こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
【やっとかめ文化祭2024】で毎週末行われていた[まちなか芸披露]も11月16日(土)がラストステージ。ラストの[まちなか芸披露in金シャチ横丁]ではしゃちほこチャレンジが観覧できるとあってワクワクしながら出かけました。(【やっとかめ文化祭2024】は11月17日にて幕を閉じました)。
【やっとかめ文化祭】とは 毎年10月下旬から11月中旬にかけて、名古屋のまちを舞台に伝統芸能の公演、歴史や文化に出会う寺子屋・まち歩きなど、多彩なプログラムを開催する文化の祭典のこと。今年の【和菓子巡り企画】のテーマは「大好きな人に贈りたい、名古屋の和菓子和菓子」。ナビゲーターは文筆家の甲斐みのりさんです。 |
11月16日[芸どころまちなか披露]フィナーレ
- 13:00~ 「結 no KAI」による日本舞踊ステージ
- 13:30〜 「プチヴィオレ」による音楽ステージ
- 14:00〜尾張徳川隊&あいち戦国姫隊による演武
- 14:30~ ストリート歌舞伎「マクベス」
- 16:00~ しゃちほこチャレンジ
本来は金シャチ横丁で行われる予定のプログラムでしたが、当日は生憎の曇天。急遽、名古屋能楽堂会議室での開催となりました。会場は大盛況、どのプログラムも拍手喝采でしたよ。
尾張徳川隊&あいち戦国姫隊による演舞⏫
「ストリート歌舞伎」でシェイクスピア【マクベス】を堪能
悲劇の【マクベス】もストリート歌舞伎になるとどことなく可笑しみが生まれるもの。今回初めて近くで「ストリート歌舞伎」の皆さんを観ることができ
舞台役者の皆さんではなく、語り手や常磐津綱連の皆さんがセリフを言っている!
という事実に気づいた次第。それほどまでに役者とセリフが自然体であったということなんですね。これには大変感銘を受けました。
【マクベス】の演目に突然入ってくる常磐津に観客も大ウケでした。
[三つ面子守]は、子守の少女が「おかめ」「えびす」「ひょっとこ」のお面(三つ面)を使って赤ん坊をあやす、というストーリー。常磐津のセリフ、子守に奮闘する少女やおかめとえびすの痴話ゲンカ、ひょっとこの舞と次々と変わる芸達者ぶりに目を見張るものがありました。(あまりに素敵だったので終演後お話を伺い、常磐津の演目を教えていただきました。ありがとうございました💕)
通常の「三つ面子守」では唄い手(?)と踊り手は別の方が行いますが、このお二人は唄いながら踊るという難易度高いことを軽妙洒脱になさっていました。日本でそれをできるのはこのお二人しかいないとか…それをこんな気軽に見られるなんて!【やっとかめ文化祭】って、なんと贅沢なイベントなのでしょう。
しなを作っていた「おかめ」さんも「ひょっとこ」ではこの通り、滑稽な踊りっぷりです。
余所の恋路が羨ましうて あのや姉さにちょと惚れて 文のかわりに 鍬やった 惚れたとそれではんじ物 人目忍んで どうろく神へ はだし参りの 御利生(ごりしょう)ならばどうぞ結ばる縁の綱しめろやれ 締めたら合点じゃないかいな 面白や サアこれからは横丁で かくれん坊や 鬼わたし 泣く子をむりに引っ抱え 誰(た)がよ誰がよと走り行く |
「ストリート歌舞伎」始まって以来の悲劇で閉幕と思いきや、軽快な音楽とともに「餅投げ」のごとくお菓子を配り最後まで楽しませてくれました。
[まちなか芸披露]フィナーレは「しゃちほこチャレンジ」~今年は小学生チャレンジャーも!
舞妓・芸妓の団体である名妓連組合で習得が必須とされている「金のしゃちほこ踊り」。 【やっとかめ文化祭】では一般参加の皆さまが日本舞踊西川流四世家元・西川千雅氏の指導のもと「しゃちほこチャレンジ」に挑戦します。 |
「しゃちほこ」ポーズは、体幹がしっかりされている方以外は半年ぐらい練習を要する難技なのです。それを一般の皆さまに、短期間のお稽古で身に付けてもらおうというのだから無理難題な話。そこで考案されたのが輪っか状にした布です。しゃちほこポーズする際、布を両腕に通し安定させて軸がぶれないようにします。そうすることで「しゃちほこ」ポーズがきまるそうで…今年初参加の小学生チャレンジャーさんもしっかり「しゃちほこリング」を使いこなしていました。
せっかくなのでこの難技を尾張徳川隊·服部半蔵&あいち戦国姫隊·くノ一の皐も挑戦することに。5回以上「しゃちほこチャレンジ」をなさっているベテラン勢3名に踊りとともにレクチャーを受けます。
…さすが!演舞でも素晴らしい技を披露なさっていたお二方、あっという間に「しゃちほこポーズ」をきめられていました。
最後は尾張徳川隊·徳川義直様と一緒に[名古屋をどり]をご披露いただきました。
名古屋能楽堂利用案内
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