子どもと行く日本100名城の旅⑦『高岡古城公園(高岡城跡)』

日本100名城

こんにちは、日本100名城巡りメンバーのきりこです。

隊長 夫

遊び係 子ども

おやつ係 きりこ

ゴールデンウィークに日本100名城巡りを再開し、北陸方面の城跡へと出発しました(渋滞を避けるため、出発時刻は早朝4時…眠い)。まず5月3日は「加賀藩の台所」として隆盛を極めた高岡にある《高岡古城公園》へ。

前田家二代当主の前田利長が築城し、現在まで築城時の水堀・土塁が保存されている歴史的価値の高い城跡です。

《高岡古城公園(高岡城跡)》の特徴

  • 7つの郭(くるわ)を土橋でつなぐ「連続馬出(うまだし)」があり、高い防御力を誇る。
  • 城下町の繁栄のため商人や職人達に無料で土地を提供、税金も無料とした。
  • 慶長14年(1609)に僅か5ヶ月で築城するも、慶長20年(1615)の一国一城令によりたった6年で廃城となる。
  • 加賀藩三代当主・前田利常は、廃城により寂れた町の立て直しを図り、商工業の町へと転換。「加賀の台所」と言わしめる経済都市へと発展させた。

『射水神社』を参拝して水みくじを引こう

まずは今回の功城を祈願して、高岡古城公園内にある【越中総鎮守射水神社】へ参拝いたしました。

境内には、お宮参りにいらした家族連れが見られました。子孫繁栄・不老長寿の象徴として、樹齢約四百年になる紅梅も参拝客を見守ってくれています。

「水みくじ」を見つけたので購入し、たらいに浸してみました。夫は【末吉】子どもは【中吉】、私は【大吉】でした。おっ✨と思ったのもつかの間、なかなか手厳しい内容が書かれています。

肝心の旅行運はどうだったかというとー

  • 夫【末吉】軽率な行動を慎んで
  • 子ども【中吉】日帰りがよい
  • 私【大吉】遠方に行くも楽しく過ごせる

「日帰りがよい」と云われても、もう無理です(笑)…どうぞ、よい旅路でありますように🙇

兜に注目「前田利長像」

高岡古城公園内を中程まで進んだ「本丸広場」にひときわ目立つ像が建っていました。

銀鯰尾の兜を被った「前田利長公」の像です。遠目から見ても「前田利長ここにあり」と頼もしく、戦場ではさぞかし大男に見えたことでしょう。鯰は戦国時代、大地を揺るがす大きな力を持つ動物と考えられており、合戦の兜として縁起が良いとされていたそうです。

右前足を振り上げた馬とともに、戦国時代を生き抜く勇ましさが表現されている像ですね。

【水堀】や【連続馬出】は難攻不落「高岡城」の象徴

高岡城址をぐるっと囲む【水堀】は見事なものですね。前田利長公が隠居するために築城した「高岡城」は、いざとなれば難攻不落の城へと早変わりする布陣が敷かれています。

内堀・枡形堀・三の丸堀で構成された【水堀】は防御の砦であり、度重なる城郭破壊の危機を乗り越え、現在まで築城時の形がほぼ維持されています。

堅牢な防御を誇る【連続馬出(うまだし)】

【馬出】とは、防御・反撃両方の機能を兼ね備えた、堀を渡る土橋の先に作られた陣地のこと。

本丸・二の丸・鍛冶丸・明丸・三の丸・本丸東・小竹藪の郭を土橋で繋げる【連続馬出】は、「高岡城」の鉄壁の防御力の象徴といえるでしょう。現存していないので、今は資料でしか拝見出来ないのが残念でなりません。

高岡古城公園にある句碑・歌碑

本丸広場に隣接する「芸術の杜」には、高岡の鋳造技術を駆使した日本の代表的な彫刻家の作品が展示されてます。また「高岡古城公園」は【日本さくら名所100選】にも選ばれた名所。昭和8年秋に与謝野晶子も散策に訪れ、歌を詠んでいます。

光ってしまい見えづらいですが…

館などさもあらばあれ海こえて 羅津に対す本丸の松

高岡鋳造技術が光る【高岡大仏】

高岡市は《加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡ー人、技、心ー》として、日本遺産に登録されている街です。

藤子・F・不二雄の出身地でもあるので、ドラえもんに出会えるスポットが市内あちこちにあります。ほかにも「ものづくり体験コーナー」や「万葉歴史館」など、気になる場所が目白押し。

ゆっくり訪れたい場所は数あれど、旅行者ゆえ先を急ぎます。今回色々行くのは諦めて「高岡古城公園」から5分の地、【高岡大仏】を訪れることにしました。

幾度となく焼失し、その度に建立されてきた【高岡大仏】。奈良・鎌倉とならび「日本三大佛」と称される高さ約16mの青銅製阿弥陀如来坐像です。住宅街に位置するので、あまりの大きさにちょっとびっくり。

大仏様の顔を拝みながら進むと、大仏様の目が少しづつ見開かれていくさまがご覧になれます。

いかがでしょうか?遠目では瞼を閉じているかのような表情に見えましたが、間近で拝見すると穏やかな面持ちで見守ってくださっているのが分かります。

【高岡大仏】が鎮座する台座の内部へ入ってみましょう。

回廊の壁面には地獄絵などの仏画が展示されており、最深部には1900年の大火で類焼した2代目高岡大仏の焼け残りとされるご尊顔が安置されています。さすがに仏画やご尊顔を撮影するのは憚れたので、目に焼き付けました。

ご尊顔の大きさに、子どもは驚いていました。あまりご尊顔のみを拝観することはないので、畏怖の念を抱いたのでしょう。

  • 住所:富山県高岡市大手町11-29
  • 電話番号:0766-23-9156
  • 営業時間:6:00~17:00(寺務所:AM9:00 〜 PM6:00)
  • 拝観料:志納
  • 駐車場:12台(バス2台)無料

【高岡古城公園】基本情報&スタンプ設置場所

  • 住所:富山県高岡市古城1-1
  • アクセス:【電車】あいの風とやま鉄道高岡駅から徒歩15分【車】能越自動車道高岡ICから15分
  • 電話番号:0766-20-1563
  • 営業時間:8:00~17:15(休憩スペース)、9:00~17:00(おみやげグッズ販売所)
  • 休業日:月曜日、祝日の場合は翌日(おみやげグッズ販売所)

日本100名城スタンプは、高岡古城公園の「大手口」から入ってすぐにある【高岡市立博物館】に設置してあります。

  • 住所:富山県高岡市古城1-5
  • TEL:0766-20-1572
  • FAX:0766-20-1570
  • Eメール:info@e-tmm.info
  • 休館日:月曜日(祝・休日の場合は開館し、翌平日休館します)年末年始(12月29日~1月3日)
  • 駐車場:当館前に10台程度あり(無料)

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