おすすめ和菓子『水光る』《芳光》

二十四節気と和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

本日6月6日より二十四節気9番目の【芒種】に入りました。

【芒種】の七十二候

  • 初侯:蟷螂生(かまきりしょうず)6月6日頃
  • 次侯:腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)6月11日頃
  • 末侯:梅子黄(うめのみきばむ)6月16日頃

江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧」に依れば ※こよみ(暦)便覧は、江戸時代に出版された暦の解説書

「芒」とは、イネ科植物の穂先で針のように尖っている部分のこと。【芒種】とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃のことを表しています。蒸し暑さに身体が堪える時期ではないでしょうか。体調管理に十分に気をつけたいものです。

この時期になると店頭に並ぶのは「水」をモチーフとした和菓子。涼しげな意匠を楽しむことで、少しでも涼を感じとっていただけたら幸甚です。

『水光る』練りきり製 黒糖こし餡

『水光る』《御菓子所 芳光》

▪︎販売価格:1個330円(税込)
▪︎賞味期限:当日中 ※5月22日より当日中に変更になりました(夏季)。
▪︎練りきり製 黒糖こし餡(伊勢芋入り)
▪︎特定原材料等:やまいも

ポトンと何かが落ちたのかしら?と、波紋が広がるさまを意匠とした一品です。『水光る』という菓銘の響きが雅やかでいいですね。日差しの強さがすっかり夏らしくなってきた!といわんばかりに、水面が光っているさまを白の練りきりと金箔で表現しています。仕上げにトロリとかけられた寒天も、不思議と水面の揺らぎに見えてきました。薄浅葱うすあさぎ(色)で表された「水」もまだ夏本番の温いものではなく、涼しげな雰囲気を醸し出しています。

⏫アングルを変えて真上から撮影してみました。こうすることで、夏が近づいてきた陽光の強さと爽やかな水のコントラストがより分かりやすくなりましたね。一粒の小豆も艶々してていい感じです。

⏫中は黒糖こし餡。独特な風味の黒糖がしみじみと美味しい。

今回ご紹介した和菓子店舗

《御菓子所 芳光》

住所〒461-0038
愛知県名古屋市東区新出来1-9-1

□市バス基幹2系統、「山口町」又は「徳川園新出来」より徒歩5分
□名鉄瀬戸線「森下」駅·JR「大曽根」駅より 徒歩15分
電話052-931-4432
営業時間9:00~17:30
休業日日曜日+第3月曜日
※祝日と第3月曜日が重なる日も定休日とさせていただきます。

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