中心に公園として整備され憩いの場になっています。

徳島城は、何といっても徳島産の「阿波の青石(緑色片岩)」を使った石垣が最大の魅力。かすかに光沢のある青緑色の石垣は見応えがあり、山上部では天正期や文禄・慶長期の石垣がそのまま残っているのもポイントが高い!石垣好きな方はなかなか先に進むことができません。

また「舌石」と呼ばれる、石垣から堀川側に石が突き出ている特徴的な箇所があります。残念ながら見つけることができなかったのですが、城跡の旧寺島川沿いには6個の「舌石」が現存しているそうです。

屏風折塀(塀を屏風のように折り曲げる構造)に穴を設け、矢や鉄砲を撃つことができるようになっていた。
「舌石」は、折塀を支えている支柱石が石垣から舌のように突き出しているところから由来する。

【蜂須賀 家政銅像】永禄元年(1558)~寛永15年(1638)⏬

蜂須賀 家政(藩祖)は天正13年(1585)豊臣秀吉の四国平定の大功により阿波一国を賜り、天正14年(1586)に一宮城(徳島市一宮西丁)から中世に築造された渭津城を修築して徳島城とし、藩政の中心とした。
入国後は、藍·塩などのそれまで阿波になかった産業を取り入れ、新たに製塩·製藍工業を起こし盛んに日本中に売り広めた。また、阿波踊りも家政公時代に始まったと伝えられる。

徳島城博物館では、徳島藩と蜂須賀家に関する歴史資料や美術品などを見ることが可能。第5展示室には全国で唯一現存する和船「徳島藩御召鯨船 千山丸[国指定重要文化財]」が展示されています。

住所〒770-0851 徳島県徳島市徳島町城内1

□JR徳島駅から徒歩約10分
□徳島自動車道 徳島ICより国道11号経由約10分
□神戸淡路鳴門自動車道または高松自動車道 鳴門ICより国道11号経由約20分
電話088-656-2525(徳島市立徳島城博物館)
088-621-5295(都市整備部公園緑地課管理担当)
日本100名城スタンプ徳島市立徳島城博物館受付カウンター
開館時間:9:30~17:00(入場時間は16:30まで)

観覧料:一般300円、高校生・大学生200円、中学生以下無料
博物館休館日月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日(土日祝の場合は開館)、年末年始、特定日

徳島藩主・蜂須賀家に崇敬された「徳島市中五社」のひとつ、春日神社にも足を運びました。

《菓遊 茜庵》で季節の上生菓子をいただこう

徳島城門前の《菓遊 茜庵》さん。カラフルな琥珀糖『ゆうたま』や『阿波ういろ』など、遠く離れた名古屋の地でも広く知られる名品を取り扱う和菓子屋さんです。

お土産を購入する傍ら、旅の疲れを癒すために一服することにいたしましょう。

お呈茶席は立礼席で居心地がよい佇まいです。掛け物は「舞秋風」ー黄葉の中でもっとも鮮やかな彩りになる銀杏を主役に据えた軸です。

[季節の呈茶コース]の御菓子は1種類。お善哉も気になりましたが、3人とも上生菓子をいただくことにしました。

まずは「阿波晩茶」でおもてなし。初めていただきましたが、“番茶”をイメージしていたので一口飲んで爽やかな酸味にびっくり⁉独特の酸味と旨味に爽やかな香気が広がり、後味はすっきりした清涼感が味わえます。食前酒ならぬ食前茶でスッキリして御菓子をいただくというおもてなしですね。

「阿波晩茶」は徳島に伝わる伝統な乳酸発酵茶で、世界的にも非常に珍しい製造方法で作られています。カフェインが極めて少なく、赤ちゃんや妊婦さんにも安心して飲んでもらえるそうですよ。

■「阿波晩茶」の製法
7〜8月ごろに収穫した成葉を釜茹でします。次に茶葉をもみながら樽に詰め、2週間〜1か月ほど漬け込んで乳酸発酵。最後に樽から取り出し天日乾燥させて完成。

おもてなしの「阿波晩茶」をいただいた後に繊細に色づく季をうつしとった茶席限定の上生菓子が運ばれてきました。菓銘は「ひらりと秋」。三者三様、色づき方が違い、まるで黄葉そのものを楽しめる計らいになっています。掛け物の風情と菓銘、上生菓子の意匠すべてが響きあい素敵なひとときを過ごすことができました。

今回ご紹介した和菓子店舗

《菓遊 茜庵》本店

住所〒770-0852
徳島県 徳島市徳島町3丁目44 →Google Map  
JR徳島駅から徒歩8分 →詳しい道順はこちら
・専用駐車場有り
電話
Fax
088(625)8866
088(625)6780
営業時間9:00 〜 18:00
お呈茶席のご利用は10:00~16:30迄とさせていただきます。
休業日1月1日、1月2日

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