こんにちは、きりこです。
先日「住民税決定通知書」が届いたので、寄付金税額控除が正しくなされているかの確認と、今年のふるさと納税額・商品の検討をすることにしました。
ふるさと納税の理念とは
- 納税者が寄付先を選択することによって、税金の使われ方に当事者意識が生まれる。
- 納税者になったとき生まれ故郷にも納税が出来て、恩返しが出来る。
- 地方自治体が納税者に施策や魅力を伝える取り組み行うことで、地方活性化に繋がる。
「子ども医療費受給者証」や「予防接種」の助成で、子どもは医療費の恩恵を受けたりしてますね。
私自身は、ずーっと同じ地域に居住してますが、「ふるさと納税」をすることで他の地方の取り組みを知れたのは良かったです。
まずは、「住民税決定通知書」を読みとこう
住民税決定通知書の裏面を見ながら金額を確認してみましたが…む、難しい。一般人には、暗号なのか!?レベルですよね。
ものすごーくざっくり言うと、
総所得ー所得控除(※)=課税所得
※社会保険料、生命保険料、少規模共済(iDeCo等)…etc.配偶者控除もここ。
課税所得×住民税の10%+均等割=今年度支払う住民税 なのですが、そこから更に控除出来るのが【寄付金税額控除】つまり「ふるさと納税」のことになります。ふぅ。
それなら、住民税支払額の全額「ふるさと納税」したらいいの?
…そんなわけない。「ふるさと納税」出来る額の上限は決められています。そんなに皆が「ふるさと納税」でよその地域に納税したら、居住地の収入源が枯渇してしまうかも知れませんもの。
参考:総務省ふるさと納税サイト
もう少し簡単に記載されているのを楽天トウシルで見つけましたので、ご紹介。
参照:ふるさと納税分がムダになったかも?5~6月に届いた通知の確認を!
実質2,000円の自己負担額を除いた全額が控除の対象になるのが「ふるさと納税」の魅力です。ただし、楽天トウシルの記事にあるように、そこには落とし穴が!【寄付金税額控除】の金額が、「ふるさと納税」額ー2,000より少ない場合、「ふるさと納税」をしすぎ(税額控除がされない部分)だったことが判明し…ガーンとなります。
寄付された自治体は多めに寄付してくれてありがとう✨となりますね。ちなみに、私は300円多めに寄付したようです。
「ふるさと納税」上限額をシミュレーションしてみよう
では、どうやったら「ふるさと納税」上限額をシミュレーション出来るのでしょうか?雑誌などで紹介されている上限額の目安は年収300万以上なので、私のような非正規低収入には参考になりません。そこで、まずは「ふるさと納税」のサイトで『かんたんシミュレーション』を利用しました。
200万円未満の年収でも「ふるさと納税」出来るんだぁ、ヤッター!…と、ここで終わってはいけません。そう、最初に書いた所得控除がポイントです。iDeCo等ある人は、詳細版シミュレーションへ。手元に「住民税決定通知書」を用意してやるとスムーズですよ。かんたん版と詳細版の両方シミュレーションすると、所得控除で「ふるさと納税」上限額が大分変わることが実感できると思います。
おっかしいなぁ、この金額を目安に「ふるさと納税」したはず…。微妙に誤差は出てしまうのかなぁ?謎です。
ワンストップ特例での「ふるさと納税」がおすすめ
税額控除を受けるためには確定申告が必要なのですが、ちょっと億劫さを感じてしまいますよね(会社で年末調整されている人達は特に)。そのため、お手軽に「ふるさと納税」を利用できる仕組みが【ワンストップ特例制度】です。「ふるさと納税」する先が5自治体以内であれば、確定申告しなくても【寄付金税額控除】を受けられるので、大変便利!商品を購入するときに「ワンストップ特例制度を“希望する”」にチェックすればOKです。(注)確定申告する予定の方は【ワンストップ特例制度】は利用出来ません。
「ふるさと納税」した自治体から《ワンストップ特例制度申請用紙》が来ますので、それに幾つかチェック&本人確認のコピーを添付して返送すれば完了です。後日、完了メールやお知らせ(証明書)が届きますので、保管しておきましょう。
私は数千円程度の「ふるさと納税」になりますが、夫は数万円単位で出来るので選択肢が多い…ただし、申請用紙を返送するのさえ億劫なようで、「ふるさと納税」に不向きな人だなぁと感じています。
「ふるさと納税」の返礼品あれこれ
「ふるさと納税」は【寄付金税額控除】が受けられるだけではなく、自治体からの返礼品も魅力のひとつですね。室戸市の「かまぼこセット」は、私が初めて「ふるさと納税」した記念の品《2018年ふるさと納税》。この時は3,000円の寄付でこの内容でしたが、過熱した返礼品競争で寄付金の上限30%(送料込み)までと是正されてからは似た内容で6,500円となってしまいました。
室戸市が「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されていることを知ったのも「ふるさと納税」がきっかけ。
《2017年ふるさと納税》カニが届いた時は、衝撃的でした。エイリアンみたい…その時、保育園児だった子どもは一瞬、怯えてました。
《2019年ふるさと納税》うなぎは嬉しいですね。
寄付金の使い道の選択肢も、自治体ごとの特色が出ていて興味深いですね。あと、家族間でも寄付金の使い道を何にするかで意見が分かれるのも、面白いところ。我が家だと、私は子育て支援、夫は健康・医療を選択しがちですね。
まとめ
【寄付金税額控除】や返礼品に注目がいきやすい「ふるさと納税」ですが、寄付をきっかけに地方自治体へ愛着がわくのもひとつの効用かなぁと感じています。所得控除がポイントと書きましたが、私自身は昇給(微々たる金額)&4~6月の標準報酬で社会保険料の等級が変わりそうなので、確定する9月までは「ふるさと納税」するのは見合わせる予定です。
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