こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
1月5日から二十四節気では【小寒】に入りました。江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧」に依れば ※こよみ(暦)便覧は、江戸時代に出版された暦の解説書
冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故益々冷る也
【小寒】に入る日は「寒の入り」とも云われ「節分」まで一番寒さ厳しい時期となります。続く【大寒】のほうが寒さが厳しそうな字面ですが「小寒の氷、大寒に解く」で表されるように、この時期の寒さの方が身に堪えますね。
【小寒】の七十二候 | 名称 | 意味 |
初候 1月5日〜1月9日頃 | 芹乃栄(せりすなわちさかう) | 芹が生え始める頃。 |
次候 1月10日〜1月14日頃 | 水泉動(しみずあたたかをふくむ) | 地中で凍った泉の水が溶け、動き始める頃。 |
末候 1月15日〜1月19日頃 | 雉始雊(きじはじめてなく) | 雉が鳴き始める頃。 |
『干支 鶴乃子』マシュマロ×黄身餡
『干支 鶴乃子』《石村萬盛堂》
▪︎販売価格:1箱4個入り 810円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より28日間
▪︎特定原材料等:卵、ゼラチン
▪︎栄養成分表示:1個あたり 62kcal
鶴は古の頃から長寿·幸運·夫婦円満のシンボルとされてきました。『鶴乃子』は鶴が卵を抱えているさまを表現した、博多で100年以上愛されづつける銘菓です。干支が描かれた新年特別バージョンのパッケージは、新進気鋭の博多人形師·中村弘峰氏がデザインされたもの。子蛇が上手にとぐろを巻けるようになったのを親蛇が目を細めて眺めている情景を描いています。子の成長の喜び、家族の繋がりを祈願した縁起のよいパッケージとなっていますね。紅白の包み紙もおめでたい雰囲気を醸し出しています。
原材料名 | 砂糖(国内製造)、水飴、白生あん(手芒豆)、ゼラチン、加糖卵黄、コーンスターチ/トレハロース、香料 |
しっとり柔らかな生地の中に包まれているのは風味のよい黄味あん。つるんとした外側に比べて中の生地はふんわりと柔らかな質感になっています。黄身あんはねっとりした舌触りですが、甘さをおさえたまろやかな味わいに仕上がっています。
フフフ…半分に割ってみるとまるで半熟ゆで卵かのような見た目となりました。実は最初、手で千切ろうとしたのですが思いの外、むにゅ~んと伸びて切れなかったのです。それもまた、楽しかったですね。口に含んだときに、ふにゅっと押し返す絶妙な弾力が広く愛されてきた所以でしょう。軽やかな口どけに虜になりそうな一品です。
今回ご紹介した和菓子店舗
《石村萬盛堂》本店
住 所 | 〒812-0028 福岡県福岡市博多区須崎町2-1 MAP □ 西鉄バス「中洲」バス停から徒歩約3分 □ 福岡市営地下鉄空港線「中洲川端駅」から徒歩約5分 □ 西鉄福岡駅から徒歩約10分 |
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電話 | 092-291-1592 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
休業日 | 毎月第3水曜日 |
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