こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
本日、一月第二月曜日は【成人の日】。国民の祝日に関する法律によって「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます日」と定められています。新成人の皆さま、ご家族様おめでとうございます。
…私が二十歳のときは1月15日が【成人の日】でしたので未だに慣れません(笑)が、華やかな装いの皆さまに出会うと嬉しくなるものです。
今回は新成人の皆さまにお祝いの気持ちを込めて瑞祥あふれる御菓子をご紹介したいと思います。どうぞお楽しみください。
『富士遠望』吉野羹製&淡雪羹製
『富士遠望』《両口屋是清》
▪︎販売価格:1個378円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料名:卵
▪︎栄養成分表示:1個あたり 134kcal
霊峰富士を背に茜色に染まる瑞祥あふれる新春の夜明け。淡雪羹と吉野羹で美しく表現されています。「吉野羹」とは煮詰めた錦玉に葛粉を入れて固めたもので、少し半透明のやさしい感じの仕上がりになります。吉野羹の透明度が御来光の神聖な雰囲気を醸し出していますね。
何年か前に同じ意匠の『富士遠望』をいただいたことがあるのですが、また今年も出会えたことか嬉しくて購入してしまいました。色の連なり方が印象的で心惹かれたことを今でも覚えています。
原材料名 | 砂糖(国内製造)、還元水飴、手芒豆、寒天、福白金時豆、卵、食塩、葛/増粘多糖類、環状オリゴ糖、着色料(黄色4号、赤102号、青1号) |
富士山を表しているのは淡雪羹。シュワッと溶けるような淡雪羹とつるりとした吉野羹との食感の違いが何とも楽しい一品です。
「淡雪羹」とは 煮詰めた錦玉に泡立てた卵白(メレンゲ)が入ったもの。卵白が入るため白っぽい仕上がりになります。 ちなみに羊羹に卵白(メレンゲ)が入ったものを「東雲羹(しののめかん)」といい、求肥に白餡、泡立てた卵白(メレンゲ)を入れて練ったものは「雪平(せっぺい)」と呼びます。 |
今回ご紹介した和菓子店舗
《両口屋是清》八事店
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