こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
7月7日から二十四節気【小暑】に入り、いよいよ本格的な夏の到来です。
【小暑】の七十二候 | 名称 | 意味 |
初候 7月7日~7月11日頃 | 温風至(おんぷういたる) | 雲の間から注ぐ陽がだんだんと強くなる頃 |
次候 7月12日~16日頃 | 蓮始開(はす はじめて はなさく) | 蓮がゆっくりと蕾をほどき花を咲かす頃 |
末候 7月17日~22日頃 | 鷹乃学習(たか すなわち がくしゅうす) | 5,6月に孵化した雛が巣立ちの準備をする頃 |
【小暑】とは~二十四節気
大暑来れる前なれば也
国立国会図書館デジタルコレクション「こよみ便覧」7ページ目より
この頃から本格的な暑さが始まり、【大暑(7月22日~8月7日頃)】で夏の暑さはピークを迎えます。【小暑】から【大暑】までの期間を暑気(しょき)と呼び、暑中見舞いを出すのもこの期間です。
最近では、夜寝る前にエアコン(エコ設定)を入れないと寝苦しくなってきましたねー。通勤電車も冷房がきいていますが、この時季は梅雨明け間近の豪雨が発生しやすく、雨に濡れた身体を冷やされてしまうのが困りもの。暑さに慣れてない身体はバテやすく体調を崩しやすいので、早めのケアがおすすめです。火を使う料理をしていると、熱気で食べる頃には食欲が落ちてしまうのがネックなので、ひと工夫が必要なんですよね。
『朝涼し』きんとん製
『瀬音』《両口屋是清》
▪︎販売価格:1個335円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
なんてこと!箱が横になってしまってて、形が崩れてしまいました。が、怪我の功名なのか、アングルで面白い写真が撮れたのでこのまま載せることにしました。本来は、繊細なきんとん製でこんな感じです。
見比べてみると押されてぎゅっとなってしまったさまがよく分かります。トホホ。
草木に残る朝露を錦玉で表し、涼やかな朝のひとコマを意匠とした一品です。
「涼し」は俳句で三夏の季語になります。夏の暑さの最中、思いがけず覚える涼しさに心も身体も弛む、そんなひとときを表した季語です。
ひとくちメモ
- しっとりとした白小豆のきんとん。白・薄浅葱・苗色の三色きんとんで爽やかな朝を演出。
- 中はつぶ餡で、食べごたえあり。甘さ控えめ。
銘々皿を変えて撮影。光の加減で、朝の静謐なひとときを表現。
今回ご紹介した和菓子店舗
《両口屋是清八事店》
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