【十三夜】におすすめ和菓子『栗鹿の子』『栗蒸し羊羹』《とらや》

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

本日10月27日は、十三夜(【後の月のちのつき】)ですね。旧暦9月13日の十三夜は【中秋の名月(十五夜)】に次いで美しい月がみられる日とされ、食べ頃を迎える栗や大豆をお供えすることから【栗名月】とも呼ばれています。十五夜と十三夜の月見はセットとして考えられており、片方の月しか見ない「片月見」は縁起が悪いものとしてされていたそうです。

『栗鹿の子』栗鹿の子製

『栗鹿の子』《とらや》

▪︎販売価格：1個６３８円(税込)
▪︎販売期間：2023年9月5日〜10月31日
▪︎賞味期限：当日中
▪︎原材料名：栗(国産)、砂糖、白小豆、寒天
▪︎特定原材料等：なし
▪︎栄養成分表示：1個(50g)あたり 130kcal

白小豆で出来た餡玉に栗の甘露煮をつけた『栗鹿の子』。艶々した黄支子きくちなし(色)の栗が実り豊かな秋を演出しています。【栗名月】にはぴったりな一品ですね。鹿の子製とは「鹿の子斑かのこまだら（鹿の背の白い斑紋）」に見立て甘く煮た豆を餡玉につけた御菓子のこと。栗鹿の子は豆の代わりに栗を用いたものですが、色鮮やかになる分より華やかな御菓子に仕上がります。

⏫栗の甘露煮はしっかりとした固さ。コリッとした食感と上品な甘さが楽しめます。

『栗蒸し羊羹』

『栗蒸し羊羹』《とらや》

▪︎販売価格：1個６３８円(税込)
▪︎販売期間：2023年9月5日〜10月31日
▪︎賞味期限：当日中
▪︎原材料名：砂糖(国産)、栗、小豆、小麦粉
▪︎特定原材料等：小麦粉
▪︎栄養成分表示：1個(50g)あたり 116kcal

小豆餡に小麦粉と葛粉を加え、新栗の風味を大切にして蒸しあげた『栗蒸し羊羹』。秋になると各和菓子屋さんの店頭に「栗蒸し羊羹」が並び始めます。シンプルな素材で仕上げられるのに風味に違いが出るのも面白いところ。《とらや》さんのは流石の風格。口当たりよく馴染んだかと思えば、フワッと上品な甘やかさが立ち上ってくる感じです。

練り羊羹は濃厚なので少量で十分だと思うのですが、蒸し羊羹はたくさん食べられてしまう。これは蒸し羊羹のむちっとした弾力がなせる業なのか…食欲の秋にご用心といったところでしょうか。

今回ご紹介した和菓子店舗

《とらや》ジェイアール名古屋タカシマヤ売店

《とらや》赤坂本店&虎屋茶寮