こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
10月23日より二十四節気【霜降(そうこう)】に入ります。江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧」に依れば ※こよみ(暦)便覧は、江戸時代に出版された暦の解説書
朝晩の冷え込みが一層厳しくなり、朝昼との寒暖の差ができ、紅葉が鮮やかになっていく季節の到来です。
【寒露】の七十二候 | 名称 | 意味 |
初候 10月23日〜10月27日頃 | 霜始降(しもはじめてふる) | 氷の結晶である、霜がはじめて降りる頃 |
次候 10月28日〜11月1日頃 | 霎時施(こさめときどきふる) | ぱらぱらと通り雨のように雨が降りはじめる頃。初時雨は、人々や動物たちが冬支度をはじめる合図だといわれている |
末候 11月2日〜11月6日頃 | 楓蔦黄(もみじつたきばむ) | もみじや蔦が色づいてくる頃 葉が赤色に変わることを「紅葉」と呼び、銀杏のように黄色に変わることは「黄葉」と呼ぶ |
和菓子も軽やかなものよりどっしりとした味わいのものが並ぶようになりましたね。そういえば、今年は《むらさきや》さんの水羊羹を食べ忘れたなぁ…と、売り場の『栗蒸し羊羹』を見てしみじみ感じ入りました。
『栗蒸羊羹』
『栗蒸羊羹』《御菓子 むらさきや》
▪︎販売価格:1棹2,160 円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:小麦粉、大豆
▪︎栄養成分表示:100gあたり 301kcal
店名の由来である、餡のおいしさを象徴する艶やかで深みのあるむらさき。《むらさきや》さんの羊羹は格別で、それ故、店頭のショーケースにピシリと並ぶ羊羹に毎回圧倒されます。
原材料名 | 砂糖(国内製造)、小豆、栗、小麦粉、味醂、醤油、食塩、カラメル/膨張剤 |
「栗蒸し羊羹」といえば一般的には羊羹×栗の甘露煮をイメージされるでしょう。ここ名古屋(尾張·三河地方含む)では、栗蒸し羊羹に醤油or味噌ベースの「松風」との二層式のものが主流です。ふわりとした松風とどっしりとした栗蒸し羊羹の合わせ技は妙味があるんですよねー💕食感の違いも然ることながら、松風の仄かな塩味が栗蒸し羊羹の風味を引き立てているのです。
別の和菓子屋さんのものをいくつか食べたことがありますが、松風と栗蒸し羊羹の割合は大体3:7ぐらい。《むらさきや》さんの羊羹の場合、松風と五分で丁度よい塩梅に仕上がっています。一口ごとに味わいが深まってくる、そんな贅沢な『栗蒸し羊羹』なのです。
最後に、JR 高島屋の和菓子バイヤー·畑 主税氏が以前こんなことを仰っていました。
今回ご紹介した和菓子店舗
《御菓子 むらさきや》
住所 | 〒468-0061 愛知県名古屋市中区錦2丁目16番地13 □名古屋市営地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅 1番出口より徒歩3分 |
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電話 | 052-231-5427 |
営業時間 | 月曜日~金曜日:9:00 〜 17:00 土曜日:9:00~15:00 |
休業日 | 日曜日·祝日 |
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