【やっとかめ文化祭2024】振り返り&なごや和菓子屋巡り、狂言は楽しい

やっとかめ文化祭

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

10月26日~11月17日まで開催されていた【やっとかめ文化祭2024】。今年も色んなプログラムに参加しました。閉幕より少し日にちは経ってしまいましたが、ちょっと振り返ってみましょう。

【やっとかめ文化祭】とは
毎年10月下旬から11月中旬にかけて、名古屋のまちを舞台に伝統芸能の公演、歴史や文化に出会う寺子屋・まち歩きなど、多彩なプログラムを開催する文化の祭典のこと。今年の【和菓子巡り企画】のテーマは「大好きな人に贈りたい、名古屋の和菓子和菓子」。ナビゲーターは文筆家の甲斐みのりさんです。

「甲斐みのりさんと巡る名古屋の和菓子」は計16店舗訪れました

毎年楽しみに楽しみにしている【やっとかめ文化祭】のなごや和菓子巡り企画。ご案内人は昨年に引き続き、文筆家の甲斐みのりさんです。ナビゲーター·甲斐みのりさんが訪れた和菓子屋さんをワクワクしながら訪れるのは乙なもの。

今年のテーマ「大好きな人に贈りたい、名古屋の和菓子和菓子」に25店舗の和菓子屋さんが参加されました。

1. 青柳総本家 KITTE名古屋店14. あられの匠 白木 本店
2. 一朶15. 雀おどり 總本店
3. 京菓子処 梅屋光孝16. 大黒屋本店
4. 大須ういろ 本店17. 御菓子所 つくは祢屋
5. 覚王山 不老園18. 御菓子所 福田屋
6. 京菓子司 亀広良19. 御菓子司 不老園正光
7. 尾張名古屋 亀屋芳広 本店20. 舞雀 中郷店
8. 川口屋21. 万年堂
9. 御菓子司 桔梗園22. 御菓子司 美濃忠 本店
10. 御菓子司 菊屋23. 餅文總本店 本店
11. 御菓子司 菊屋茂富24. 山田餅なるみ
12. きよめ餅 総本家25. 両口屋是清 東山店
13. 孝和堂

昨年初めて訪れてご贔屓にしたいと思った和菓子屋さん、わたしの和菓子好きの原点《川口屋》さん、昨年食べ損ねた《菊屋》さんのういろう…etc. たくさんの和菓子屋さんに足を運ぼう!と日程·ルートを計画しました。

今年訪れたのは計16店舗。一部テーマに選ばれた和菓子と違うものがあるのは和菓子屋さんのご厚意によるものです。どの和菓子でも良いですよと快く仰ってくださったり、あるいは対象商品が売り切れで他でも良いですよとのお言葉に甘えて購入させていただいたり…その場合も私なりにテーマに沿った和菓子を選んでみました。

名古屋の老舗和菓子屋《美濃忠》さんに訪れたなら橋を渡ってすぐの円頓寺商店街までぜひ足をのばしてほしいところ。古きよき街並みをぶらぶらしながら『ごっさま』をいただくのもよろしいのではないでしょうか。

購入した日はちょうど「秋のパリ祭」が開催されていました。普段とは違った楽しさがありましたね。

普段は気軽に茶道を体験できる《和水香庵 (なごみこうあん)》もこの日ばかりはパリ仕様。串に刺さった焼きチーズなんてのも販売されていましたよ。

さて、わたしが選ぶ「大好きな人に贈りたい、名古屋の和菓子和菓子」はどれか…

今回は《一朶》《京菓子司 亀広良》《尾張菓子 亀屋芳広》《雀おどり總本店》の4店舗としました。

実際のところ、名古屋の老舗《両口屋是清》さんや《美濃忠》さん、大好きな《川口屋》さんは元より名古屋の和菓子屋さんは何れもおいしいんですよねー💕今回は、和菓子初心者さんでも買いやすいかどうかをポイントとしました。

  • 商品の品揃えが多く、和菓子初心者でも選びやすい
  • お店の店構えが入りやすい
  • 店員さんが気さくで話しかけやすい

今年は甲斐みのりさんだけではなく、愛知学院大学有志の学生さん達も参加されたようで感想を公式サイトにアップされています。この4店舗は学生さん達にも評判が良かったですねー✨

「旅する判子コレクション」20個コンプリート!

期 間2024年 10月26日(土)~11月17日(日)
対象会場□まちなか芸披露
□旅するなごや学の全会場
□なごや和菓子「大好きな人に贈りたい、 名古屋の和菓子」参加店舗(全25店)
□ やっとかめ文化祭DOORS プレ企画
□ 特別企画(しゃちほこチャレンジ)
□なごやゆかりの作家・江戸川乱歩企画展「乱レ、歩ク」)

【やっとかめ文化祭2024】期間中、プログラムに参加すると判子をポンと押してもらえる「旅する判子コレクション」企画。スタンプラリーのようで子どもにも大ウケです。20個コンプリートすると特大の判子とオリジナルの記念品がプレゼントされます。

5個やっとかめ文化祭デザインの缶バッチ
10個オリジナルボールペン
15個過去の記念品(手拭い、カップ&ソーサー、お猪口…etc)
20個オリジナルアデリアグラス+特大判子

今年もあちこち楽しみながらさまざまな判子を集めていきました。参加したのは

10月26日□まちなか芸披露オープニングin ナディアパーク
11月2日□新作能【草薙神剣】なごや妖怪狂言【冥加さらえ】
11月4日□まちなか芸披露in イオンモールNagoya Noritake GARDEN
11月16日□まちなか芸披露in 金シャチ横丁
和菓子□なごや和菓子「大好きな人に贈りたい、 名古屋の和菓子」16店舗

ほとんど和菓子巡りで集めた判子。その結果、見事20個コンプリート✨となりました。

15個でいただける過去の記念品は「やっとかめ文化祭オリジナル手ぬぐい」を選びました。

20個コンプリートの[アデリアグラス]。よく見るとグラスの底にも【やっとかめ文化祭】のデザイン入り。思いの外、素敵なグラスでした。

子どもと楽しめる能と狂言

【やっとかめ文化祭】通じて能·狂言を面白さを知ったので、毎年どんな演目をされるか楽しみにしています。昨年は正面席で観ましたが、今年は橋掛りに近い斜め横から舞台を楽しむこととしました。

こちらの席ですと、五色の艶やかな揚幕から演者のみなさんが出てこられる様子がよく見られますね。能は独特なセリフまわしが難しいのでイヤホンガイドをお借りして、解説を聞きながらストーリーを読みとります。

今年の演目は、新作能「草薙神剣 ~THE KUSANAGI SWORD Sacred Treasure~」となごや妖怪狂言「冥加さらえ」。

なごや妖怪狂言「冥加さらえ」
時は江戸時代の中期。木曽の水源から名古屋のまちに降りてきた「河童」がいた。100年ぶりに「龍神」から与えられたシークレット・ミッションは、人間と相撲をとって不老長寿の“尻子玉“を集めること。河童は、堀川に住む妖怪【熱田の杜で生まれた巨大猫「おからねこ」と人の汚れを吸って生きる「甘酒女」】をそそのかし、”川さらえイベント“を企画。人集め大成功!!と思いきや・・・。
名古屋の妖怪伝説と文化文政期に実際にあった堀川「冥加さらえ」をベースに創作しました。

一般の子どもたちがプロ能楽師と共演する珍しい狂言。小学生くらいの子ども達10人程が小河童として相撲を取ったりアクロバットをしたり…子ども達がいる狂言は賑やかで微笑ましかったですね。ストーリーも分かりやすく愉快な気分を味わえました。

能は毎回眠気におそわれてしまいます。笙(しょう)や鼓、謡(うたい)など音量はあるのに心地よく感じてしまうのか、いつの間にかコクリコクリ…。新作能「草薙神剣 ~THE KUSANAGI SWORD Sacred Treasure~」は事前に登場人物の装束や関係性把握した上で見始めたのですが…やはり途中、夢の中へと誘われてしまいました。

新作能「草薙神剣 ~THE KUSANAGI SWORD Sacred Treasure~」
天武天皇が国史編纂の要をお尋ねになると、皇子たちは天皇の御印である三種の神器「草薙神剣」の謂れを申し上げ、御前には、神剣に纏わるイマジネーションの世界が広がった。まずは神代に遡り、剣の発現シーンで大蛇が舞い、選ばれし人間であるヤマトタケルの東征で神力を発揮。自然の驚異の象徴である火神と水神が仕掛けた困難を退けて、尾張に帰還した神剣は、ミヤズヒメの元に残された。
神剣が現世に現れてから国の安寧の象徴として熱田の宮に祀られるまでの各地の伝承をひもとき、神・自然・人の営みと古代の国づくりを詞章に載せて、わが国で約650年受けつがれた「能」の型・節・囃子と美しい装束・面が、日本一の能舞台を彩ります。

⏬こちらは「まちなか芸披露 in イオンモールNagoya Noritake Garden」での様子。辻狂言「酢 薑(すはじかみ)」を愉快な掛け合いで表現され会場を沸かせていました。

【やっとかめ文化祭2024】総額いくらかかった?

3週間、あちこちの和菓子屋さんや[まちなか芸披露]に出かけているので交通費が意外にかかりました。和菓子は対象のもの以外に別で美味しそうなものを2,3個買ったことも。1日に何ヵ所も和菓子屋を巡った日もありますね。そういうとき気をつけるのは生菓子ばかりにならないようにスケジュールを組むことでしょうか。3週間でこの金額はかかりすぎか?と思わなくもないですが【やっとかめ文化祭】通じて見識が広がるのは楽しいもの。能楽堂での能·狂言観賞はこういう機会でもないと子どもと一緒にできませんし、ね。今年は和菓子つくり体験には参加できなかったので、来年はぜひ参加したいなぁと思っています。

和菓子16店舗9,004円
新作能【草薙神剣】なごや妖怪狂言【冥加さらえ】5,500円(大人1名、子供1名)
交通費11,160円
合計25,664円

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