おすすめ和菓子『栗鹿の子』《孝和堂本店》【やっとかめ文化祭2023 和菓子企画】

おすすめ和菓子屋さん

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

今回【やっとかめ文化祭2023 和菓子企画】の旅で訪れたのは、豊国神社の大鳥居が聳え立つ真横に位置する和菓子屋《孝和堂本店》さん(【やっとかめ文化祭2023】は11月19日にて幕を閉じました)。

大鳥居に見守られ、80年以上中村の地に看板を掲げてきた老舗です。開放的な店舗で、ひっきりなしにお客さんが出入りしていました。店員さんも朗らかで居心地がいい空間です。

お店の看板商品「おはぎ」のあんこも毎日、生小豆から季節の変化に合わせて一から丁寧に職人さんが炊いているそうです。昨今、自家製餡で和菓子を作られるお店が減ってきました(私がご贔屓にしている和菓子屋さんのいくつかは自家製餡で頑張っていらっしゃいます)。そんな中「おはぎ」は、厳選された北海道十勝産小豆と季節ごとに全国の米産地を吟味した、その時期一番の餅米を使用して作られるこだわりの一品なんです。

手間隙かけたおいしい餡で作られた「おはぎ」や御菓子たちがお手頃なお値段で買えてしまうのは嬉しいかぎりですね。

【やっとかめ文化祭】とは
毎年10月下旬から11月上旬にかけて、名古屋のまちを舞台に伝統芸能の公演、歴史や文に出会う寺子屋・まち歩きなど、多彩なプログラムを開催する文化の祭典のこと。今年の【和菓子巡り企画】のテーマは「和菓子の原点に還って、名古屋の素朴な和菓子」。ナビゲーターは文筆家の甲斐みのりさんです。

【やっとかめ文化祭2023 和菓子企画】にエントリーされているのはシンプルなおはぎ。あんこのおいしさについては「あんこトークと和菓子づくり体験」にて実食済みです。お店の方がどの御菓子でもokですよと仰ってくださったので、お言葉に甘えて栗の御菓子を購入することにしました。垂れ幕の「秋栗八作」が気になっていたもので有難い!

きな粉·あんこ·もち米のシンプルな組み合わせがゆえに素材の味をしっかり感じます。真っ赤な大鳥居の横にあって、昔から地域に愛される雰囲気が素敵です!

甲斐みのりさんのコメント

11月25日·26日は創業八十六年を記念して、来店された方に「おしるこ」と商品券のサービスが行われます(数に限りがございます)。お近くの方は是非とも足を運んでみてくださいね。

季節の上生菓子『栗鹿の子』

『栗鹿の子』《孝和堂本店》
·販売価格:1個320円(税込)
·賞味期限:製造日より2日間
·特定原材料等:なし

鹿の子製とは「鹿の子斑かのこまだら(鹿の背の白い斑紋)」に見立て甘く煮た豆を餡玉につけた御菓子のことをいいます。《孝和堂本店》さんのは餅を芯としつぶ餡で包み込んだ「おはぎ」仕様。「おはぎ」に大胆に配置された栗の甘露煮が如何にもおいしそうではありませんか。使用されているのは熊本県球磨地方の風味豊かな「球磨栗」。実は、熊本県は栗の生産高全国2位なのです。特に球磨地方は日本有数の栗産地。九州山地に囲まれた標高の高い場所に位置し、盆地特有の寒暖差が「球磨栗」のコクと甘味の高い実を育みます。

絶品の「球磨栗」と丹念に作られた《孝和堂本店》さんの餡が出会った『栗鹿の子』は自然の恵みを堪能できる一品です。

《孝和堂本店》さんの「おはぎ」は中の餅米が半づきよりも米粒が残った状態ですが『栗鹿の子』のはしっかりなめらかな餅状になっています。ゴロッとした栗、あんこの粒々を調和する繋ぎのような役割なのかもしれませんね。

今回ご紹介した和菓子店舗

《孝和堂本店》

住 所 〒457-0841
愛知県名古屋市中村区鳥居通5-32

·名古屋市営地下鉄東山線「中村公園」駅1番出口より 徒歩1分
電話
Fax
052-471-6246
052-461-0790
営業時間8:30~18:30
休業日月曜日(祝日は営業)

コメント

タイトルとURLをコピーしました