こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
東京の和菓子屋さんの御菓子はなかなか手に入らない。昨年、星ヶ丘三越の銘菓コーナーで《赤坂青野》さんの『鯛すがた おやき』を見つけたときはとーってもテンションが上がったものでした。今回は同じコーナーに『鯛すがた おやき』とともに何やら羊羹っぽい御菓子を発見!ツルッとした手触りのパッケージ、大胆な筆文字で書かれた菓銘はなかなか目を引きますね。いったいどんな和菓子なのでしょうか。乞うご期待!
⏬『鯛すがた おやき』を食べた感想はこちらの記事をご覧ください。
『黒糖カステラ 黒べい(小豆)』
『黒糖カステラ 黒べい(小豆)』《赤坂青野》
▪︎販売価格:1個270円(税込)
▪︎賞味期限:出荷より30日間
▪︎原材料名:砂糖(国内製造)、小豆、水飴、小麦粉、卵、くるみ、黒糖、加糖練乳、寒天、バター、食塩/乳化剤、膨脹剤
▪︎特定原材料等:小麦粉、卵、乳成分、くるみ
▪︎栄養成分表示:1個45gあたり 148kcal
「小豆」と「珈琲」の2種類の味をご用意しております。 |
波照間産黒糖を使って丁寧に焼き上げられたカステラを羊羹でコーティングし、繊細なグラニュー糖をまぶした新感覚な一品です。カステラ×グラニュー糖といえば昔なつかし「鈴カステラ」を彷彿とさせる組み合わせですね。…甘さ控えめだと嬉しいんだけど。
「鈴カステラ」はふわふわした菓子でしたが、『黒べい』は羊羹でコーティングしてある分しっかりとした食感。シャリ、サクッとグラニュー糖をまぶしたカステラ生地を口に入れると、ふわーっと黒糖の風味が立ち上ぼります。生地の中には胡桃を練りこんであるので、カリッとした食感がアクセントに。薫り高い上品な甘さに仕上がっています。
菓銘の由来となったのは赤坂老舗料亭《金龍》の黒塀。赤坂花柳界の粋と雅を後世に伝えた《金龍》も時代の荒波には勝てず、2019年3月をもって閉店しました。モチーフそのものの店はなくなってしまいましたが、情緒溢れる景観は今もなお、小さな和菓子のなかに息づいています。
⏫パカッとパッケージを開けた裏側には、マーブル模様のデザインが入っています。かつては漆黒の塀の向こうに政治・経済の思惑が蠢く場があったことを表すかのようなデザインですね。
今回ご紹介した和菓子店舗
《御菓子司 赤坂青野》本店
住所 | 〒107-0052 東京都港区赤坂7-11-9 □ 東京メトロ千代田線 「赤坂」駅7番出口 徒歩8分 □ 東京メトロ千代田線 「乃木坂」駅1番出口 徒歩8分 |
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電話 FAX | 03-3585-0002 03-3589-0050 |
営業時間 | (月~金)9:00~18:00 (土)9:00~17:00 |
休業日 | 日曜日·祝日 |
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