こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
3月25日より二十四節気【春分】の次候「桜始開(さくらはじめてひらく)」に入りました。桜餅をはじめ、桜餡や桜を型どったものなど、和菓子屋さんでは桜をモチーフとした和菓子が華やかに店頭を彩ります。
【春分】の七十二候 | 名称 | 意味 |
初候 3月20日〜3月24日頃 | 雀始巣(すずめはじめてすくう) | 雀が巣を作り始める頃 |
次候 3月25日〜3月29日頃 | 桜始開(さくらはじめてひらく) | 全国各地から桜の開花が聞こえてくる頃 |
末候 3月30日〜4月3日頃 | 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす) | 春の訪れとともに、恵みの雨を呼ぶ雷が遠くの空で鳴りはじめる頃 |
今回は京都の老舗《亀屋良長》さんより限定の桜和菓子をお届けしたいと思います。どうぞお楽しみください。
【三越伊勢丹限定】『鳥羽玉(さくら)』
『鳥羽玉(さくら)』《京菓子司 亀屋良長》 ▪︎販売価格:1箱6個入り 972円(税込) ▪︎賞味期限:製造日より10日間 ▪︎特定原材料等:なし ▪︎栄養成分表示:1個あたり 30kcal
『鳥羽玉』は1803年創業当初より受け継がれる美しい漆黒の意匠をした代表銘菓です。定番の黒糖風味のこし餡に加え、黒豆、柚子、栗、トマト、青梅…etc.季節ごとの素材を使った『鳥羽玉』も注目を集めています。
本来、春季限定は「いちごみるく」。白餡にいちごと練乳を合わせ、小さな乾燥いちごをトッピングしたものです。今回ご紹介する『鳥羽玉(さくら)』は【三越伊勢丹】限定で発売されたものなので、ホームページにも記載されていません。《亀屋良長》さんでは地域や店舗限定の季節の『鳥羽玉』が存在するようで…例えば「桜」をモチーフしたもので云えば、JR京都伊勢丹店限定で道明寺とこし餡を半々に合わせた『桜餅 鳥羽玉』が3月店頭に並んでいるようです。伝統を重んじながらも新境地を切り開いていく《亀屋良長》さんの発想の豊かさが、新たな『鳥羽玉』を生み出しているように感じます。
原材料名 | 手芒豆(国産)、砂糖、還元水飴、桜花、食塩、梅酢、寒天/トレハロース、着色料(カルミン酸) |
桜餡のあんこ玉に桜の花をのせ、寒天がけで艶やかさを演出いたしました。桜あんこ玉が淡く渋い紅赤色に仕上がっているので、中紅花(なかくれない)の桜花が色鮮やかなこと!雅やかな意匠にうっとりします。
桜の和菓子では桜葉塩漬けを使い、甘さに塩気を足すことでバランスを取ることがあります。こちらの仄かな甘さの秘訣は「梅酢」。程よい酸味が軽やかな仕上がりを生み出しています。
今回ご紹介した和菓子店舗
《京菓子司 亀屋良長》京都本店
住 所 | 〒600-8498 京都府京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19 □市バス「四条堀川」下車すぐ(京都駅からは9、50、101番に乗車) □電車 • 阪急「大宮」駅 東3番出口から徒歩5分 • 阪急「烏丸」駅 24番出口から徒歩10分 • 地下鉄烏丸線「四条」駅 24番出口から徒歩10分 • 京福電鉄嵐電「四条大宮」駅より徒歩6分 |
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電話 Fax | 075-221-2005 075-223-1125 |
営業時間 | 9:30~18:00(茶房 11:00~17:00) |
休業日 | 年中無休(1月1日〜3日を除く) |
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