【2025年】歌会始にちなんだ和菓子『御題羊羹 夢さやか』《とらや》

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

本日1月22日、お正月の宮中行事【歌会始の儀】が開催されました。今年の御題は「夢」。「夢」の文字が詠み込まれていればよく「夢幻」「夢中」「夢路」などの熟語でも可とされています。一般入選者10人のうち最年少は宮崎県延岡市の延岡学園尚学館高等部1年の森山 文結さん16歳、最年長は長野県佐久市の元エンジニア金井寛さん77歳。

御題御題
平成24年    【岸】 平成30年    【語】 
平成25年【立】平成31年【光】
平成26年【静】令和2年【望】
平成27年【本】令和3年【実】
平成28年【人】令和4年【窓】
平成29年【野】令和5年【友】
令和6年【和】

【歌会始の儀】の終わりに翌年の御題が発表されます。和菓子職人たちは、そのテーマに沿った御菓子を約一年かけて作り上げるのです。

さて「夢」をテーマにどんな御題菓が出来上がったのかみてみましょう。

【御題菓(おだいか)】とは
毎年1月に開かれる、天皇が指定した御題に合わせた和歌を詠み披露する官中行事【歌会始(うたかいはじめ)の儀】。その歌のテーマをもとにして作られる創作和菓子のこと。

『御題羊羹 夢さやか』煉羊羹&道明寺羹&琥珀羹

『夢さやか』《とらや》
▪︎販売価格:中形(330g) 2,160円(税込)
▪︎販売価格:2024年11月下旬~2025年1月中旬
▪︎賞味期限:製造日より60日間
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:100gあたり 277kcal

「さやか」とは「はっきりとしているさま」を意味する言葉です。《とらや》さんの「夢」は心に描いた夢がはっきりと定まっていくさまを、煉羊羹·道明寺羹·琥珀羹で表したもの。儚さではなく未来への力強さが感じられる一品です。

原材料名砂糖(国内製造)、豆類(白小豆、手芒、福白金時豆)、道明寺粉、砂糖結合水飴、寒天/コチニール色素、クチナシ色素

琥珀羹の薔薇色、道明寺羹の中紅花(なかくれない)、煉羊羹の紫式部(色)の三色のグラデーションが美しいこと!“はっきりと定まる”を濃き色で表現すると考える方、明るく華やかな薔薇色をそう捉える方、それぞれ解釈が違い風雅な意匠といえますね。

プリッとした弾力の錦玉羹に道明寺羹のつぶつぶが混じり合い食感に楽しさを生んでいます。羊羹って甘そうなイメージですが透き通るような甘さとでもいいましょうか。この絶妙さ加減が、さすが《とらや》さん!新年早々、贅沢な御菓子をいただきました。

今回ご紹介した和菓子店舗

《とらや》ジェイアール名古屋タカシマヤ売店

住 所 〒489-0867
愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 ジェイアール名古屋タカシマヤ 地下1階 和菓子売場
電話052-566-8546
営業時間百貨店の営業時間に準じます
休業日百貨店の定休日に準じます

《とらや》赤坂本店&虎屋茶寮

住  所〒107-0052
東京都港区赤坂4-9-22
・東京メトロ丸の内線、銀座線「赤坂見附」駅A出口より徒歩7分
駐車場:9台
電 話
Fax
03-3408-2331
03-3408-4135
営業時間【物販】
[平日]9:00〜19:00 [土日祝]9:30〜18:00
【虎屋茶寮】
[平日] 11:00〜18:30 ラストオーダー18:00 
[土日祝] 11:00〜17:30 ラストオーダー17:00
定休日毎月6日(12月を除く)

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