8月に食べた和菓子9選【2024年】

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

8月もたくさん美味しい和菓子に出会いました。一挙紹介といきましょう。

『ベニササンカ(8月バージョン)』紅さざんか花びら入り錦玉製

『ベニササンカ』8月バージョン《京菓子司 松屋長春》
▪︎販売価格:1箱6個入り 830円(税込)
▪︎販売期間:2024年8月10日~8月11日
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:卵

旧稲沢市の市花「紅山茶花(べにささんか)」をモチーフとした月替わりの和菓子『ベニサザンカ』。今月は涼しげな錦玉羹を使った一品です。通常の上生菓子に比べて1個あたりの価格が抑えられていますが、1箱(6個)での販売なのであれこれ食べたい人には不向きかもしれません。3個入りのものがあれば嬉しいなぁ…と。

『鹿の子』道明寺製 丹波産白雪大納言小豆

『鹿の子』《京菓子司 亀広良》
▪︎販売価格:1箱3個入り 1,101円(税込)
▪︎道明寺製 丹波産白雪大納言小豆
▪︎賞味期限:製造日より2日間

艶々した丹波産白雪大納言小豆が目を引く一品です。「白雪」という品種の小豆は初めて食べました。高級品種として知られる丹波大納言小豆ですが「白雪」は丹波地域でも生産農家は限られ、一般には流通がほとんどない希少な品種なんだそうですよ。おいしかったので今後も《亀広良》さんの御菓子に注目したいところ。

『千なり檸檬あん』どら焼

『千なり 檸檬あん』《両口屋是清》

▪︎販売価格:1個216円(税込)
▪︎販売期間:7月27日~8月下旬
▪︎賞味期限:製造日より14日間
▪︎特定原材料等:小麦粉、卵、ごま、大豆 ※はちみつ使用
▪︎栄養成分表示:1個あたり 190kcal

檸檬果汁、果肉、果皮を白餡と合わせ、夏にぴったりな甘酸っぱいあんこのどら焼に仕立てた『千なり 檸檬あん』。瀬戸内レモンを使った夏限定の味わいです。

原材料名砂糖(国内製造)、卵、小麦粉、手芒豆、還元水飴、はちみつ、レモン果皮、福白金時豆、レモン果汁、植物油脂(ごま、大豆含む)、寒天/トレハロース、加工デンプン、膨張剤、増粘剤、酸味料

「千なり瓢箪」の焼き印が押されたふわふわのどら焼生地に、ほどよく酸っぱい、ほんのり甘い檸檬あんは相性抜群です。ぜひ来年も食べられるといいなぁと感じています。

「千なり瓢箪」とは
尾張名古屋の英雄、豊臣秀吉公ゆかりの馬印(うまじるし)です。瓢箪は、古来より縁起のよい象徴として広く知られていました。特に六瓢箪は、むびょう(=六瓢)にかけて無病息災に繋がるとして言い伝えられています。

『栗しずく』錦玉製 栗甘露煮入り

『栗しずく』《京菓子司 松屋長春》
▪︎販売価格:1個324円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:なし

久しぶりに訪れた《松屋長春》さんで購入した《栗しずく》。錦玉羹に透ける黄金が店頭でも目を引いていました。つるり、ひんやりした錦玉羹を使った上生菓子は夏の定番。中には栗の甘露煮がまるごと入っていて満足感の高い一品です。

『極 最中』最中皮製 備中白小豆こし餡

『極 最中(備中白小豆)』《きよめ餅総本家》
▪︎販売価格:1個378円(税込)
▪︎賞味期限:当日中
▪︎特定原材料等:卵
▪︎栄養成分表示:1個あたり 117kcal

《きよめ餅総本家》さんが創られた手作り最中は大胆にも「きよめ餅」が2個も乗る形式。これは楽しいですね✨「きよめ餅」の羽二重餅がご自慢なことが良くわかる一品です。予てから「きよめ餅」の餅生地だけ味わいたいと思っていた餅好きさんにはぜひ食べてもらいたい代物ですね。

原材料名砂糖(国内製造)、備中白小豆、水飴、餅粉、卵白、白玉粉、糯米、寒天 /トレハロース、加工デンプン、着色料 (赤3号、赤105号)

プラスチックケースに手作り最中の材料が入っているのでお手土産にはちょっと味気ない感じですが、完成してみると紅白の「きよめ餅」が映え上品にまとまりました。あんこも上質な備中白小豆を使っているので風味がよい最中に仕上がります。

こちらは【催事限定】商品だそうですが、おいしかったので通常商品として展開してもらえると嬉しいなぁ。

『信州·上田 真田石』焼き菓子 黄身餡

『真田石』《御菓子処 千野》
▪︎販売価格:1個150円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より20日間
▪︎原材料名:小麦粉、砂糖、卵、バター、練乳、練りあん、くるみ/膨張剤
▪︎特定原材料等:小麦粉、卵、乳成分、くるみ

城が栄えたところにはおいしい和菓子屋さんあり…日本100名城巡りで楽しみのひとつとしているのが地元の銘菓を味わうことです。

今回訪れたのは不落城として知られる「上田城」に程近い《御菓子処 千野》さん。購入したのは『真田石』という菓銘の焼き菓子です。これは、本丸東虎口の石垣にある巨大石「真田石」をモチーフとしたもの。ゴツゴツした岩肌を長野県の特産品くるみで表しました。

ほろりとほどけるクッキー生地の焼き加減と中の黄身あんが相性抜群。日持ちもするのでお土産にも良さそうな一品です。

『桃の菓』桃羊羹&みじん羹

『桃の菓』《亀屋良長》
▪︎販売価格:1本1,512円(税込)
▪︎箱サイズ:約11×6×4.5cm 約220g
▪︎賞味期限:製造日より14日間
▪︎特定原材料等:乳成分・大豆・もも
▪︎栄養成分表示:1本あたり 405.9kcal

桃とレモンは意外な組み合わせでしたね。『桃の菓』はさっぱりといただける夏限定の棹菓子です。

桃羊羹と乳酸菌飲料入りみじん羹の二層の上に、白ワインでコンポートした白桃·スライスレモンを交互に重ねました。隠し味のミントリキュールが爽やかな後味をもたらしています。

原材料名砂糖(国内製造)、牛乳、桃、赤桃、手芒豆、白小豆、レモン、還元水飴、餅米、水飴、ブドウ糖、転化糖シロップ、寒天、ピスタチオ、ミントリキュール、白ワイン / トレハロース、酸味料、香料、大豆多糖類
※アルコール分を含みます

棹菓子は量が多いのでなかなか買うのに躊躇しますが、あっさりとした味わいであっという間にペロリ。季節限定の棹菓子シリーズ、大変おいしかったので他の季節のものもいただきたくなりました。

春『いちご摘み』ホワイトチョコレート×白餡の羊羹&いちご入り餅羊羹 &いちご·白桃·みかん錦玉羹
秋『山の幸』マカデミアナッツ入り羊羹
栗·柿·いちじく·小豆·くるみ
冬『雪遊び』柚子羊羹&上南羹
りんご·グランベリー·柚子·マカデミアナッツ·かぼちゃの種·いちじく
お正月·立春『笑み福』小倉羊羹
黒豆·小豆·栗·くるみ

『西瓜』すいか果汁入り錦玉羹&羊羹製

『西瓜』《和の菓さんのう》
▪︎販売価格:1個500円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎原材料名:砂糖、白餡、小豆、水飴、スイカ果汁、寒天、黒ゴマ / トレハロース、食用色素(赤102号、黄色4号、黄色5号、青1号)
▪︎特定原材料等:ごま

夏の果実『西瓜』を錦玉羹と鮮緑(せんりょく)色に染められた羊羹、はらりと振った黒ごまで表した一品です。三角に切り分けられているのでスイカのようにかぶりつきたい!と思わす意匠で楽しさに満ちています(実際は手のひらサイズなので、そぉっと黒文字でいただきます)。

スイカ果汁入りの錦玉羹は特殊な作り方をしているそうで、色合いだけではなく思った以上に西瓜の味わいがしますよ。

⏬今月の季節の上生菓子セット

左上から時計回りに
▪︎『西瓜』西瓜錦玉製&羊羹製
▪︎『金魚鉢』練りきり製 小豆こし餡
▪︎『向日葵』きんとん製 道明寺芯
▪︎『木槿』本葛製 白餡&小豆こし餡
▪︎『うたかた』ほうじ茶みぞれ羹&大納言鹿の子製
▪︎『桔梗』カルピス羹製 レモンピール
1箱6個入り 2,900円(税込)

『花いんげん最中』最中皮製 小豆こし餡

『花いんげん最中』《菓匠 清月堂》
▪︎販売価格:1箱5個入り 1,188円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より10日間
▪︎特定原材料等:小麦粉、卵
▪︎栄養成分表示:1個44gあたり 133kcal

草津温泉に訪れた際にお土産に選んだのは特産品の「花いんげん豆」を使った御菓子。キュートなお豆の形状をしているのがポイントの最中です。草津温泉では「温泉まんじゅう」や「湯もみプリン」「串ぬれおかき」など色んな食べ歩きを楽しみました。遠方なので何度も行けませんが、旅の思い出とともに食べる御菓子は格別な味わいです。

原材料名小豆、グラニュー糖、花いんげん豆、もち米、寒天 / 甘味料(ソルビトール)

半分に割ってみると大きな花いんげん豆の蜜煮がお目見えしましたよ。

●「花いんげん豆(花豆)」の特徴

◇標高1,000m以上、夏の冷涼な気候のみで育つ大きな実の「べにばないんげん」のこと。標高が高いほど大粒になる。
◇吾妻地域で作られるものは特に「高原花豆」とされる。
◇あっさりとしつつも、ほのかな甘みが感じられる。煮豆にして食することが多い。
◇食物繊維が豊富な豆類の中でもトップクラス。カリウムやナイアシンなどの栄養素も多く含まれている。

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