こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
各地で梅雨入りし始めましたね。東海地方は6月11日(土)予想と例年よりやや遅めらしいです。たしか昨年は5月に梅雨入りしていたような…じめじめした空気になるのは、ちょっぴり憂鬱ですねー。
また、6月10日頃から、二十四節気【芒種】の次候「腐草為螢」に入りました。野原でも蒸れて腐りかけた草の下で、ホタルが明かりを灯し始める頃を表しています。“くされたるくさほたるとなる”と読みますが、字面のインパクトが凄い…。梅雨のじめじめ感の中でも、ホタルは美しく光を放つんですね。
今回は、そんな梅雨空にぴったりな上生菓子をご紹介したいと思います。
『蛇の目』こなし製小豆こし餡
『蛇の目(じゃのめ)』《両口屋是清》
▪︎販売価格:1個432円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:小麦粉
▪︎栄養成分表示:142kcal
“蛇の目”と聞くと一番に思い浮かぶのは童謡の【あめふり】です。子どもは全く知らなかったので、今の子ども達には「じゃのめ」が何なのか伝わりづらいかもしれませんねー。
あめあめ ふれふれ かあさんが
じゃのめで おむかえ うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン
赤と白の同心円を基調とした蛇の目模様の傘を意匠とした一品です。石突 (いしづき)の黒が効いていて、コントラストを生んでいます。最近、梅雨に備えて16本骨の傘を購入したところなので、心惹かれるものがありました。傘の色は紺なんですけどね(笑)
「蛇の目」は日本の家紋【弦巻紋】の一種でもあり、熊本城城主・加藤清正(尾張出身)の家紋としても知られています。
二重円で力強くシンプルで分かりやすい【蛇の目紋】は、武勇に秀でた戦国武将・加藤清正にさぞかし相応うものだったでしょう。
築城の名手と名高く、反りのある高石垣は「清正流石垣」とも呼ばれているそうですよ。石垣好きとしては、熊本城に一度は訪れてみたいものです。2016年の熊本地震で石垣も被災しましたが、復旧も進んでいる様子。子どもが成人するまでには【日本100名城の旅】で、九州地方の功城を企てたいですね✨
おまけ💓『濡れ燕』
『濡れ燕』《両口屋是清》
▪︎販売価格:1個335円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:やまいも
▪︎栄養成分表示:112kcal
ふっくらした薯蕷饅頭に、低空で飛翔する燕の姿を焼き印で表した一品です。白藍(しらあい)と白色で彩られた美しい薯蕷が、梅雨空を果敢にゆく燕の躍動感を演出していますね。
今回ご紹介した和菓子店舗
《両口屋是清》名古屋三越店
住所 | 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3丁目5-1 地下1階Google Map □ 名古屋市営地下鉄東山線・名城線「栄」駅より地下街で連絡 □ 名鉄瀬戸線「栄町」駅より地下街で連絡 |
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電話 | 052-252-3408 |
営業時間 | 10:00 〜 18:00 |
休業日 | 百貨店の営業日に準じます |
《両口屋是清》八事店
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