【端午の節句】おすすめ和菓子『柏餅』『かぶと』《御菓子所 芳光》

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

5月5日は、五節句のひとつ【端午の節句】にあたります。

古来、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考え、その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりです。縁起がよい反面悪いことにも転じやすいという考えから、お祝いとともに厄祓いもする習わしがあります。

1月7日  人日(じんじつ)の節句 【七草の節句】 
3月3日  上巳(じょうみ)の節句 【桃の節句】
5月5日  端午の節句 【菖蒲の節句】
7月7日  七夕の節句 【笹竹の節句】
9月9日  重陽(ちょうよう)の節句 【菊の節句】

コラム~【端午の節句】に菖蒲湯に入るのは?
菖蒲には薬効成分があり、また葉の先が鋭く刀に似ていることから男子に縁起のよい植物とされてきました。鎌倉時代以降、菖蒲が尚武(しょうぶ)に通ずるとして、端午を男の子の節句として祝うようになったという説もあります。

今回は【端午の節句】に相応しい和菓子をご用意いたしました。どうぞお楽しみください。

『柏餅』ういろう製 小豆こし餡

『柏餅』《御菓子所 芳光》
▪︎販売価格:1個340円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:なし

柏の葉は、新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから「子孫繁栄=家系が絶えない」縁起のよいものとして、武士階級に大いにもてはやされました。粽は中国由来ですが、柏餅は日本で生まれた風習なんですね。

《芳光》さんの柏の葉は、申し分ないくらい爽やかな香気なんですよ。「菖蒲」には薬効成分があると云われていますが、柏もグローブ等の精油に多く含まれている「オイゲノール」という抗菌物質が含まれています。抗菌効果だけでなく、森林浴をしたような清々しい気分になれるのが『柏餅』のいいところ。

原材料名砂糖(国内製造)、上用粉(うるち米【国産】)、小豆、葛粉、羽二重粉(餅米【国産】)、寒天

ぺろんと柏の葉を捲ってみると、兜の形をした二つ折りの餅生地が出てきました。名古屋らしく「ういろう製」ですね。つやつやしてて美味しそうな仕上がりです。

中は小豆こし餡。ういろう生地はむっちり感よりもつるりとした口あたりが印象的なもの。甘さ控えめな小豆こし餡とよく合います。ういろう生地も薄めで食べやすく、ほかの節句菓子と一緒に召し上がるのにちょうどよいサイズ感なのも嬉しいところ。

『かぶと』薯蕷製 小豆つぶ餡(伊勢芋入り)

『かぶと』《御菓子所 芳光》
▪︎販売価格:1個340円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:やまいも

男の子が病気や事故などの災厄を逃れ、力強く成長してくれることを願い飾られるようになった鎧や兜。【端午の節句】の頃に大事な鎧兜を出して手入れや虫干しした武家社会の風習から由来していると云われています。

《芳光》さんの『かぶと』は、ふんわりと山芋香る薯蕷生地で小豆つぶ餡を包んだ一品です。兜の焼印に金箔を散らし、子どものすこやかな成長を願う気持ちを表現しています。

今回ご紹介した和菓子店舗

《御菓子所 芳光》

住所〒461-0038
愛知県名古屋市東区新出来1-9-1

□市バス基幹2系統、「山口町」又は「徳川園新出来」より徒歩5分
□名鉄瀬戸線「森下」駅·JR「大曽根」駅より 徒歩15分
電話052-931-4432
営業時間9:00~17:30
休業日日曜日+第3月曜日
※祝日と第3月曜日が重なる日も定休日とさせていただきます。
※5月5日営業のため7日(火)は臨時休業します。

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