【大京都展】おすすめ和菓子『麩の焼き』&実演販売『一華』《俵屋吉富》

おすすめ和菓子屋さん

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

先日、JR 名古屋高島屋にて開催されている【大京都展】に行ってきました。毎年、この時期に開催されているのでお馴染みのお店もちらほら。老舗和菓子屋さんも[JR名古屋高島屋限定]商品を引っ提げて出展されるので要チェックです。春先に嵐山で《老松》さんの上生菓子を食べて感激したことも京和菓子への期待を高まっている要因ですね。

今回は開店25周年企画として「舞妓来店イベント」もなされていたもよう。間近で「をどり」を見られる絶好の機会でしたね。

⏬こちらは実演販売。これぞ、職人技!衆人環視のなかでも手際よくすすめられていました。

濃厚な抹茶を堪能できる八十八シェイクを販売されている《八十八良葉舎》さんは大行列でした。みなさん、涼を求めていらっしゃるんですね。特製の抹茶餡をのせた『抹茶だんご』を食べたかったのですが、断念しました。

⏫いつも購入する《和詩倶楽部》さん。「紗紙」という糸を織り込んだ襖紙を使ったブックカバーは大のお気に入り。毎回、懐紙とともに何種類か購入してしまいます。

さて、存分に【大京都展】を堪能したらお馴染みの老舗和菓子屋さんに足を向けましょう。今回も気になる和菓子がたくさんありました。今回はその一部をご紹介したいと思います。

【名古屋高島屋限定】『麩の焼き』焼き皮製 味噌あん

『麩の焼き』《京菓子司 俵屋吉富》
▪︎販売価格:1個 270円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:小麦粉、卵、大豆
▪︎栄養成分表示:1個あたり 146kcal

『麩の焼き』とは千利休が茶会でよく用いた御菓子のこと。最晩年の天正18年(1590)から19年にかけての100回に及ぶ茶会記を綴った「利休百会記」では、『麩の焼き』が61回(68回説あり)も登場しているくらい好みの御菓子だったわけです。利休の「麩の焼き」にはあんこは入っておらず、薄焼きの生地の片側に味噌などを塗りクレープ状に巻いたシンプルな構成だったもよう。時代を経て、味噌あん入りのものへと変化しました。

原材料名砂糖(国内製造)、白生餡、小麦粉、小豆、水飴、還元水飴、卵白、餅粉、白味噌、寒天/トレハロース、着色料(黄4号、青1号)

《俵屋吉富》さんの『麩の焼き』は小豆つぶ餡と白味噌あんがコラボした贅沢な仕様。味噌あんの塩気が小豆あんの甘さをいい塩梅に引き立てます。何といっても、モッチモチの薄皮生地のおいしいこと💕これは限定といわず、通常販売してほしい味わいです。淡緑に楓の焼き印も、初夏の風情が感じられていいですね。

『一華(いちげ)』こなし製 小豆こし餡

『一華(いちげ)』《京菓子司 俵屋吉富》
▪︎販売価格:1個 486円(税込)
▪︎賞味期限:当日中
▪︎特定原材料等:小麦粉

『一華』の読み方が分からずお尋ねしたら若い職人さんが「いちげ=ひとつの花」だと教えてくださいました。カーベラを模したこなし製の一品です。豊富な色彩とポップな花姿が可愛いガーベラは母の日の贈り物としても大人気。ガーベラ全般の花言葉は「常に前進」「希望」ですが、ピンクの場合「感謝」という意味もあります。

むっちりとしたこなし製の弾力が心地よく、そして驚くほど餡の甘さが上品。これは贈り物をいただいたような上質な味わいでした。実演の上生菓子なので作ってから時間がさほど経っていないということも、もしかしたら要因かもしれません。《俵屋吉富》さんの上生菓子は毎回いただいていますが感動もののおいしさでしたね。

今回ご紹介した和菓子店舗

《京菓子司 俵屋吉富》本店

住  所〒602-0029 
京都市上京区室町通上立売上ル
◇ 駐車場:本店向い お客様駐車場(1台)
□ 京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅下車 徒歩約5分
電 話
FAX
075-432-2211
075-432-9271
営業時間8:00〜16:00
定休日毎週 日曜日・水曜日

コメント

タイトルとURLをコピーしました