【日本100名城の旅】山口県の100名城制覇!萩城·岩国城を一挙紹介

日本100名城

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

ゴールデンウィークを利用して中国地方の日本100名城巡りに行って来たことをうけて、前回は岡山県の4城をご紹介しました。今回は山口県編。山口県は[萩城]と[岩国城]の2城ですが、どちらも天候に恵まれ堪能できました。

2025年5月3日萩城(萩市)毛利36万石の主城跡(石垣と土塀で囲った本格的な山城)
初代藩主 毛利輝元
2025年5月4日岩国城(高梁市)四重六階の桃山風南蛮造 
初代藩主 吉川広家

萩城~萩城跡指月公園·志都岐山神社·花江茶亭

萩城は、慶長9年(1604)関ケ原の戦いに敗れた毛利輝元氏が指月山麓に築城した平山城で、別名「指月城」と呼ばれています。天守、櫓などの建物は明治7年(1874)に解体され、現在は石切り場の跡や志都岐山神社(旧本丸跡)、花江茶亭などを見ることができます。ちょうど、萩城入り口の「志都岐山神社」の石柱に鳩がとまっていた瞬間をパシャリ。

桜の名所と云われる萩城。桜の季節は終わり、爽やかな青葉が志都岐山神社の鳥居を囲んでいました。志都岐山神社のふもとには、花弁が純白色でガクが緑色の珍しい桜・ミドリヨシノが1本あるそうです。日本では萩でしか見ることのできない貴重な桜で、山口県の天然記念物に指定されています。今度はぜひその桜が咲く頃に訪れたいものです。

⏫志都岐山神社前の庭池に架かる石橋「万歳橋」。こちらは、元々「藩校明倫館」にあった太鼓橋を移築したものです。

⏫志都岐山神社。こちらには毛利元就、隆元、輝元、敬親、元徳の五柱を祭神として、初代から12代まで萩藩歴代藩主が祀られています。

天守から眺める指月山。西日本有数の温暖帯照葉樹林として日本でもまれにみる成熟した森林であることから、国の天然記念物に指定されています。

⏬花江茶亭。ちょうど萩大茶会が開催されていました。気軽な野点形式の茶会でどなたも寛いでいらっしゃいました。。

御菓子は牡丹に見立てた上生菓子(きんとん製)。萩ガラスの抹茶茶碗は初めて見ましたが素敵でしたね。

住所〒758-0057 山口県萩市堀内1-1

□萩循環まぁーるバス(西回り)「萩城跡・指月公園入口・北門屋敷入口」バス停より徒歩5分
□中国道美祢東JCT経由小郡萩道路絵堂ICから車で約20分 萩市指月第一駐車場から徒歩約4分
電話[指月公園料金所]0838-25-1826
日本100名城スタンプ[スタンプ設置場所]本丸入口料金所
開館時間:【4~10月】8:00~18:30【11~2月】8:30~16:30【3月】8:30~18:00

観覧料:【大人・大学生・高校生】 220円【中学・小学生】 100円
休日年中無休

萩城に来たらぜひ城下町や周辺スポットにも足を運びたいもの。萩は、2015年に城下町と一緒に世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産に登録されています。(「松下村塾」「萩城下町」「萩反射炉」「恵美須ヶ鼻造船所跡」「大板山たたら製鉄遺跡」の計5資産) ※幕末から明治にかけて国の形を大きく変え、短期間で産業化に成功した稀有な歴史に価値があるとされた。

⏫全長51mにも及ぶ長大な長屋「旧厚狭毛利家萩屋敷長屋」。屋根は一重入母屋造り瓦ぶきで、式台および縁付で中間部屋もある代表的な武家屋敷長屋となっています。

岩国城~岩国城天守·錦帯橋·岩国シロヘビの館

慶長13年(1608)、蛇行した錦川に囲まれた天然の要害の地である横山に初代岩国藩主·吉川広家が築城した「岩国城」。岩国城の天守はロープウェーに乗って徒歩10分程度のところにあります。昭和37年(1962) に外観復元された四重六階の桃山風南蛮造の姿を拝むことができます。※南蛮造(唐造)とは最上階をその下階より大きく造り、その間の屋根を省略した様式

⏬「大釣井(おおつるい)」。築城と同時に作られた大井戸で、非常脱出口であったとも云われています。

⏫一国一城令により天守台の石垣も破却するように命じられたそうです。ところが下部約1/4が地中に埋まって残っており、平成7年に古式穴太積(こしきあのうづみ)石垣が発掘復元されました。

⏫天守閣内には錦帯橋の精密模型や写真、武具や甲冑などが展示されています。

⏫天守閣からは吉香公園、城下町、錦帯橋から岩国市内一面、瀬戸内海の島々や四国、宮島までが一望できます。

住所〒741-0081 山口県岩国市横山3

□山陽本線「岩国駅」または山陽新幹線「新岩国駅」からバス約20分⏩「錦帯橋バスセンター」徒歩10分⏩「山麓駅」乗換[ロープウェー]
電話[津山市観光協会]0868-22-3310
[鶴山公園]0868-22-4572
日本100名城スタンプ[スタンプ設置場所]ロープウェー乗り場、岩国城受付窓口
開館時間:9:00~16:45(最終入館16:30)
観覧料:大人270円 小学生120円
※セット券(錦帯橋・ロープウェー・岩国城)割引あり
休日ロープウエー点検日

岩国城に訪れたなら[錦帯橋]にも足を運びましょう。遠目から眺めてもその見事さには舌を巻くばかり。巻きガネとカスガイを使った「木組みの技法」で造られた独創的な構造の橋となっています。2023年10月28日(土)放映のブラタモリ「美の極み 錦帯橋~錦帯橋にはなぜ世界唯一の美しさがある?~」で紹介されたこともあるスポットです。[錦帯橋]から眺める「岩国城」もなかなか乙なものですよ。

錦帯橋の入り口にてセット券の購入&ロープウェーの待ち時間の表示があります。時間を見ながら天守or錦帯橋のどちらを先に行くか決めるのもよいと思います。近くにお土産屋さんもあるのでブラブラ散策するのも楽しいですよ。わが家は山口県名物·ういろうをいくつか購入しました。

[錦帯橋]を実際渡ってみると、遠目で見た見事な曲線は細かな階段でできています。景色に見とれて油断していると躓きそうになるのでご用心。

⏬ロープウェー乗り場付近にある「岩国シロヘビの館」。時間に余裕があればこちらも体験してみましょう。館内には体長180センチ・胴回り15センチと大柄だけど、おっとりとした大人しい性格のシロヘビに出会えます。シロヘビは昔から山口県岩国市に集中して生息し「神様の使い」として崇められてきた存在。パネル展示や「卵の丸のみ」体験など大人も子どもも楽しめる構成になっています。

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