おすすめ和菓子『冬木立』『菜々菓』《鈴懸》

二十四節気と和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

12月になりグッと冷え込むようになりましたね。12月7日より二十四節気では【大雪】に入ります。江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧」に依れば ※こよみ(暦)便覧は、江戸時代に出版された暦の解説書

「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」

「ゆきいよいよふちかさねるおりからなればなり」

こよみ便覧7ページ

本格的に冬が到来し、山々は雪に覆われ平野部でも雪が降り積もるころです。身体を温める食べ物を食べて、養生に努めましょう。

さて今回ご紹介する和菓子は、冬景色をモチーフとしたものになります。どうぞお楽しみください。

季節の上生菓子『冬木立』

『冬木立(ふゆこだち)』《鈴懸》

  • 1個378円(税込)
  • 小豆こなし製こし餡
  • 販売期間:11月20日~11月30日
  • 賞味期限:2日間
  • 原材料:砂糖(国内製造)、小豆、小麦粉、水飴、米粉、餅粉
  • 特定原材料等:小麦
  • 栄養成分表示:104kcal

色鮮やかな紅葉の時期は過ぎ去り、すっかり葉っぱが落ちた『冬木立』。柴染ふしぞめ(色)のこなしに焼き色をつけて、冬枯れの侘しさを表現しました。荒涼たる裸木の群生は凛々しく、静かに春の訪れを待っているかのように見えます。

「冬木立」は【三冬】の季語になります。

「斧入れて 香におどろくや 冬木立」

ー与謝蕪村「秋しぐれ」

「冬枯れした木に斧で打ち込んでみると新鮮な木の香りが漂い、驚かされた」斧がふと止まる音、静寂なる冬木立、匂いが立ち上る木の香…ひっそりとした冬枯れの木に清々しさを感じて、生命力の確かさにハッと気付かされた場面がまざまざと脳裏に浮かびますね。

『菜々菓・柚子』

『菜々菓(さいさいか)・柚子』《鈴懸》

  • 1袋249円(税込)
  • 販売期間:11月上旬~1月上旬
  • 賞味期限:常温10日間
  • 原材料名:柚子皮(国産)、砂糖、阿波和三盆糖
  • 特定原材料等:なし
  • 栄養成分表示:110kcal

新鮮な野菜を風味はそのままに阿波和三盆糖で蜜煮した一品です。野菜の色冴えが良く、見た目も可愛らしい『菜々菓』シリーズは全部で牛蒡・人参・柚子・さつま芋・蓮根の5種類。ただし、今の時期はどうやら牛蒡・人参・柚子の3種類しか取り扱いがないようです(12月上旬からは牛蒡→さつま芋になる予定)

購入したのは「柚子」。冬はやっぱり柚子製の御菓子が目につきますね。柚子のもつ苦味と阿波和三盆糖が絡み合っていい塩梅です。ちょっとしたお茶請けにぴったり。紅茶に浮かべてみたらオシャレな柚子teaが楽しめそうです(1本1本が長いのでカットする必要あり)

《大須ういろ》の『ういろのこな しろ』に入れたみたら柚子の苦味と食感がいいアクセントになりそうですね✨今度、試してみることにしましょう。

今回ご紹介した和菓子店舗

《鈴懸》本店

住  所〒 812-0026
福岡市博多区上川端町12番20号ふくぎん博多ビル1階  (google map)
福岡市地下鉄「中洲川端駅」91m
・福岡市地下鉄「中洲川端駅」5番出口からすぐ
電 話092-291-0050
営業時間【菓舗】9:00~19:00/【茶舗】11:00~19:00(L.O.食事18:00、甘味18:30)
定休日1月1日・2日

《鈴懸》JR名古屋高島屋店 ※2023年10月31日(火)をもって閉店となりました

住  所〒450-6090
名古屋市中村区名駅1-1-4 ジェイアール名古屋タカシマヤ地下1階 和菓子売り場 (google map)
電 話052-485-4328
営業時間10:00~20:00
定休日※店休日・営業時間は百貨店の営業に準じます。

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