三州三河みりんのおいしい和菓子『ひとくち生ういろう柳かげ』《青柳総本家》

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

今日は一段と空気が冷え込みましたね。【大雪】の次侯「熊蟄穴(くまあなにこもる)」の期間ですが、熊でなくても穴に籠りたいぞ~!と言いたくなる寒さでした。テレワークとは無縁の会社勤めの身、これから吹き荒ぶ冬風に身を縮こませての通勤になりそうです。

さて、今回ご紹介する和菓子は《青柳総本家》の「ひとくち生ういろう」シリーズ。愛知のおいしいものを使ったういろうになります。

『ひとくち生ういろう柳かげ』

『ひとくち生ういろう柳かげ』《青柳総本家》

▪︎販売価格:1個216円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:小麦
▪︎栄養成分表示:1個あたり108kcal
▪︎販売期間:11月18日~12月末日
▪︎販売店舗:守山直営店・KITTE名古屋店のみ ※土日祝日は大須本店でも販売

焦げ茶色の黒糖風味のういろうを、桑色に染まったういろうの層で挟んだ茶系のグラデーションが美しい一品です。

「三州三河みりん」×「三州柳かげ」のおいしい出会いで作られた『ひとくち生ういろう柳かげ』。上品ですっきりとした甘さと黒糖の独特な風味との兼ね合いが抜群です。コリッとした胡桃の食感もなかなか楽しい✨《角谷文治郎商店》の味醂は料理人からも高い評価を得ているというのですから、それで作られた「ういろう」が上質の味わいになるのは推して知るべしでしょう。

江戸時代、甘口の酒として造られてきた味醂は、甘さを控えた「直し酒」「柳かげ」と呼ばれていました。夏場は暑気払いに、冷やしたものを飲まれていたそうですよ。味醂を飲むという発想はなかったですね。一時期「飲む点滴」とのふれこみで、甘酒が流行ったことがありましたが、そんな感じなんでしょうか。

本みりん、みりん風調味料の違い

愛知県の三河地方は、醸造に適した水と温暖な気候に恵まれ、200余年の昔から「みりん」の醸造が盛んに行われてきた地域です。 和菓子の素材としても使われる「みりん」の違いをみてみましょう。

◇「本みりん」

  • 蒸したもち米と米麹にアルコールおよび水あめを加え、香味を調整してつくる。
  • 製造期間:2~3か月
  • アルコール分約14%。

◇「みりん風調味料」

  • 水あめやブドウ糖またはデンプン質の糖化液にグルタミンソーダを中心とする化学調味料やアミノ酸液香料等を混合してつくる。
  • アルコール分はほとんど含まない。

ちなみに今回ご紹介した《角谷文治郎商店》の「三州三河みりん」は、製造・熟成に2年もの月日を要する上質なもの。上質なもち米を原料とし、和釜で蒸煮。 仕込み後のみりんもろみを長期糖化熟成して作り上げられます。

今回ご紹介した和菓子店舗

《青柳総本家》KITTE名古屋店

住  所〒450-6001
愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 KITTE名古屋店1F
JR名古屋駅直結・名鉄名古屋駅から163m

□ 名古屋市営地下鉄東山線・桜山線「名古屋」駅徒歩2分、JR・名鉄「名古屋」駅徒歩3分
電  話052-433-8112
営業時間10:00~20:00
※飲食メニューの提供は11:00~、オーダーストップは閉店の1時間前になります。
休業日1月1日(元旦)

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