6月に食べた和菓子9選【2025年】

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

6月もたくさん美味しい和菓子に出会いました。特に6月16日は【和菓子の日】ですので、今年も色んな和菓子をご用意してお祝いしましたよ。

それでは、6月に食べた中から厳選した和菓子をご紹介いたしましょう。

『杏ひとつぶ』桃山製 杏入り

『杏ひとつぶ』《御菓子老舗 塩瀬総本家》
▪︎販売価格:1個 432円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より約1ヶ月
▪︎特定原材料等:卵、乳成分
▪︎栄養成分表示:1個あたり 134kcal

桃山生地は表面がひび割れやすいので、案外持ち運びに注意を要する和菓子です。おいしいのは分かっているけどなかなか手を取らないのは、その繊細さやこっくりとした甘さが理由かもしれません。それでも『杏ひとつぶ』を購入してしまったのは、パッケージデザインの雅やかさと杏がまるごと入っているという贅沢さに心惹かれたから。

原材料名白練餡(国内製造)、杏、卵、バター、寒梅粉、砂糖(国内製造)、水飴、味醂/ソルビット、クエン酸、クチナシ黄色素、漂白剤(次亜硫酸Na)

杏の甘露煮を白餡で包んだ『杏ひとつぶ』。杏の甘酸っぱさとコリッとした食感が堪能できる一品です。ホロホロほどける桃山生地とのバランスも絶妙な仕上がり。上質な焼き菓子なのでお手土産にも良さそうですね。

『暦 七変化』琥珀糖

『暦 七変化』《京菓子司 亀屋良長》
▪︎販売価格:1箱 1,080円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より20日間
▪︎特定原材料等:卵
▪︎栄養成分表示:1箱あたり 181kcal

琥珀糖って透明感あふれる仕上がりが魅力的。《亀屋良長》さんの[暦]シリーズは季節の情景を描いた干菓子の小箱です。今月のテーマは「紫陽花」。パッケージのカードは雨に咲く紫陽花が、まるでコロコロ転がるような遊び心あるデザインとなっています。

原材料名砂糖(国内製造)、餅粉、寒天、卵白、梅リキュール/着色料(赤3号、青1号)

中を開けると薄浅葱(うすあさぎ)·淡紅色·薄紫の紫陽花が行儀よく並んでいます。菓銘の『七変化』は紫陽花の別名。花の色が開花から日が経つにしたがって徐々に変化することからそう呼ばれています。シャリシャリとした食感とほんのり香る梅酒の風味が楽しめる一品です。

『葛流し 北野の梅』葛きり(梅蜜入り)

『葛流し 北野の梅』《有職菓子御調進所 老松》
▪︎販売価格:1個 594円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より約150日間
▪︎特定原材料等:なし ※蜂蜜使用
▪︎栄養成分表示:1個(110g[梅蜜15g含むむ])あたり 98kcal

口あたりが良い葛製の御菓子は夏の定番。葛切りも昨年食べてこんなにおいしいものかと目から鱗でした。《老松》さんの『葛流し 北野の梅』は梅の風味が堪能できる葛切りです。梅好きには堪らない味わいですね。

原材料名 【葛切】梅シラップ(国内製造)、還元水飴、洋酒、砂糖、寒天、葛粉/ゲル化剤(増粘多糖類)、pH調整剤、酸味料【梅蜜】砂糖(国内製造)、梅シラップ、還元水飴、梅酒/酸味料

添付の「梅蜜」はたっぷりと入っています。葛切りのみでもほのかに梅の香りがしますが、梅蜜をかけると芳醇さが増しますね。甘酸っぱい梅を喉ごし滑らか、こしのある舌触りの葛切りとともにいただきました。

京銘菓『復刻 雲龍』村雨製

京銘菓『復刻 雲龍』《京菓子司 俵屋吉富》
▪︎販売価格:1本(半棹) 1,296円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より【春季·秋季】20日間【夏季】15日間【冬季】25日間
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:100gあたり 258kcal

『雲龍』は七代目菓匠・石原留治郎が京都・相国寺が所蔵する「雲龍図」(狩野洞春筆)に感銘を受けて作り上げた棹菓子です。雲にのる龍の荘厳で雄々しい姿を菓子で表現できないかと長年にわたり試行錯誤したうえ出来上がった逸品と云われています。押しも押されぬ代表銘菓ですが、小豆餡を使った通常バージョンと丹波大納言小豆を使ったスペシャルバージョンがあります。そしてスペシャルバージョンは京都の直営店でしか手に入らないとか。今回は偶々【大京都展】にて購入することができました。

原材料名砂糖(国内製造)、小豆、丹波大納言小豆、還元水飴、米粉、餅粉、寒天/トレハロース

ホロッと口の中でほどける村雨餡のしっとりさに驚きを感じながらもじっくりと味わいました。丹波大納言小豆は風味豊かで子どもも大好きな味わいです。

『夏蜜柑丸漬』夏みかん菓子

『夏蜜柑丸漬』《光國本店》
▪︎販売価格:1個 1,458円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より約1ヶ月(冷蔵保存の場合)
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:100あたり 285kcal

蜜漬けされた夏蜜柑の皮に上品な甘さの白羊羹を詰めこんだ『夏蜜柑丸漬』。あまりの大迫力にこんなに食べられるかしら?と心配になってしまいますね。でも、ご安心を💕夏蜜柑のほろ苦さがいい塩梅で、皮のシャキシャキ感も相まって重たくなく食べられるんです。

原材料名夏みかん(山口県萩市産)、砂糖(国内製造)、寒天、白あん(手芒豆、いんげん豆)

薄くスライスしてお茶請けとしていただくもよし。夏蜜柑の皮だけ、羊羹だけ…なんて色んな楽しみ方をできる一品です。お酒のおつまみとしてもおいしくいただけますよ。

『紫陽花』羽二重餅製 大納言小豆つぶ餡

『紫陽花』《美濃忠》
▪︎販売価格:1個 378円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:卵

紫陽花をテーマにした和菓子は6月の代表格ですね。今年もたくさんの「紫陽花」をいただきました。《美濃忠》さんの『紫陽花』はふわふわの羽二重餅に紫陽花に見立てた錦玉を散らした一品です。透明感溢れる錦玉羹を使うことで、雨に濡れて艶やかな花姿を彷彿させる意匠となっています。

原材料名砂糖(国内製造)、小豆、いんげん豆、餅粉[米(国産)]、卵、澱粉、寒天/着色料(青1号、赤3号、黄4号、黄5号、赤102号、赤106号)

中は大納言小豆のつぶ餡。柔らかな羽二重餅に時おり混じる小豆の粒がいいアクセントです。

『あめのいろ』ライチ風味錦玉羹&淡雪羹

『あめのいろ』《和の菓さんのう》
▪︎販売価格:季節の上生菓子セット6個入り 2,950円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:卵

『あめのいろ』という菓銘が素敵ですね。雨の日は雲に覆われて空の色は見えないのに、雨の滴を表すとき空を反映した青を真っ先に思い浮かべるのはどうしてなんでしょう。面白いものです。

《和の菓さんのう》さんの『あめのいろ』は錦玉羹で水色がうっすらとしているところに風情を感じます。食べてみるとライチ風味の錦玉羹となっていて涼やかな気分が味わえました。

原材料名砂糖(国内製造)、水飴、白餡、卵白、洋酒、ライチ果汁、寒天/食用色素(赤102号、赤3号、赤106号、黄色4号、黄色5号、青1号)

半分に割ってみると重なりあっていた淡雪羹、水玉、錦玉羹がくっきりと見てとれます。まるで水たまりが浮かんでいるみたいで、これはこれで楽しい。

⏬今月の季節の上生菓子セット

左上から時計回りに
▪︎『紫陽花』羽二重餅製 小豆つぶ餡
▪︎『撫子』練りきり製 小豆こし餡
▪︎『青梅』ういろう製 梅甘露煮入り白餡
▪︎『あめのいろ』ライチ風味錦玉羹&淡雪羹
▪︎『沢蛍』本葛製 小豆こし餡
▪︎『枇杷』ういろう製 白餡
1箱6個入り 2,950円(税込)

『よもぎ羽二重』蓬入り羽二重餅

『よもぎ羽二重』《尾張菓子 きた川》
▪︎販売価格:2個入り 801円(税込)
▪︎販売期間:3月初旬~6月下旬
▪︎賞味期限:当日中
▪︎特定原材料等:卵
▪︎栄養成分表示:1個あたり 104kcal

蓬のほろ苦さ、爽やかな香気が楽しめる『よもぎ羽二重』。真っ白な羽二重餅もいいけれど落ち着いた緑も心和ますものですね。見た目だけでも生地のきめ細やかさが伝わってくるようで、食べる前から期待がもてる一品です。

原材料名小豆(国産)、砂糖、白玉粉、卵白、水飴、寒天、よもぎ、片栗粉

中は北海道産の自家製こし餡。あっさりと上品な甘さで蓬の風味を引き立てています。軽やかな味わいですので、夏場でもペロリと食べられちゃいます。

『あんずとはちみつ ころ』琥珀糖

『あんずとはちみつ ころ』《柏屋つちや》
▪︎販売価格:1箱5個入り 1,296円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より3週間程度(常温保存)
▪︎特定原材料等:りんご
▪︎栄養成分表示:100gあたり252.3kcal

杏のドライフルーツを常備しているくらい杏が好きなので、一風変わった杏の御菓子があると聞けば食べたくなってしまうもの。《柏屋つちや》さんの『あんずとはちみつ ころ』は瓢箪の形をした和菓子×洋菓子の新感覚な一品です。菓銘の最後にある「ころ」とは何ぞやと思い調べたところ、瓢箪の別名を表し「葫盧」と漢字で表記されるとのこと。「ころ」という音の響きが面白いですね。

原材料名砂糖(国内製造)、アプリコットピューレ、はちみつ、白あん、レモン果汁/クエン酸、ゲル化剤(ペクチン:りんご由来)

食感も少し変わっていてクニュッとしています。子どもは《亀広良》さんの『いちまいのみず』を食べたときの感覚に似ていると言っていました。

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