こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
11月もたくさん美味しい和菓子に出会いました。一挙紹介といきましょう。
『金澤文鳥 奥能登柿と抹茶味』抹茶ホワイトチョコ羊羹&奥能登柿
『金澤文鳥 奥能登柿と抹茶味(Winter)』《清香室町》
▪︎販売価格:1個324円(税込)
▪︎販売期間:11月1日~2月末ごろ
▪︎賞味期限:製造日より30日間
▪︎特定原材料等:乳成分
▪︎栄養成分表示:1個(50g)あたり 144kcal
見た目の愛らしさに注目が集まりがちですが、羊羹としてのクオリティも高い「金澤文鳥」シリーズ。冬季限定の[奥能登柿と抹茶味(Winter)]は「ひなみ柿」のドライフルーツと西尾の《葵製茶》の上質な抹茶、そして添加物不使用の有機ホワイトチョコを使った一品です。
原材料名 | 砂糖(国内製造)、白いんげん豆、柿(石川県奥能登産)、水飴、有機ココアバター、有機全粉乳、寒天、抹茶/トレハロース |
定番の[加賀紅茶味(Koucha)][加賀棒茶味(Boucha)]と食べ比べするのも楽しいかったですね。
『錦秋』黒糖羊羹製 錦玉羹
『錦秋』《和の菓さんのう》
▪︎販売価格:季節の上生菓子セット6個入り 2,900円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:なし
棹菓子で紅葉を浮かべた御菓子は初秋から深秋にかけてよく出回るものですが、上生菓子サイズとなるとなかなかお見かけしないものです。峰から麓へと色づく秋の景観を表すのに棹菓子はぴったりだからでしょう。それをこの小ささで表現してしまう三納さんはお見事!としか言いようがありません。
原材料名 | 砂糖(国内製造)、小豆、水飴、黒糖、白餡、寒天/トレハロース、食用色素(赤102号、赤3号、赤106号、黄色4号、黄色5号、青1号) |
錦玉羹に浮かぶ黄浅緑(きあさみどり)黄支子(きくちなし)紅葉色(もみじいろ)の葉が折り重なるさまは何とも雅やかですね。
⏬今月の季節の上生菓子セット内容
左上から時計回りに
▪︎『梢の秋』黒糖きんとん製 道明寺芯
▪︎『山茶花』練りきり製 ほうじ茶餡
▪︎『熟柿』練りきり製 小豆こし餡
▪︎『林檎』ういろう製 りんご餡
▪︎『錦秋』黒糖羊羹製 錦玉羹
▪︎『銀杏』羽二重餅製 小豆つぶ餡
1箱6個入り 2,900円(税込)
『古露柿』市田柿&備中白小豆つぶ餡
『古露柿』《京菓子司 亀広良》
▪︎販売価格:1個(45g)450円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より10日間
▪︎特定原材料等:なし
【やっとかめ文化祭2024】なごや和菓子企画で訪れた《京菓子司 亀広良》さん。定番の『いちまいのみず』は子どもも大好きなのですが、今回は柿を使った贅沢な御菓子にノックアウトされてしまいました。
原材料名 | 市田柿[岐阜県産]、備中白小豆、砂糖[国内製造]、小豆、寒天 |
最高級の市田柿の中に備中白小豆つぶ餡を包み、仕上げに羊羹でコーティングした『古露柿(ころがき)』。肉厚な市田柿は噛めば噛むほど滋味が増してくるし、そこに混じり合う備中白小豆つぶ餡も絶品でこの上なしの味わいです。贈り物にもおすすめしたい一品ですね。
『Willowsモンブラン』ういろう製
『Willows(ウィロウズ)モンブラン』《青柳総本家》
▪︎販売価格:1箱2個入 540円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より20日間
▪︎特定原材料等:小麦粉
▪︎栄養成分表示:1個(50g)あたり 98kcal
「Willows(ウィロウズ)」シリーズはパッケージがポップで可愛らしいのがいいところ。和菓子に馴染みがない方にも喜ばれそうなデザインです。鞄に忍ばせておいたらちょっと気分が上がりそう!味はもちろん、ういろうに定評がある《青柳総本家》さんですからお墨付きです。
原材料名 | 砂糖[国内製造]、米粉、栗パウダー[イタリア産栗使用]/加工澱粉(小麦由来)、グリシン、香料、pH調整剤 |
「Willows(ウィロウズ)」シリーズは紅茶や珈琲に合わせるういろうとして誕生したもの。最近は和菓子をお酒と合わせたりする提案を見かけることも多くなりました。抹茶と、と思うとハードルがあがる和菓子も紅茶や珈琲と気軽に召し上がっていただければと思います。
『侘助』薯蕷きんとん製 小豆つぶ餡
『侘助(わびすけ)』《万年堂》
▪︎販売価格:1個378円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:やまいも
『侘助』は葉も花も小ぶりなツバキ属の一種。可憐な一重の花弁を好ましく思う日本人が多く、茶花としても重用されています。
紅や白の花弁をこなしで、冬でも瑞々しい緑の葉を薯蕷きんとんで表現した一品。繊細なきんとんで可憐な『侘助』を演出しました。ふんわりとした優しい風味の薯蕷きんとんは、いつ食べても癒されます。
『亥の子餅』羽二重餅製 小豆こし餡
『亥の子餅』《京菓子司 亀広良》
▪︎販売価格:1個400円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:卵、くるみ、ごま
毎年11月は【亥の子の祝】に『亥の子餅』を食べて「熱田 秋葉山圓通寺」にお参りするのが恒例になっています。各和菓子屋さんの『亥の子餅』を眺め、今年はどちらのものにしようか悩むのも楽しいひとときです。《亀広良》さんのはどちらかというとシンプルな仕上がり。柔らかな羽二重餅にプチプチした黒ごまの食感と香りが堪能できる一品です
【亥の子の祝】 古来より、亥の月(旧暦10月)の最初の亥の日、亥の刻(午後10時頃)に『亥の子餅』を食べ、無病息災を願う風習があります。※2024年は11月7日 |
『きよめぱん』餅粉製 小豆つぶ餡
『きよめぱん』《きよめ餅総本家》
▪︎販売価格:1箱3個入り 650円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より約30日間
▪︎特定原材料等:卵、小麦粉、乳成分、ごま
▪︎栄養成分表示:1個あたり 176kcal
“和菓子屋が作ったパンのようなおまんじゅう”とありますが、食べた感覚は「あんぱん」に近いような『きよめぱん』。餅粉のモチモチした食感が楽しい一品です。ちょっと小腹がすいたときにぴったりなサイズ感も嬉しいかぎりですね。
原材料名 | 砂糖[国内製造]、卵、小麦粉、小豆、水飴、マーガリン(乳成分·大豆含む)、餅粉、ショートニング、黒ごま、寒天、塩/膨張剤、増粘剤[加工澱粉、増粘多糖類]、乳化剤、香料、着色料(カロチン) |
何年も「あんぱん」を食べなくなってしまったので何だか懐かしい気分が味わえました。
『栗餅』羽二重餅製 栗きんとん入り
『栗餅』《一朶》
▪︎販売価格:1個302円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:卵
ふわふわのスフレのような口溶けが特徴的な《一朶》さんの『栗餅』。しっかりとした『豆餅』も大好きなんだけど、この時期ばかりは栗の和菓子を食べたくなるもの。中には、こっくりとした栗きんとんが入っています。
甘さ控えめな栗の風味のあんと羽二重餅が合わさると絶品で、ちょっぴり贅沢な気分が味わえる一品です。
『名古屋名物 菊屋乃ういろ(さくら)』ういろう製
エントリーNo.10『名古屋名物 菊屋乃ういろ(さくら)』《御菓子司 菊屋》
▪︎販売価格:1棹550円(税込)
▪︎内容:横23cm ×縦4cm ×幅4cm
▪︎賞味期限:製造日より[夏]4日間[冬]5日間 ※要冷蔵10℃以下
▪︎特定原材料等:小麦粉
シンプルでほかほかな『名古屋名物 菊屋乃ういろ』。「さくら」以外は売り切れで、なかなかお目当ての「抹茶」を食べることができません。それもそのはず、「ういろ」のおいしさも然ることながらおばちゃん(敬意を込めてそう呼んでいます)の語り口に話が弾んで2本3本と買い求める方がいらっしゃるから。
原材料名 | 砂糖[国内製造]、米粉、浮粉(小麦粉含む)/[さくら]香料、着色料(赤102号、赤105号、赤106号) |
仄かに甘く、淡い桜の風味とプリッとしたういろうの弾力を堪能しながら、おばちゃんとの会話を思い出すだけで笑みがこぼれてなりません。
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