おすすめ和菓子『千歳』《加賀藩御用菓子司 森八》

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こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

【ひがし茶屋街】で見つけた《森八》さん。お土産用にはどら焼きの『宝達ほうだつ』『春の宝達』を購入したのですが、お家には別の和菓子を選びました。子どもが数ある和菓子の中から「これ美味しそう💓」と指差したのは伝統銘菓『千歳』。さぁ、いったいどんな味わいなのでしょう。お楽しみください。

伝統銘菓『千歳』

『千歳』《加賀藩御用菓子司 森八》

  • 1箱4個入り 900円(税込)
  • 賞味期限:製造日より15日間
  • 原材料名:砂糖(国内製造)、米飴、小豆、もち米粉、澱粉/【赤のみ】紅花赤色素
  • 特定原材料等:なし
  • 栄養成分表示:1個40gあたり 131kcal

と賞される雅やかな祝菓『千歳』。《森八》を「加賀藩御用菓子司 」たらしめた代表銘菓のひとつになります。『千歳(※)』は森八家の始祖・亀田大隅かめだ おおすみの時代(16世紀ごろ)の一向宗徒の兵糧に起源し、その功績から藩祖・前田利家公配下の武将として召しかかえられました。※大隅氏の時代は『千歳鮓』と称し、餅の間に小豆の塩餡をはさんだだけの兵糧だった。加賀が前田家の治世に移った後、2代目八左衛門が金沢城下にて寛永二年(1625)に創業したのが《加賀藩御用菓子司 森八》の始まりです。

家伝の餡炊きの「千歳あん」をコシの強い求肥で包み上げ、紅白の和三盆糖を贅沢にまぶしました。四百年余り受け継がれてきた逸品です。求肥にまぶされた紅白の和三盆糖がきめ細やかで絶品!ふわりと口の中に残る甘やかさに虜になります。

中の餡は、吟味された能登大納言小豆のとだいなごんしょうずが使われています。能登大納言小豆は数ある大納言小豆の中でもひときわ大粒で、艶やかな宝石かのような赤い色をしているのが特徴です。丹波産に勝るとも劣らない上質さに「こし餡にするなんて、ばちが当たる!」と言われるほど希少なんですよ。風味豊かなこし餡の『千歳』は贅沢の極みと云えるでしょう。

『千歳』は、上質な米飴を使用しているため冷えると外皮が固くなる場合があります。20℃以上の暖かい場所に一時間以上置くと軟らかく戻り、おいしくお召し上がりいただけます。

番外編『加賀てまり』きみしぐれ製 和三盆糖黄味餡

『加賀てまり』《加賀藩御用菓子司 森八》

  • 1個184円(税込)
  • 賞味期限:製造より約10日間
  • 原材料名:砂糖[上白糖・白双糖・和三盆糖](国内製造)、小豆、手芒豆、卵、米粉/膨張剤、クチナシ黄色素(一部に小麦粉、卵、大豆含む)
  • 特定原材料等:卵、小麦粉、大豆
  • 栄養成分表示:1個40gあたり 109kcal

鮮やかな色使いが際立つ愛らしい郷土玩具「加賀手鞠」をモチーフとしたパッケージが目を引きますね。きみしぐれ製の和菓子が好きなので、こちらも自分用のおやつとして購入しました。

光悦茶こうえつちゃ(色)の黄身しぐれはしっとりとしていて、ちょうどいい塩梅でほろりと口の中で崩れます。黄味餡の豊かな風味と上質な和三盆糖のハーモニーが堪能できる一品です。

今回ご紹介した和菓子店舗

《加賀藩御用菓子司 森八》本店

  • 住所:石川県金沢市大手町10-15(大樋美術館さん向かい)
  • 電話番号:076-262-6251
  • 営業時間:9:00~18:00(茶寮・美術館は17:00まで)
  • 駐車場:13台/中型バス 2台可
  • 茶寮のご案内:お茶席として 40席 
  • 定休日:1月1日・2日のみ休業

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