おすすめ和菓子『栗粉餅』《とらや》

二十四節気と和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

10月8日より二十四節気【寒露かんろ】に入りました。江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧」に依れば ※こよみ(暦)便覧は、江戸時代に出版された暦の解説書

朝晩の冷え込みがはっきりし、露の冷たさに秋の深まりをしみじみと感じる頃です。日中は澄んだ空気のなか過ごしやすい日が多くなります。

【寒露】の七十二候

初候 鴻雁来こうがんきたる

  • 期間:10月8日〜10月12日頃
  • 意味:雁が北から渡ってくる頃

次候 菊花開きくのはなひらく

  • 期間:10月13日〜10月17日頃
  • 意味:菊の花がさく頃

末候 蟋蟀在戸きりぎりすとにあり

  • 期間:10月18日〜10月22日頃
  • 意味:蟋蟀(※ツヅレサセコオロギのこと)が戸口でなく頃

【寒露】の時期は栗の和菓子が店頭を賑わします。今回は老舗和菓子屋《とらや》さんの栗菓子をご紹介したいと思います。どうぞお楽しみください。

『栗粉餅』栗餡製 求肥包御膳餡芯

『栗粉餅』《とらや》

▪︎販売価格:1個638円(税込)
▪︎販売期間:2023年9月5日〜10月31日
▪︎賞味期限:当日中
▪︎原材料名:砂糖(国内製造)、栗、白小豆、小豆、白玉粉、水飴、澱粉
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:1個(50g)あたり 131kcal

小豆餡を芯に、裏漉した栗と希少な白小豆の餡を混ぜた生地をそぼろ状し華やかな『栗粉餅』としました。『栗粉餅』と聞くと蒸した栗をそぼろ状にし餅にふりかけたものを思い浮かべがちですが《とらや》さんのは工夫が凝らされていますね。よくよく見ると餡玉の周りをうっすらと求肥が包み込んでいます。栗そぼろ餡と小豆餡の間に求肥が挟まることで、それぞれの餡の風味をよりよく味わえるのがいいところ。

参考:《とらや》独自の白小豆「福とら豆」について

《とらや》さんの記録では『栗粉餅』を元禄13年(1700)に初めてお作りになられたそうで、その頃は餅に栗の粉をまぶした素朴なものでした。時代の変化に合わせて今の形態になったもよう。そう思うと、しみじみと味わい深くなるものです。

今回ご紹介した和菓子店舗

《とらや》ジェイアール名古屋タカシマヤ売店

住 所 〒489-0867
愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 ジェイアール名古屋タカシマヤ 地下1階 和菓子売場
電話052-566-8546
営業時間百貨店の営業時間に準じます
休業日百貨店の定休日に準じます

《とらや》赤坂本店&虎屋茶寮

住  所〒107-0052
東京都港区赤坂4-9-22
・東京メトロ丸の内線、銀座線「赤坂見附」駅A出口より徒歩7分
駐車場:9台
電 話
Fax
03-3408-2331
03-3408-4135
営業時間【物販】
[平日]9:00〜19:00 [土日祝]9:30〜18:00
【虎屋茶寮】
[平日] 11:00〜18:30 ラストオーダー18:00 
[土日祝] 11:00〜17:30 ラストオーダー17:00
定休日毎月6日(12月を除く)

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