こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
3月は【利休忌】の月にあたります。利休の祥月命日は旧暦2月28日なので、新暦になおすと3月か4月のことですね。そのため、毎年3月27日,28日は京都の大徳寺で利休を偲び、法要と茶会が開催されます。
昨年は利休の好んだ花「菜の花」をモチーフとした和菓子をご紹介しました。
今年こそは《川口屋》さんの『利休巻き』を食べたかったのですが、タイミングが合わず断念。せめて、似た雰囲気のものでと、《両口屋是清》さんの『桜川』をご用意いたしました。手ぬぐいだけは「菜の花」の黄色と緑があしらわれていて、【利休忌】にふさわしいでしょうか。
『桜川(さくらがわ)』

『桜川』
- 1個335円
- かるかん製小豆こし餡
- 賞味期限:2日
- 特定原材料等:やまいも
- 栄養成分表示:115kcal
春の陽を浴び温む水の流れに桜が映える情景を、桜色が入り混じるかるかん製で表した一品です。「水温む(ぬるむ)」は【仲春】の季語になります。
春になって寒さがゆるみ、池や川の水の温かくなってくること。 |
桜の花びらがふわりふわりと川面に浮かぶなか、水に棲む生きものは活発に生命活動を始める。そんな瑞々しさや明るさが目に浮かびました。
ひとくちメモ

- 軽やかな口当たりとやまいもの香り、むっちりな食感のかるかん製
- クルリと巻かれたこし餡は控えめな甘さ。かるかん製のやさしい甘みとよく馴染んでいる。
参考:「かるかん製」ってどんな和菓子?と思われた方は、和菓子の製法~『かるかん製』をご覧ください✨

『利休巻き』は用意出来なかったけど、利休を偲び新しい抹茶を封切りしました。木箱に入った抹茶は初めてなので、ここぞというときに開けようと取っておいたものです。香りは少し苦味を感じましたが、意外にも清々しい飲み心地でした。軽やかなかるかん製の和菓子にはぴったりなすっきり感。きれいな泡立ちに穏やかなひとときを味わえました。

今回ご紹介した和菓子店舗
《両口屋是清》八事店

住所:愛知県名古屋市天白区八事天道302
地下鉄名城線・鶴舞線「八事」2番出口徒歩3分
営業時間:9:00 〜 18:00(当面の間 9:00~17:00)
喫茶:12:00~16:30(L.O.16:00)
※コロナの影響により営業時間が変更になる場合があります。詳しくは公式サイトまで
定休日:毎週水曜日
電話番号:052-834-6161
駐車場:6台有り
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