こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
2022年11月に10周年を迎えた「ささらがた」。10周年記念として「ささらがた」で世界一周しようという何とも楽しい企画が始まっています。1ヶ国目はベルギーでした。
2ヶ国目はいったい何処の国になるんだろう?と楽しみにしていたところ…なんと!2ヶ国目はフィンランド。これはベルギーに続いて予想外の国です。どんな基準で国を選んでいるのか気になりますねー✨
● 定番の「ささらがた」は五種類 ◇「大納言」大納言小豆のふくよかな香り ◇「柚子」爽やかな風味が楽しめる ◇「抹茶」香り豊かな西尾産抹茶の風味 ◇「黒糖」黒砂糖のまろやかなコク ◇「紅粒」紅白のコントラストが美しい羊羹 |
今ですと定番の「ささらがた」は、お正月限定の干支パッケージになっています。パッケージデザインも魅力のひとつなんですよね。今回、定番の「柚子」はなく「干支・卯うさぎ」が登場しました。こちらもいずれ取り上げたいと思います。
それでは、ぐるっと世界一周「ささらがた」第2弾フィンランドをお楽しみください。
2ヶ国目『ささらがたフィンランド』錦玉羹&上南羹
『ささらがたフィンランド』《両口屋是清》
▪︎販売価格:1個324円(税込)
▪︎販売期間:12月10日~
▪︎賞味期限:製造日より45日間
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:1個あたり 99kcal
錦玉羹と上南羹の二層からなる軽やかな食感の『ささらがたフィンランド』。この時期にフィンランドが選ばれたのは…フィンランドのクリスマスには欠かせない飲み物、グロッギ(glogi)と呼ばれるホットワインを再現した和菓子を作りたかったからなんですよね。スパイスとフルーツ(オレンジやレモン…etc.)をワインと一緒に温めたホットワインは、芳醇な香りを楽しみながら免疫力もアップできる嬉しい飲み物なんですよ。
上南羹とは 上南羹とは錦玉を煮詰めて、上南粉※を入れて混ぜたもの。上南粉はなかなか溶けないので、白い粒子がそのまま見えます。 ※蒸したもち米をよく乾燥させたものをザラメ上に粉砕して、焙煎機で少しずつ煎りあげたもの |
原材料名 | 砂糖(国内製造)、水飴、手芒豆、寒天、福白金時豆/炭酸カルシウム、香料、増粘多糖類、着色料 |
ただ、ホットワインのようにアルコール分が残っていると老若男女に楽しんでいただけないので、『ささらがたフィンランド』はアルコール分0%となっています。
錦玉羹の透明感がフィンランドの澄んだ夜空を表しています。オーロラかのような神秘的な煌めきが楽しめる一品ですね。ここからはアングルを変えてお楽しみください。
先ずは斜め。最初の写真に比べ、透明度が増し、所々緑かがった部分が出現しました。
次は縦にしてパシャリ。光を入れたことで緑に混じって仄かに赤色が現れました。黒の銘々皿に光を帯びた青が反射しているのも美しいですね。
最後に日光を強く入れて撮影してみると、彩りがくっきりと見えました。
錦玉羹の特性を活かしながら、色の反映を楽しめるよう寒天(液)を流し入れる際工夫を凝らされているのでしょう。はぁ…、感服いたしました。
⏫パッケージの上面にはフィンランドの国旗があしらわれています。
今回ご紹介した和菓子店舗
《両口屋是清》八事店
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