こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
本日9月13日は【世界法の日】。国際的に法の重要性を認識し、国際社会で法の支配を徹底させることを目指す記念日として1965年に制定されました。
NHK連続テレビ小説「虎に翼」では日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ一人の女性の物語が描かれています。伊藤沙莉さん、好きなんですよねー💕なかなか通しで見られないのでBlu-rayを買おうかと思っています。9月18日にはクライマックスにむけて「虎に翼×米津玄師スペシャル」が予定されているとか。それだけでも録画しようかと検討中です。
さて今回は、秋を彩る美しい和菓子をご紹介したいと思います。どうぞお楽しみください。
『名月』栗入り黒糖羊羹
『名月』《和の菓さんのう》
▪︎販売価格：季節の上生菓子セット6個入り 2,850円(税込)
▪︎賞味期限：製造日より2日間
▪︎特定原材料等：なし
栗入り黒糖羊羹を土台に鮮やかな黄色に染めた餡をあしらい『名月』と銘うちました。
江戸の三大俳人·小林一茶が詠んだ句が思い浮かぶような美しい意匠ですね。空澄む秋に手を伸ばせば届きそうな大きな月。シンプルながらも目を奪われる一品でした。
今年は9月17日が十五夜、10月15日が十三夜(【後の月】)となっています。慌ただしい日常ですが、ゆるりと月見をするのも一興ですね。
| 「十三夜」とは 旧暦9月13日の十三夜は【中秋の名月(十五夜)】に次いで美しい月がみられる日とされ、食べ頃を迎える栗や大豆をお供えすることから【栗名月】とも呼ばれています。十五夜と十三夜の月見はセットとして考えられており、片方の月しか見ない「片月見」は縁起が悪いものとしてされていたそうです。 |
美しい月を「栗」ではなく餡で表現しているところにも興趣が感じられますね。表面を細かな模様で仕上げてあるので光の当たり方やアングルによって様相が変わり、まるで月そのものを愛でるかのような風情を楽しめます。
| 原材料名 | 砂糖(国内製造)、黒砂糖、小豆餡、栗、水飴、ラム酒/食用色素(黄色4号) |
半分に割ってみると、黄色に染めた餡がまるで半月のような断面になりました。偶々なのか、そのような仕掛けになっているのか分かりませんが、これまた愉快、愉快。
『小さな秋』胡麻入り羽二重餅製 小豆つぶ餡
『小さな秋』《和の菓さんのう》
▪︎販売価格：季節の上生菓子セット6個入り 2,850円(税込)
▪︎賞味期限：製造日より2日間
▪︎特定原材料等：卵、ごま
ふんわりと柔らかな羽二重餅で小豆つぶ餡を包み、色づく葉っぱを黄浅緑(きあさみどり)と淡黄(たんこう)に染め分けた練りきりで表現しました。本格的な紅葉はまだ先のことですが、ふと目にした季節の移り変わりに心を動かされた瞬間を切り取った意匠なのでしょう。
| 原材料名 | 砂糖(国内製造)、餅粉、小豆、卵白、白餡、、黒ごま寒天/食用色素(赤3号、赤106号、黄色4号) |
半分に割ってみると羽二重餅の柔らかな餅生地がより伝わりやすいですね。羽二重餅には黒ごまが入っていますのでプチプチした食感が楽しめます。
季節の上生菓子セット内容
左上から時計回りに
▪︎『紫式部』練りきり製 小豆つぶ餡
▪︎『秋桜』練りきり製 小豆こし餡
▪︎『焼き栗』栗きんとん製
▪︎『桔梗』ういろう製 小豆つぶ餡
▪︎『小さな秋』胡麻入り羽二重餅製 小豆つぶ餡
▪︎『名月』栗入り黒糖羊羹
1箱6個入り 2,850円(税込)
コスモスの語源は「秩序」「調和」「整列」を意味するギリシャ語のκόσμοςという言葉に由来しています。そこから、花弁が整然と並ぶこの花を「秋桜(コスモス)」と呼ぶようになったそうです。
毎年、色んな意匠で楽しませてくれる《和の菓さんのう》さんの『秋桜』。今年は御所染(ごしょぞめ)色に染めた練りきりにきめ細やかなスジが引かれたもの。花弁部分だけ中紅花(なかくれない)の練りきりを合わせて繊細な花弁が引き立つようになっています。
こちらは毎年お馴染みの『焼き栗』。ホロホロと口の中でほどける感じと栗の風味が堪らない一品です。
今回ご紹介した和菓子職人
フリーランス和菓子職人《和の菓さんのう》
| 製造者 | フリーランス和菓子職人 三納寛之 |
| 住 所 | 岐阜県瑞穂市野白新田337-1-102 |
| 電話番号 | 090-3834-3444 |
| 定期販売 日·場所 | ◇ 名古屋三越星ヶ丘テラス The Kitchen2階 毎月第２火曜日・第３日曜日 ◇ 岐阜県本巣市atelierフェリス 毎月第４水曜日 ※インスタグラムで予約可 |
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