【新発売】白餡を使った『あんむーしゅ』&季節の和菓子『春告鳥』《三好屋老泉》

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こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

《三好屋老泉》さんのInstagramより新発売の和菓子があるとのことでさっそく買いに行ってきました。いちごジャムをふわふわの羽二重餅で包んだ『いちごクリーム大福』や和歌山県産みかんと白餡を羽二重餅で包んだ『みかん大福』などの新商品とともに、美味しそうな季節の和菓子が目白押し。

その中でも特に気になった白餡ベースの和風ムースを今回ご紹介したいと思います。どうぞお楽しみください。

【新発売】白餡ムース『あんむーしゅ(酒粕)』

『あんむーしゅ(酒粕)』《和菓子処 三好屋老泉》
▪︎販売価格:1個340円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より約20日間【冷凍】※解凍後、24時間以内
▪︎特定原材料等:乳成分、卵、ゼラチン
▪︎栄養成分表示:1個あたり 338kcal

新発売の和風ムースはまろやかな口あたりとやさしい甘さの白餡をベースとしたもの。味わいは「白餡×黒蜜&きな粉」と「白餡×酒粕」の2種類です。今回は珍しい“酒粕”バージョンを購入してみました。酒粕は、三大酒処として名高い広島県にある《盛川酒造》さんの大吟醸「沙羅双樹」を絞ったもの。酒米最高峰といわれる「山田錦」を野呂山系の良質な軟水とともに丹精込めて醸した「沙羅双樹」ですから、否が応でも期待が高まります。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の道理をあらはす
原材料名生乳(国産)、砂糖、白手芒豆、卵黄、酒粕、ナチュラルチーズ、ゼラチン、寒天/トレハロース、着色料(金箔)

生成り色の和風ムースの上に金箔をあしらって特別感を演出した『あんむーしゅ(酒粕)』。ムースにスプーンをそっと入れてみると…きめ細かな泡にシュッと触れるような感じが堪りません。口あたりもよく柔らかすぎない絶妙なふんわり感がいいですね。芳醇な香りとまろやかな甘みに酔いしれながら至福のひとときが味わえる一品です。ちなみに子どもは「栗きんとんみたい💓」と喜んで食べていました。なめらかさと栗独特な風味に近いものを感じたようですよ。

『春告鳥』練りきり製 小豆こし餡

『春告鳥』《和菓子処 三好屋老泉》
▪︎販売価格:1個390円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:やまいも、ごま
▪︎栄養成分表示:1個あたり 179.2kcal

2月9日より二十四節気【立春】の次候「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」に入りました。『春告鳥』とは鶯の別名のこと。美しい鳴き声で春の到来を知らせるウグイスは色んな別名で呼ばれてきました。黄鶯、匂鳥、歌詠鳥、花見鳥、人来鳥…etc.

この時期は鶯の初音が聞かれるころ。心もとない鳴き声もやがて美しい響きへと変貌を遂げます。鶯の鮮やかな羽色と美しい鳴き声は、古より人々に愛でられ和歌に詠まれてきました。

こちらは【源氏物語】第23帖「初音」より。明石の御方が五葉の松に結んで3才の頃にお別れになった明石の姫君に届けた和歌です。

長い間、まつ(松、待つ)ということだけで過ごしてきました。せめて今日は鶯の初音-初便りをお聞かせください
原材料名白手芒豆(北海道産)、砂糖、小豆、山芋、餅粉、水飴、寒天、黒ごま/トレハロース、着色料(赤102号、黄4号、青1号)

高さがある上生菓子なので角度を少し変えるだけでも風情が違ってみえるのが面白いところ。こちらのほうが練りきりに入れた窪みがくっきりと見え、今にも羽を広げて飛び立ちそうな躍動感を感じます。

中はなめらかな小豆こし餡。あっさりとした味わいの練りきりとよく馴染んでいます。

今回ご紹介した和菓子店舗

《和菓子処 三好屋老泉》

住 所 〒489-0867
愛知県瀬戸市大坂町206-4
・愛知環状鉄道「山口駅」より徒歩12分
電話番号0561-82-8891
※アニマル和菓子は予約販売(店頭・お電話にて)行事等の際は店頭でも取り扱いあり
営業時間9:30~19:00
休業日毎週火曜日
祝日・行事等の場合は営業します

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