おすすめ和菓子『卯の花』《芳光》

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

5月もあっという間に過ぎ去ろうとしていますね。みなさんは月の古称をいくつご存知ですか?一般的には睦月、如月、弥生、卯月、皐月…etc.という旧暦で使用されていたものを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

5月を表す古称は、雨月・五月雨月・月不見月つきみずづきなど雨に関するものや菖蒲月あやめづき蒲月ほづきなど【端午の節句】に纏わるもの、早苗を植える時期を表す早苗月など数多くあります。中でもお気に入りなのは吹雪月。5月に吹雪?と訝しく思われる方もいらっしゃると思いますが、これは卯の花が散るさまを吹雪に見立てたことから由来しているのです。瑞々しい新緑のなかを美しく舞う花びらを雪に見立てるなんて、なんとも風雅ですね。

今回は、吹雪月の由来となった卯の花をモチーフとした和菓子をご紹介したいと思います。

『卯の花』きんとん製 道明寺芯

『卯の花』《御菓子所 芳光》

  • 販売価格:1個340円(税込)
  • 賞味期限:当日中 ※5月22日より当日中に変更になりました。
  • 薯蕷きんとん製 道明寺芯(伊勢芋入り)
  • 特定原材料等:やまいも

五月中旬~六月頃に白く清々しい花を咲かせる『卯の花』。さらりとした甘さが爽やかな初夏を思わせる味わいです。

新緑のなか花咲くさまを2種類の太さの薯蕷きんとんで演出しています。繊細かつ真っ白な薯蕷きんとんを見ていると、卯の花が風に舞う情景はさぞや綺麗なんだろうなぁと思わされます。

卯の花の名は陰暦4月「卯月」に花を咲かせることから由来しています。日本の唱歌「夏は来ぬ」の歌詞にも

と初夏を彩る風物のひとつとして歌われています。

卯の花というと真っ先に“豆腐を作る際に大豆を絞った後に残る副産物“を思い浮かべてしまい、店頭でもキョトンとしてしまいました。元々「おから」の色が初夏に花咲く「卯の花」に似ていたから付いた料理名だったのですね。

今回ご紹介した和菓子店舗

《御菓子所 芳光》

  • 住所:名古屋市東区新出来1-9-1
  • 電話番号:052-931-4432
  • 営業時間:9:00~17:30
  • 定休日:日曜日+第3月曜日 ※祝日と第3月曜日が重なる日も定休日とさせていただきます。

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