こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
桜の開花情報とともに嬉しいお知らせが届きましたね。10連覇中の渡辺明棋王に挑戦した棋王戦第４局は藤井聡太五冠が勝利を治め、史上最年少の「六冠」が誕生しました。地元愛知では名古屋駅と瀬戸駅で号外が配られたとか。
才能開花にも傲ることなく謙虚な姿勢をみせる藤井六冠、今後のご活躍をお祈り申し上げます。
では、今回は桜開花に相応しい和菓子をご紹介したいと思います。
『花筏』桜葉羊羹製 吉野羹
『花筏』《和の菓さんのう》
▪︎販売価格：1個500円(税込)
▪︎賞味期限：製造日より2日間
▪︎特定原材料等：卵
水面に散った桜の花びらがまとまって流れ、筏のようにみえる様子のことを『花筏』といいます。散り際までも美しい桜の情景を、桜葉羊羹と吉野羹の二層で表現しました。水色が織り交じる吉野羹にふわりと舞い落ちた桜の花びらが流れ行きます。情趣ある一品ですね。
| 「吉野羹」とは 煮詰めた錦玉に葛粉を入れて固めたもので、少し半透明のやさしい感じの仕上がり。奈良県吉野地方が良質な葛の産地であることに由来。 |
| 原材料名 | 砂糖、小豆、水飴、道明寺、卵白、寒天、葛、桜葉塩漬け/食用色素 |
吉野葛のやわらかな食感と桜葉まじりの羊羹が好相性。桜葉の塩漬けがいいアクセントになっています。
『春風』大納言鹿の子製 小豆こし餡
『春風』《和の菓さんのう》
▪︎賞味期限：製造日より2日間
▪︎原材料名：砂糖、大納言、小豆、白餡、山芋、餅粉、寒天/食用色素
▪︎特定原材料等：やまいも
青柳(色)の羊羹製で大納言鹿の子をくるりと巻いた一品です。実はこの意匠はお馴染みで、大納言鹿の子にちょこんと水仙をのせて『花水仙』と銘うったり、羊羹を白に置き換えて『(クリスマス)ツリー』に早変わりしたりしています。好きな意匠のひとつです。
参考：食べるのを躊躇するほど可愛い和菓子『雪だるま』《和の菓さんのう》⏪「12月の上生菓子セット内容」で『ツリー』をご覧になれます。
『春風』は柔らかな青葉が風に揺れるさまを一筋の羊羹で表現しました。青柳も桜と同様、古より日本の春を表した色のひとつ。数多の歌に詠まれています。
今月の季節の上生菓子セット内容
左上から時計回りに
▪︎『山笑う』きんとん製 道明寺芯
▪︎『桜花』練りきり製 小豆こし餡
▪︎『てふてふ』ういろう製 白餡
▪︎『春風』大納言鹿の子製 小豆こし餡
▪︎『花筏』桜葉羊羹製 吉野羹
▪︎『野辺の春』よもぎ羽二重餅製 小豆つぶ餡
『てふてふ』と『野辺の春』は昨年3月と同じ意匠のもの。こうしてみると、一年が過ぎるのはあっという間ですね。ちなみに『てふてふ』は昨年『胡蝶の舞』という雅やかな菓銘でした。ういろう製に包まれたすだち餡が爽やかだったこと！
今月は追加で『花宴』と『さくらのこはく』も購入しました。
『花宴(はなうたげ)』《和の菓さんのう》
▪︎販売価格：1個500円(税込)
▪︎ういろう製 白餡
▪︎賞味期限：製造日より2日間
▪︎特定原材料等：なし
Instagramに投稿されていた『七宝袋』と似た意匠で、瓢箪型をしたういろう製の一品です。ひょろりと垂らした紐が風情があって素敵ですね。
『さくらのこはく』《和の菓さんのう》
▪︎販売価格：1袋5個入り 450円(税込)
▪︎桜の花と葉の風味の琥珀糖
▪︎賞味期限：製造日より約３０日間
▪︎特定原材料等：なし
昨年に引き続き購入しました。外側のシャリシャリ感が繊細で絶妙な仕上がり。桜花(ピンク)と桜葉(白)の2種類が味わえるのも楽しいですね。半生菓子なので日持ちもするのが嬉しいところ。ちょっとした贈り物にも最適ですね。
| 原材料名 | 砂糖(国内製造)、水飴、寒天、桜花塩漬、桜葉塩漬/着色料 |
今回ご紹介した和菓子職人
フリーランス和菓子職人《和の菓さんのう》
| 製造者 | フリーランス和菓子職人 三納寛之 |
| 住 所 | 岐阜県瑞穂市野白新田337-1-102 |
| 電話番号 | 090-3834-3444 |
| 定期販売 日·場所 | ◇ 名古屋三越星ヶ丘テラス The Kitchen2階 毎月第２火曜日・第３日曜日 ◇ 岐阜県本巣市atelierフェリス 毎月第４水曜日 ※インスタグラムで予約可 |
※4月は現在の星ヶ丘テラス「The KITCHEN」が建物改修工事のため、日程・場所が変則的になります。ご注意ください。詳しくはInstagramにて告知があるそうです。
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