徳川園の「春を謳う牡丹祭」へ行ってきました

おすすめ和菓子屋さん

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

徳川園では100種、約1,000株の花の王・牡丹が咲き誇る時期に「春を謡う 徳川園牡丹祭」を開催しています。そろそろ桜も終わり。花を邪魔しない、新緑に見立てた着物を着て徳川園の庭園散策にお出かけしました。

各種催事が目白押しですね。今回は、庭園散策→呈茶会→「黒門手づくり市」の順で楽しむことにしました。

庭園に行く道すがら、美術館前広場の賑やかな「黒門手づくり市」を少しだけチェック。長野県·蓼科から仕入れたドライフラワーを使った《miuneko屋》さんや勝川に暖簾を掲げる《絆わらび餅本店》さん…etc. 気になるお店がずらり。ここは後からゆっくりと巡ることにいたしましょう。

庭園に入るのは実は初めて。八重紅枝垂れ桜の見事さに自然と足が留まります。ソメイヨシノと違って花弁の中に佇むことができるのが魅力的です。

桜は和歌でも「花」とあれば「桜」を表すくらい日本人に愛され、古来より多くの歌に詠まれてきました。

あしひきの 山桜花 日並べて かく咲きたらば いと恋ひめやも 山部赤人

(あしひきの)山の桜の花が、これから何日も今のように咲いているのなら、こんなにひどく心惹かれることはないだろうに

満開の桜を堪能した後は、今回の目的のひとつ「瑞龍亭」での呈茶会へと足を運びましょう。

「呈」という字は差し上げることを意味します。
お客様をお茶でもてなすということで、厳密には「お茶会」とは違います。薄茶とお菓子が振る舞われる、誰でも気軽にお茶に触れることが出来るのが「呈茶」です。

牡丹の開花はやや遅れ気味でしたが、新緑の芽吹きのなか気軽にお茶に触れることができました。

場所·日程徳川園「瑞龍亭」 協力:椿の会
4/5(土)12(土)13(日)19(土)20(日)
5/3(土)4(日)
料金呈茶セット1,100円[各日先着150名]
※別途徳川園入園料300円(中学生以下無料)かかります。
開催時間10:00~16:00

今回の御菓子は《芳光》さんのもの。徳川園へ来訪する際はいつも《芳光》さんの和菓子を購入するので嬉しくなりましたね。しかも、この呈茶会に合わせて特別にお作りになったものだそうで店頭では販売されてないとのこと。

菓銘は『花筏(はないかだ)』。水面に散った桜の花びらがまとまって流れ筏のようにみえるさまを表した【晩春】の季語です。

《芳光》さんの『花筏』は(おそらく)葛製。葛生地に淡紅色の氷餅、透ける薄浅葱(うすあさぎ)色の餡で川面を流れる美しい桜色の情景を表しています。

瑞龍亭の前に設えられた席から眺める龍仙湖。瑞龍亭が奥まった場所にあるせいかそれほど来訪もなく、ゆるりと過ごせました。

さぁ、いよいよ「黒門手づくり市」へ。

ひときわ目を引いたのは20種類にも及ぶお団子を販売されている《湊珈琲(MINATO COFFEE )》さん。先ほど《芳光》さんの上生菓子をいただいたばかりだというのに、もうお団子が食べたくなってしまってる💕《湊珈琲》さんは「岐阜県景観奨励賞」を受賞したり、るるぶ岐阜に毎年掲載されていたりする中山道沿いにある古民家カフェです。

五平餅風くるみ、いそべ、抹茶、黒ごまなどの定番もの、ラムネやレアチーズなど一風変わったもの…etc. これだけ種類豊富だとどれにしようか迷いますね。

今回は『よもぎ』『紫いも』の2種類を選びました。『よもぎ』は白い団子に蓬あん、上には桜色のフィアンティーヌが散らしてあります。せっかくなので艶やかな紅常磐万作を見ながらいただくことにしましょう。

お餅がふっくらとしておいしい💕蓬あんも程よい甘さで食べやすいですね。これはぜひお店にも足を運んで他の味もいただきたいところ。

今回ご紹介した和菓子店舗

《御菓子所 芳光》

住所〒461-0038
愛知県名古屋市東区新出来1-9-1

□市バス基幹2系統、「山口町」又は「徳川園新出来」より徒歩5分
□名鉄瀬戸線「森下」駅·JR「大曽根」駅より 徒歩15分
電話052-931-4432
営業時間9:00~17:30
休業日日曜日+第3月曜日
※祝日と第3月曜日が重なる日も定休日とさせていただきます。

《湊珈琲(MINATO COFFEE )》

住所〒501-0124
岐阜県岐阜市鏡島中2丁目21−5

□JR岐阜駅前~バスで「鏡島弘法前」下車(16分) バス停より徒歩1分
□JR西岐阜駅より徒歩15分
電話058-333-1123
営業時間[平日]9:00~17:00
[土日祝]8:00~17:00
休業日火曜日
湊珈琲ホームページより

コメント

タイトルとURLをコピーしました