こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
旅の楽しみのひとつに、地元のおいしい和菓子を見つけることがあげられます。日本100名城のいずれかに出掛けるときは、近くに美味しそうな和菓子屋さんがないかリサーチしてから行くようにしています。城下町には、今でも暖簾を掲げる老舗の和菓子屋さんが健在だったりしますしね。時間的余裕がなくて行けないこともありますが(城をたくさん廻ることが優先される…)、目当ての店にたどり着けたときは喜びもひとしおです。
「甲府城・武田神社の旅」だと人気なのは『桔梗屋信玄餅』ですが、今回は趣向を変えて《甲府凮月堂》さんの『黒玉』をご紹介したいと思います。
『黒玉』黒糖羊羹衣
『黒玉』1個140円 賞味期限2日《甲府凮月堂》
昇仙峡~甲府城のルートでへとへとの足で向かったのは、明治27年(1894年)創業の《甲府凮月堂》さん。甲府駅にほど近い商店街の一角に、さっぱりとした店構えで一見さんでも入りやすそうな雰囲気の和菓子屋&茶寮です。
地元で贔屓にされている店らしく、上生菓子の値段設定が破格で驚きました。ショーケースのなかにあるのは140~200円くらいで、旅先でなかったらいくつも買い求めていたことでしょう。その中でもひときわ異彩を放っていたのが漆黒の和菓子『黒玉』。艶やかな見た目、ころんとした愛らしさ、いったいどんな味なのかと気になります。
割ってみると、中から美しいうぐいす餡が表れました。黒糖羊羹で薄くコーティングされた青えんどう豆の餡は風味豊かで、独特な味わいの黒糖との相性は抜群です。しっとり柔らかな口当たり、芳醇な香りにうっとりしました。近所だったら通ってしまいそうな美味しさですね。夏場は、少し冷やしてから食べてもおいしいかもしれません。
おまけ♪『甲斐古餅』
『甲斐古餅』1個120円 賞味期限14日間
もうひとつ気になったのは、こちらの『甲斐古餅』。シンプルなパッケージに包まれた玄米粉製の餅です。黒糖風味の玄米粉餅にクルミの食感がアクセントになっています。
気取らない一品なので、毎日のおやつに食べても飽きがこない味だと思いますよ。
今回ご紹介した和菓子店舗
《甲府凮月堂》
住所:山梨県甲府市中央1-1-23
甲府駅南口から徒歩12分
最寄りのバス停:常盤通り岡島百貨店前
電話番号:055-233-4554
営業時間 :9:00~19:00
年中無休(元旦休店)
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