こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
本日、7月7日は五節句のひとつ【七夕の節句】。古来、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考え、その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりです。めでたい反面悪いことにも転じやすいという考えから、お祝いとともに厄祓いもしていました。
五節句とは
- 1月7日 人日の節句【七草の節句】
- 3月3日 上巳の節句【桃の節句】
- 5月5日 端午の節句【菖蒲の節句】
- 7月7日 七夕の節句【笹竹の節句】
- 9月9日 重陽の節句【菊の節句】
7月7日に7本の針に美しい彩りの糸を通し、書道や裁縫の上達を祈った中国伝来の乞巧奠と日本古来の棚機津女の伝説が結びいて生まれた現在の七夕行事。元々は貴族の行事だったものが、江戸時代に手習い事の願掛けとして笹竹に短冊を飾る風習が庶民にも広がったと云われています。
今回は【七夕の節句】に肖って美しい和菓子をご紹介したいと思います。どうぞお楽しみください。
『七夕』練りきり製 栗あん

『七夕』《小布施堂》
▪︎販売価格:1個 432円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:1個あたり 131kcal
三色に染め分けされた練りきりで短冊を表し『七夕』の意匠としました。うっすらかかる氷餅は天の川でしょうか。細やかな粒が満天の星夜を思わせます。
「たなばたさま」で♪五色の短冊~♪と歌われる短冊の色は青(緑)・赤・黄・白・黒で構成されており、これは陰陽五行説にちなんだ色になっています。短冊には五行の色と人間性の徳を表す五色を掛け合わせて、それぞれの色に則した願いごとを書くとよいそうですよ。
陰陽五行説と五徳
- 青(緑)=木 「仁」人を思いやること、人間力を高める
- 赤 = 火 「礼」祖先や親など周りへのひとへの感謝
- 黄 = 土 「信」人を大切に思う、信頼感を育む
- 白 = 金 「義」義務や決まりを守る
- 黒(紫)=水 「智」学業向上
《小布施堂》さんの『七夕』はさしずめ「仁」「智」「義」といったところでしょうか。

原材料名 | 手芒あん(国内製造)、砂糖(国内製造)、栗、還元水飴、白玉粉、氷餅風菓子素材[餅粉、でんぷん、寒天]/トレハロース、着色料(ムラサキイモ色素、青1号、青2号、金箔) |
中は栗あん。季節の生菓子に「栗あん」が使われるのは《小布施堂》さんならでは!栗菓子が食べたいなぁと思ったときに真っ先に思い浮かぶ和菓子屋さんです。甘さ控えめな練りきりに栗あんのふくよかな甘みがいい塩梅でした。
今回ご紹介した和菓子店舗
《小布施堂》本店
住 所 | 〒381-0293 長野県小布施町808 Google Map □ 長野電鉄線「小布施駅」から徒歩10分 【高速道路】 ◇上信越道 須坂長野東ICから15分 ◇信州中野ICから7分 ◇小布施スマートインターから5分 |
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電 話 | 026-247-2027 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 年中無休 |
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