季節をまたぐ素材『ほおずき』『清流鮎』《和の菓さんのう》

和の菓さんのう

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

毎月楽しみにしている《和の菓さんのう》季節の上生菓子セット、今月も買いに行けて心が満たされております✨6月11日に放送された「声優と夜遊び」での和菓子作り体験についても少しお話しを伺えました。声優さん達が盛り上げてくださったので、大変やりやすかったそうですよ。

「声優と夜遊び」和菓子作り体験みどころ

  • 声優のお二人(関さん、畠中さん)は、番組内で作る和菓子を初めて知ったもよう(番組スタッフとの打ち合わせにて作る和菓子は決定)。
  • 畠中さんの色鮮やかな和菓子は番組的には◎。やはり初めての方には、どのくらい色を入れるかの加減は難しい。
  • 関さんのあまりにも器用な手捌きは、普段される粘土細工の経験も活かされている。
  • 横並び一列でのモニター越し和菓子作りは難易度高し。畠中さんの不器用な手つきに納得。

オンラインでの和菓子体験を考え中なので、参考になるコメントでした。番組の様子は、日持ちする『恋心』~おすすめ琥珀糖《和の菓さんのう》でも紹介しています。

YouTube「声優と夜遊び和菓子」の検索で、公式ページの視聴が可能です(2021年7月現在)

「声優と夜遊び」の和菓子作り体験裏話が聞けて、楽しくなりすぎましたね。閑話休題。…さて今回は、7月の上生菓子セットから季節をまたぐ素材「鮎」と「ほおずき」にスポットをあてて、ご紹介したいと思います。

『清流鮎』羽二重餅製つぶ餡

『清流鮎』賞味期限2日《和の菓さんのう》

清らかな白の羽二重餅、水の透明度を表す2色の錦玉、生き生きと泳ぐ鮎、夏の川辺の風物詩を彩る一品です。2匹の鮎に動きがあって、水しぶきすら感じそうな意匠ですね。

「鮎」は季節の移ろいを表現しやすい素材とあって、俳句などによく詠まれています。「若鮎(わかあゆ)」は【晩春】を、「鮎」は【三夏】を、「落鮎(おちあゆ)」は【三秋】を表す季語です。川に遡ってきて産卵し下流に下る鮎の一生は、いつの時代も歌人の心、和菓子職人の好奇心をくすぐる生き物なのでしょう。

またたぐひ長良の川の鮎鱠

出典「己が光」松尾芭蕉

鵜飼いで名高い長良川の鮎を膾(なます)にしたものは、類いまれな風味だと称賛した俳句 。鵜飼い見物・鮎食いは、一度はしてみたいと思わせますね。

この度、7月15日に《ホテルミュースタイル犬山》がopenしましたが、「犬山体験」が出来るホテルとして注目を集めています。木曽川鵜飼(夜 / 昼 期間6/1~10/15)プランももちろんのこと、和菓子作り体験なども魅力的です。宿泊しなくても利用できるプランがあるようなので、一度は行ってみたいと思っています。

参考:《ホテルミュースタイル犬山》ホームページ

『ほおずき』ういろう製檸檬餡

『ほおずき』賞味期限2日《和の菓さんのう》

今回の上生菓子セットの中で一番写真に撮るのが難しかった一品です。ういろう製の皮はグラデーションになっており、『ほおずき』の色が変わっていくさまを捉えています。もっちりしたういろう製の中は、爽やかな檸檬餡。夏には嬉しい、さっぱりとした味わいです。

『ほおずき』は「鬼灯」と漢字で表します。これは鬼灯の形を提灯に見立て、お盆に帰ってくる先祖への目印に飾られたことに由来しています。

「ほおずき」は【初秋】の季語ですが、「青鬼灯」と書けば【晩夏】の季語になります。赤く染まった「ほおずき」は秋の訪れを感じさせますが、まだ熟していない「青鬼灯」も風情があっていいものです。7月9日、10日に行われる浅草寺(東京)の鬼灯市では、青鬼灯が売られているそうですよ。

今回ご紹介したフリーランス和菓子職人

定期販売

名古屋星ヶ丘テラス 毎月第2火曜日・第3日曜日 

岐阜県本巣市atelierフェリス 毎月第4水曜日

インスタグラムで予約可

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